My life! after diagnosed with BC

緩和ケア→カウンセリング初体験

おいしくビストロランチを楽しんだら診察開始。

13:30 緩和ケア
13:45 造影剤のルート確保
14:00 婦人科検査
14:15 CT
15:00 乳腺

・・この予約、予定通りに進むことはあり得ないだろうなー。
今日は長丁場の予感しかしない。

先ずは緩和ケアから。
予約より早いけれど受付してみたら、すぐに呼ばれる。
珍しくスクラブ着用の緩和ケア主治医と、最近どうですか?なにか処方は要りますか?といつも通りのやりとり。夏に向けて時々暑くなり始めたので、加味逍遙散を処方してもらう。

まだどうしようかなー、と心のどこかで迷ってもいたけれど、遺伝カウンセリングの時のこと、話をすると感情の波に負けることを話してみる。
話している途中で、今日もやっぱりぼろぼろ涙が出る。
mylifeafterbc.hatenablog.com

泣いてしまう自分に、「あーだからこの話するのイヤなのに・・」と思いつつも、このまま放っておいても時間薬では解決しそうにないし、だからといってずっとこのままではこの先困るだろう、思い立った時に対峙しよう、と腹を括る。

先生曰く、「○○さんはここ(胸の辺りをおさえて)のがんで、他の場所のがんの方とはちょっと違う。喪失感があるので(その状態、いつまで経っても泣くこと)不自然ではない」とのこと。同じような方は他にもいるし、普段は大丈夫なのであればそのままでもいい。よそで自由診療のカウンセリングを受けてもいいし、臨床心理士がいるのでここでカウンセリングをしてもいい。一度お試しでカウンセリングしてみますか?とカウンセラーを紹介される。

呼ばれたカウンセラーに、先生が一通りの経歴(?)を説明してくれる。
その後、なかなか視線があわないカウンセラーさんに連れられて別室に移動して面談。
改めて自分の口で状況を説明するうちに、また泣く・・。

どんな感情ですか?不安?恐怖?怒り?などと問いかけられながら、少しずつ涙が出る理由を探っていく。
あまりに不安定だからか、心の準備ができていなさそうだからか、予約外で時間があまりないのか、本当の理由はわからないけれど、本題に切り込むのは今日は止めましょうと先ずは趣味や生活のことを聞かれる。

人間は慣れる生き物なので、少しずつ気持ちを話していくことで最終的には大丈夫になるのだという 。
例えば、高いところが怖い人に、突然がけっぷちに立つように言うと恐怖でできないけれど、先ずは極低い台に乗ってもらう、大丈夫なら次はもう少し高い台に乗ってみる…というようなやり方で少しずつ慣らすことで恐怖心を克服できるのだそう。

・・自分の気持ちをあまり言葉にしないで溜め込んだからなのかなあ。
誰かに言って心配されるのがイヤで、じゃあ代わりに、と書くことで自分の気持ちと向き合ってきたつもりだったのだけど、やっぱり口にして誰かに吐き出さないと解決しなかったのだろうか。

でも、身近な人に自分のストレスを肩代わりしてもらうのは気が乗らなかったのだから仕方がない。
身近な人に自分の辛さを肩代わりさせるのはイヤだったけれど、それが生業のカウンセラーになら後ろめたさを感じずに話せるだろうか。

最後に次の面談までの間自分でできることとして、「自律訓練法」をやってみてほしいと紙を渡される。

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ざっとみた感じ、ヨガニドラとちょっと似た感じ?

先ずは第三公式までやってみましょうと、リラックスして座って、呼吸を整えて、手の重さを感じて、足の重さを感じて、手の暖かさを感じて・・と順調に進んでいたのだけど、ふと「私、何でこんなところにいるんだろう、何でこんなことやっているんだろう」という感情が浮かんでしまう。
そこから自分が不甲斐ない気分が沸き上がって溢れ出して、涙が出てくる。
さっきまで順調に呼吸を整えていたのに突然泣き出したので当然中断。あーあ。

この「自律訓練法」は、1日3回やるのが医学的に効果的なことが実証されているのだそう。
朝晩はやります、昼はできる範囲でやります、と言ったら、朝・帰宅後&寝る前の3回でもいいんですよ、と3回実施を強く勧められる。

次回の緩和ケア受診がずいぶん先なので、来月カウンセリングだけ受けに来ることにする。

あーあ、今年になってから毎月通院している。術後以来の通院頻度。
元気になったと思っているのに、なんだかなあ・・。

いや、また美味しいランチを食べられると思おう!