My life! after diagnosed with BC

2歩進む

余計なことを考えないようにして座り続ける。

ポーンという呼び出し音が時々なるけれど、以前のように(個人情報ダダ洩れで)フルネームを呼ばれない、番号すら呼ばれないので、音がするたびに診察室の前を覗かなくてはならない。診察室前の椅子は限られているので、皆がいちいち立ち上がる。

ある番号は、いつまでも来なかったからなのか、何度か先生が番号を呼ぶ声がした。
看護師が番号を呼びながら患者を探して歩き回ってもいた。
私以外も、やっぱり表示だけでは気付きずらいのだろうなー。
先生は面倒だろうけれど、せめて番号で呼んでくれるとわかりやすいのだけど。

気付けば自分の番号が表示されていて、慌ててノックするけれど無音。とりあえずドアを開ける。え、誰もいないけど・・?
??と一回外に出て、入り口横に表示されている番号を確認してもう一度ノック。
今度はどうぞー、と聞き慣れた声がした。
その間、待っている人達が一斉にこっちを見ている・・。

「(席にいなかったから?)ごめんねー。遺伝子検査の結果が出たんだけど・・」と椅子に座りながら話始める。部屋に入るのが怖くて入り口付近に立っていたけれど、「良かったね。というか、結果は陰性だったよ」との言葉でほっとする。

止まっていた時間が動き出す感じで、ようやく椅子に座ることができた。
この感じ、デジャブ・・と思ったら病理の結果を聞きに行った時とそっくり。

mylifeafterbc.hatenablog.com

席にいなかったのは、ワクチン打ちに行っていたからなのだそう。

「読めるかもしれないけど、カウンセラーさんが日本語にしてくれたので。これね」とpatient copyと書かれた英文控えを2枚、日本語の解説を1枚渡される。

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いや、英文は全然読めないよ・・。
でもどちらにもはっきり緑のマイナスのマークが見える! 
なぜか陰性の結果が出る気が全くしていなかったので、不思議な気分。間違いじゃないんだよね、としつこく読み直す。

「陰性だったので、これからも検査は今まで通りでいいね。次回の予約も入っていたよね・・」と予約の確認をしている。

「先生、検査と言えばね・・」と健康診断の結果を見せる。

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「今までずーっとレントゲンで引っかかったことないのに、今年初めて引っかかったの。所見には心配ないと書いてあるけれど、既往歴があることは言っていない。それでも本当に心配しなくていい?」と健診結果を見せる。

「ふーん、胸膜肥厚・・」
「手術前にセカンドオピニオンで他でCT撮ったときに、肺に炎症の跡があるとは言われたけれど、それが右か左かとかは聞かなかった。その跡が今まで何年間もレントゲンで映らなかっただけなのか、今まではなかったけど新たに、ということなのかが気になって。告知病院でCT撮ったときには何も言われなかったし」と言うと、「そうかー、ここではCT撮っていないんだっけ。肺は大丈夫と聞いていたけど。。」と画像を探している。
ここでは撮っていないけれど、ちゃんとデータは持ってきてくれていたようで、CT画像が出てきた。
「ここのことを言っているのかなあ。肺と肺の間のところだね」と画像を見せてくれる。確かにちょっと突起のようになっているのが見えた。

「こうやって引っかかると検査が嵩むけど、一度ちゃんと見てみてもいいかもよ。造影剤なしでCT撮ってもいいけど、どうせ検査に時間を使うなら造影剤入れて見てみたら?」と言う。

ちょっと意外、レントゲンじゃないんだ・・CT撮るなんて思ってもみなかった。
確かにMMGとUSと血液検査しかしていない。極々最低限の検査なのだとは思っているけれど、年に一度PETとか半年ごとに造影CTとかをしている人も結構いるみたいなので、もう4年も経つしやってみてもいいのかなぁ。
でも、どうせなら5年のLH-RH Agonist完遂&卒業記念にやりたかったかも。

「気になるなら明日でも明後日でも時間のある時に来てもいいし、次回でもいいよ。どうする?」
→「次回は婦人科も入っているから、時間読めなそうかも」
→「どうせ時間通りには進まないから、ここ(緩和ケアのあと、婦人科の前)でいいんじゃない?もし空いていれば予定通りだし」
CTの予約が決定。

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そのスケジュール、絶対無理があると思うけど・・。
婦人科もかなり待つ予感なのだけど、さらにそのあと乳腺外科の診察でもう夕方遅くまで確定な気しかしない。 

問題がもう一つ。
造影剤カード、どこにあるのか全然記憶にない。

 

お会計してみると、3千円ちょっと。
いつもの再診より高いので明細を確認したら、「遺伝カウンセリング加算 1,000点」が加算されていた。
結果が陰性だと伝えるだけだけど、それでもやっぱりカウンセリング扱いなのね。
どちらかというと検査前の方が説明をしてもらって、散々話を聞いてもらって、質問もして、カウンセリングぽかったけど、後払いだったと思えばOK。あとは翻訳Fee?


とりあえずひとつは結果が出てすっきり!
これをクリアしたら始めようと思っていたことにも踏み出そう。