My life! after diagnosed with BC

0.2%と5%

先日、突然思い立ってBRCA1/2遺伝子検査(HBOC)の予約の電話をした。
(電話の第一声が「ご予約の変更ですか?」だったのは2020年ならでは)

 

日本の乳癌の発症者は年間約9万人。
うち、BRCA遺伝子変異を持つ人は約5%。
さらにそのうち再発する人は10-20%(発症者の0.5-1%)で、計算上年間500-1000人。


ガイドラインでは、「本人が希望すれば、遺伝性カウンセリングなどをしっかり行った上で実施することが推奨」とされていて、不安の低減・医療経済効果などもあるという。
そもそも遺伝となんらかの関係がある疾病は多く、「今あるデータを分かりやすく提供して、医療介入することによって患者の生命予後を改善したり、生活の質を維持できるのであれば、そうした選択肢は積極的に説明すべきである」なのだそう。

BRCA1/2遺伝子検査で遺伝性乳癌卵巣癌症候群(HBOC)と診断がつくことのメリット

①発症予防のためにリスク低減手術などの1次予防
②あるいは早期発見のためのスクリーニングなどの2次予防
③BRCA1/2陽性乳癌にあった治療法が選択できること
原発であれば術式の選択(局所再発をどう考えるか)
・進行/再発乳癌ではPARP阻害薬の適否

 

言っていることは至極当然、よくわかる。
でも、頭ではわかってもやっぱり気持ちがついてこない。


対側乳房については、
・対側の発症は5年-10年の経過観察中で10%以下に対してBRCA1/2変異陽性では40%
・既往歴がある場合、CRRM(対側リスク低減乳房切除術)によって対側の発症リスクだけではなく全生存率改善効果が認められる

テクスチャーアナトミカインプラントについては、日本では米国シエントラ社のインプラントが2020年8月に薬事承認を取って、10月1日から保険適用になった。
新しいインプラントは、表面構造がグレード2相当でBIA-ALCLの頻度は低くなった(ゼロではない)製品なのだそう。
反面、サイズ展開は従来のアラガン社製品よりも少なくなり、「境目がわかりやすく、釣り鐘型の乳房を作ることは難しくなった」そうで、整容面では「時代が20年戻ってしまった感じ」と評されていた。。


まだ結果も出ていない(なんならまだ採血すらしていない)のに、こんなに心配しても無駄なのはよくわかっている。 

でも、
10,000人が受ける健診で、要精査になるのは600人→6%
要精査となった600人のうち、診断されるのは20人→3.3%
つまり、健診を受けた10,000人のうち診断されるのは20人→0.2%

ここに年齢を加味すると、さらに確率は下がる。
なのにそこに該当した。

当事者にとってはたった0.2%でも0か100なんだと思い知った。

この0.2%にひっかかった身としては、5%はものすごく高い確率に感じてしまう。。

その反面、一応いいこともみつけた。

全年代を通して、日本の乳がん検診で発見される乳がん、すなわち検診発見乳がんの患者では、10年生存率は86~90%と高い範囲で期待できる。

 

はー、なんか頭の中がごちゃごちゃしている。
こんな時は、おいしいモノ食べて気分転換しよう。

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はじめてのWaltで、気になっていたステーキ丼のお店を見つける。ちょっと行きにくい場所なのでよくばってステーキとハンバーグのセット。ジューシーで肉の旨味たっぷりなハンバーグが特に美味しかった♡

でも、宅配は便利だけどやっぱりお店で出来立てを食べたいなー。

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デザートは、さくらんぼのグリューワインとスパイスとチョコレートのムースにワインのジュレが乗ったエルザ♡

オレンジたっぷりのババオランジュも。

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カラメリゼがしっかり苦くて、じゅわっとお酒がしみ出す。