My life! after diagnosed with BC

おなかにやさしいインドごはん、豆粥キチュリ

急に気になった、インドの豆入りのおかゆ、キチュリ。

胃腸の負担が軽く、便秘がよくなったり肌がきれいになったり、これまで溜めてしまった毒素が排出されるらしい。気になるー!

・お米と挽き割り豆もいっしょに煮込んだ豆粥で、キチディ、キッチャリー、キチョリー、ポンガルなどなど、地域によって呼び方はいろいろ
・野菜と豆を使っているので栄養豊富
・消化力が弱い時、食べすぎた翌日の朝食、病後回復するときの滋養食、ファスティング後の回復食、パンチャカルマ処置前の食事にも使われる
・昼間は玄米や麦、日本の米で作っても可、夜は消化しやすいバスマティでつくるのがおすすめ
・生姜やターメリック・クミンなどのスパイスは消化力をアップするので胃の機能を助け、胃もたれを防ぐ(ターメリック、クミンは必須?)
・緑豆は良質なプロテインで最も消化しやすい豆。消化吸収率が良いので胃腸の負担にならず食べ疲れしない(レンズマメバージョンもあるぽい?)
・油脂はギーをつかう(ないときはオリーブオイルなどで代用?)
・使う野菜はなんでも好きな物でOK、水加減も好みで調整可
南インドの「ポンガル」はより硬めで、米とムングダルのマッシュのようなイメージ
北インドふうはターメリック色+クミンでさらさら。南インドふうはマスタードシードココナツミルク入りでもったりした硬めの仕上がり(南北カレーとは逆のイメージ?)

シンプルなキチュリの作り方。
量のイメージは、二人分で米&ムングダルはそれぞれ1/4カップターメリックは小さじ1/4、クミンは小さじ1/2、塩&ギーは適量。

①お米(できればバスマティ、消化しやすいから)と同量のムングダルを洗って30分-1時間浸水
②ギーでクミンなどのホールスパイスを炒めて香りを出す。ヒングがあればぜひ使う(豆の消化を助けるから、うちにはないので省略)
ターメリックを加えて油脂になじませてから米・ムングダルを4倍量の水で煮る
④十分柔らかくなったら塩で味を調える
⑤(②をやらない場合は)テンパリングしたクミンなどのホールスパイスを加える

Tips:
・固い野菜を加えるときは②の後に野菜も炒めてから米と豆を加えて煮る
・トマトを入れる場合はさいの目に切って②のあと、固い野菜の後に入れる
・圧力鍋で作ると早いらしい(水分量ぐあいをつかむまでは地道に普通の鍋かなぁ‥)
・やわらかい青菜は刻んで最後に加え
・すりおろしたショウガやにんにくは②でホールスパイスの次に一緒に入れる
南インド式ポンガルはココナツミルクを足して炊いたり、テンパリングマスタードシードも加えたりするらしい(ココナツファインも使う?)
・ナッツ、ジャガイモ、小さく切った牛坊など食感のアクセントになるものを別に焼き色を付けて③のあとに加えるのもアリ(一緒に煮る具材、食感を楽しむ具材は分けて考える)

 「ホールスパイスは最初に炒めて、もしくはテンパリングで最後に加えて香りを出す」とか「具材は固いものは炒めてから一緒に煮る、やわらかいものは最後に加える」「スパイスは具材と相性がよさそうなものをイメージして」‥などの基本的なところはカレーをつくる時と特に変わりなさそう。おかゆに牛坊とかは思いつかなかったけれど、具とスパイスは想像力?

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見た目はムングダールとターメリックの黄色でたまご粥っぽくなってしまったけど、夏っぽく冷凍庫にあったアスパラとプチトマトでキチュリ。
スターターはクミンシード、マスタードシードコリアンダー。煮込む時にはターメリック、粉末コリアンダー、粉末ジンジャーをたっぷり、最後に福岡のナマステインディアで作った粗挽きガラムマサラをぱらっと。食感は雑炊風、味と香りはさっぱりめのダルがかかったやわらかいごはん。
これが正解なのかは自信がないけれど、美味しい♡


あちこちでレシピをみてみるとバリエーション豊富で、美味しそうな組み合わせがいろいろあった。
ウォーミングキチュリ:ビーツと黒こしょうたっぷりで暖め効果
ズッキーニと小豆のキチュリ:腎臓を浄化、ベイリーフをたくさん入れる
カボチャのキチュリ:肝臓と胆のうをいたわる
ヤーコン入りキチュリ:消化機能を整える
スイートポテト&ココナツ入りキチュリ:甘くてリッチ
クルミ&レーズンのキチュリ:最初にカルダモン、レーズンは米豆と煮て、クルミは最後に加える

当然、アーユルヴエーダの体質別というのもあった。
ヴァータ:ドライフルーツやナッツを加えて、滋養強壮効果を高める、米と豆は1:1でOK
ピッタ:ココナッツファインやココナッツミルクを加え、コリアンダーリーフもたっぷり使う、にんにく・チリは使わない
カファ:米と豆は1:4にする。にんにくやチリも可。ナッツは使わない。スパイスは積極的に、シナモンスティックやクローブをクミンシードと一緒になど

私は体質的にはカファ、性格や年齢的にはヴァータ優位になりがちらしいので、基本はカファ向けの米少なめ、具材には、「辛・苦・渋」がよさそうな感じ?
カファ優位でだるかったり動きたくないときは、お米を減らしてにんにく・しょうが・チリに野菜入りでさらっと水分多め、ヴァータ優位で落ち着かなくてそわそわしているときは「甘・酸・塩」で、ココナツやドライフルーツ、ナッツを入れてぽってりした感じ・・とかだろうか。


いつも気になるけれど、ヴァータとカファは相反する感じで、どちらを参考にしたらよいのか。
時間や季節含めてどれに傾いているのかを都度感じるのが大事なのだろうれど、毎回考えるのはちょっと面倒。

・・ということで、トリドーシャを鎮める作用がある食材をチェックしてみる。

379種類の食材一覧|アーユルヴェーダのドーシャへの影響が分かる | Timeless Edition

野菜:アスパラ、オクラ、グリンピース、クレソン、カボチャ、カリフラワー、キャベツ。加熱した場合は玉ねぎ、ネギ、トウモロコシ、ビーツ、ホウレンソウなど
果物:加熱したプルーンと加熱したリンゴ、オレンジピール
豆類:ムングダルと赤レンズマメ、加熱した豆類全般(非加熱の豆も食べるの?)、温かい豆乳
ナッツ:パンプキンシードとヒマワリの種。多くはヴァータに効果あり
油脂:ギーとマスタードオイル
スパイス:割と幅広くて、コリアンダーサフラン、シナモン、ジンジャー、クミン、カルダモン、ターメリックフェンネル、ブラックペッパー、ミントなど

でもなー、こういうのを気にしだすと食べるものなくなってしまいそう。
ドーシャを乱すものも少なめに採ればいいのかなあ。
とりあえずまだ旬のアスパラはOKのようなのでたくさん食べよう♡

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これはただのアスパラ混ぜごはん。白米とあわせているのでカファには不向き?

粒のままのブラックペッパーを炊き込んだ白米にオリーブオイルで炒めたアスパラを乗せて、煲仔飯用の醬油を最後にかけて味付け。食べる前にざっくり混ぜる。
アスパラは甘くてしゃっきり、お米部分はブラックペッパー効果でですっきりした感じ。色が濃い煲仔飯用醬油で土鍋ごはん気分♡

美味しかったらよし!