まだまだ先だけど、5年が見えてくるとやっぱりいろいろ気になりだすこのごろ。
2018年にバージョンアップしていた!と気づいたPreditは、
気づけばまたバージョンアップしていて、ホルモン療法の期間を10年にした場合の統計結果を見れるようになっていた。
AtLAS試験とaTTom試験の結果を反映させてTAM10年による15年目の生存率の改善を示すようにバージョンアップしていた。
設定画面はこんな感じ。
タモキシフェン治療を10年に延長することの利点は、手術後10〜15年で明らかになりました。 そのため、手術後わずか10年までの生存期間を確認してもメリットはありません。
データの「曲線」ビューをクリックして、手術後15年まで表示すると、潜在的な利点が最も明確になります。
結果を15年にして違いを確認する。
治療期間5年の場合:
治療期間10年の場合:
全生存率としては変化なし、Additional Benefitで多少差が出る程度。
ただ、選べるのはTAM10年のみでTAM+AIとかAI10年は選べない。
5年以上のホルモン療法の潜在的な利点を示すために、PredictはATLASトライアルとaTTomトライアルのデータを使用しました。
これは、タモキシフェンにとどまった女性の生存に対するわずかな利益を示しました。 現在、他の主要なホルモン療法であるアロマターゼ阻害薬に関する試験はありません。
あれ、AI延長の結果って??
日本のガイドラインではMA.17/ABCSG6a/NSABP B-33の3試験の結果からTAM5年で閉経の場合は+AI5年を強く推奨、MA.17R/ NSABP B-42/DATAの3試験の結果からはAI5年後に+AI5年を推奨するに変更になったとされていたような。
閉経後もTAM10年はちょっと以前の治療というイメージだけど、まだアップデートされていないのか、これらの試験はアメリカでは有意差ありとみなさないのか、もっと別の理由があるのか・・気になる!
CancerMath.netでは治療期間は選べないけれどホルモン療法の種類を指定して比較できる。
Breast Cancer Treatment Outcome Calculator
設定するのは「Hormonal therapy」のタブ。
・TAMのみ
・AIのみ
・TAM→AI
・卵巣抑制のみ
・卵巣抑制+TAM
ただ、私の病理結果の場合で計算される15年後のデータは、
・TAMのみ
・TAM→AI
・TAM+卵巣抑制 で全く数値が変わらない・・。
治療期間は記載されていないので、10年だからベネフィットがないのだと思っておきたい。
最新の情報かとか日本のガイドラインがどうなのかとか主治医と信頼関係があるのならばどう言っているかとか、他にも要素はたくさんある。
でも、治療をがんばろう!と思うためにも、この治療は本当に必要?と疑問がある時にも、この治療は私には必要ないと考えるにも、自分の置かれている状況を知ることは参考になるはず。
knowledge is power!