My life! after diagnosed with BC

アーユルヴェーダでマクロビオティックな小豆かぼちゃ、またの名をいとこ煮

少し前のヨガで、アーユルヴェーダのおすすめレシピ(?)としておしえてもらったかぼちゃのいとこ煮。比較的一般的なメニューのようだが、実家ではカボチャは単独で煮たものしか出てこなかったので斬新!

大学生のころ、ハロウィンにカボチャを食べよう、ということでかぼちゃ縛りのポットラックをしたことがあった。
私が作ったのはカボチャプリンだったが、友人数人はカボチャといえばお汁粉だと言っていた。甘いお汁粉に角切りのかぼちゃが入ったもの、かぼちゃを練りこんだ白玉団子が入ったお汁粉、かぼちゃの煮物に小豆がかかったものが出てきて、小豆とかぼちゃの組み合わせが、私の実家以外では一般的なことに驚いたことを思い出す。

このときの小豆は甘いものだったが、アーユルヴェーダでは砂糖は入れないそう。
かぼちゃの甘みで十分美味しいよ、と教えてもらったが、甘くないゆであずきって売っているのだろうか。

砂糖を入れないで作るレシピを探すと、マクロビでもかぼちゃとあずきを煮たものを食べるそうで、砂糖なしで小豆とかぼちゃを天然塩で炊くレシピが出てくる。
あちこち参考にして寄り合わせるとこんな感じの作り方になりそう。


マクロビオティックな小豆かぼちゃ

材料:
・あずき  1カップ
・かぼちゃ 150g
・天然塩  小さじ1弱
・昆布   5mm角を1-2枚
・水    3カップ(あずきの3-4倍量)

作り方:
1. 小豆は洗う、かぼちゃは2センチ角に切る
※小豆は浸水しなくても使えるが、早く煮たい時は浸水してもOK
2. 小鍋に小豆と昆布と水を入れて強火にかける(蓋はしない派と蓋をする派あり)
3. 沸騰したら中弱火で煮る
4. 水分がなくなってきたら分量外の水を足す、小豆が柔らかくなるまで3回程度
(見た目水がなくなったら1cmかぶる位まで水を足す、を繰り返す、焦がさない!)
※途中で混ぜると小豆がつぶれるので混ぜない
5. 小豆が柔らかくなったら塩を加えてそっと混ぜる
6. かぼちゃを入れて煮る(水が足りなければかぶるくらいまで水を足す、強火で)
7. かぼちゃが煮えたら完成!

※生の状態でかぼちゃに塩の半量をかけておくと水が抜けて甘みが増す
※表面温度を下げて均等に煮るため、小豆を煮る途中に足すのはお湯ではなく水
※小豆は一度茹でこぼしてから圧力鍋で5分加熱でもOK


(あんは食べるけど)甘くないあずきはあまり好きではなかったが、小豆とかぼちゃの組み合わせは体にやさしいらしい。


小豆の効能:

・腎臓の働きを高める
・血液を浄化する
・利尿作用を促してむくみを改善する

小豆に豊富な成分:
ビタミンB1:炭水化物や糖質の代謝を助け、糖質の蓄積を防ぐ
疲労回復や倦怠感・筋肉痛の改善

ビタミンB2:炭水化物・タンパク質・脂質を分解、 肌・髪・爪・粘膜を強化する

サポニン:血糖値・コレステロールを抑える、血管を広げ血流をスムーズにする
→毛細血管も拡張するので冷え性に効果がある
→小豆を茹でるときに出る泡に含まれているので、マクロビではアクを取らないそう

ポリフェノール:小豆の赤い色、メラニンの生成を抑制して血行を促進する

カリウム:摂りすぎた塩分を排泄し利尿効果でむくみを改善する

・食物繊維:不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方を含む
→かぼちゃも水溶性食物繊維を含むのでWで効果


マクロビでは、腎機能が弱る理由は加齢・コーヒー、精製砂糖の含まれるもの・果物などの陰性食品の摂りすぎが原因で、小豆かぼちゃは腎臓病、糖尿病の人は小鉢で一杯/日食べると、血糖値を抑え解毒作用が期待できると考えるそう。
最近、クレアチニン数値で引っかかったのを気にし出したので、腎臓によいと言われると気になるー。

 

注意点はマクロビでもアーユルヴェーダでも共通で、白い砂糖が含まれている小豆ではだめだということ。市販の缶詰とかじゃだめなのね‥。
マクロビでは甘くするのに甜菜糖やアガペシロップ、レーズンやデーツを使うらしい。
アーユルヴェーダの先生はメープルシロップか加熱していないはちみつをかけて甘さをつけるそう。でも甘くしなくてもかぼちゃの甘みを楽しんでほしい、シナモンを振って食べるとさらに美味しいと教えてくれた。
シナモン、なんだかおいしそうな気がしてきた!黒ゴマ+きな粉もあいそうかも。

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ところで、なんで「いとこ」煮??
いとこ煮」は材料に決まりはなく、小豆と野菜、+αでこんにゃくや豆腐などを煮た精進料理名だった。
地域によって具材も味付けも変わるそうで、汁あり・汁なし、ご祝儀用・不祝儀用・おもてなし料理として、など様々に作られるらしい。甘じょっぱく炊いたものもあれば、出汁を効かせてお澄ましのような仕立てのものもあり、いとこ煮=小豆&かぼちゃではなかった。山形風は野菜は入れずに、煮た小豆の上にもち米を乗せて甘く炊くという。
(私はこの名称を知らなかったけど)いとこ煮としてメジャーな、かぼちゃとあずきをあわせるのは奈良風なんだとか。

いとこ煮Wikipedia

材料を別々に煮る≒銘々(めいめい)に煮る→姪姪 だからいとこ煮と呼ぶ、と言われるそう。他にも固いものから順々に煮る≒追々(おいおい)煮る→甥甥だから、とか諸説あるらしい。
‥え、駄洒落??

 

冬から春はデトックスの時期で、小豆かぼちゃがあう季節らしい。
今、圧力鍋にはキャベツシチューが入っているので食べ終わったら煮てみよう。