★アタマとココロの不調
- 5月末から10月末まで毎日早朝覚醒。中途覚醒は6月7月がピークでその後半減、10月にはほぼ治まる。
- 9月ごろから夢見が悪い日が続く。今までも夢は見る方だったが、前半は悪夢が多くて疲れる。
- 2月から8月いっぱいくらいは毎朝起きれない。二度寝三度寝で週の半分はタクシー通勤。その後少しは改善するが全体的に眠い。体力がなくなっているのも関係しているかも?
- 不眠は7月8月。導眠剤飲んで暮らしていた。
- 5月から8月頭まではメンタル不安定で3日に2日くらいの頻度で泣いて暮らす。ジェイゾロフト飲み始めて一気に改善。それ以降はほぼ泣いていない。
- 5月まではめまい、血が引くような感じで意識が遠のく。全体的にぼんやりと頭の中に霧がかかっている感じ。その後少しずつ改善して4月中旬ごろに一旦改善。
- その後意識ははっきりするがふらつきがでる。よろめいて食器棚のガラス戸を割ったりもしていたので心配される。(駅のホームや階段から落ちるとか車道に出ていくとか)
- さらにその後5月末から8月中旬までのレクサプロ服用期間は感情の起伏も判断力や理解力も低下して全体的にぼんやりしていた。
★カラダの不調
- 術後のあばらの痛みは3月下旬まで毎日痛み止め服用。4月中旬ごろには大分よくなったが5月半ばまで頓服で痛み止め服用が続いた。
- 腹筋やドレーン跡の痛みは2月末には解消。
- 3月中は日によって患側が浮腫む感じがした。リンパ浮腫が心配で手首・肘下・二の腕のサイズを記録していた。これも気づくと解消。
- 初回術後は些細な事(ブラ、パンスト、服のタグ、化粧品等)ですぐかぶれるようになり、3月いっぱいくらいまであちこち薬をつけていた。
- 4月5月は目のちらつき、かすみ目など目の調子が悪かった。残業してPC作業をしようとしたのにほとんど画面が見えなくて愕然としたり。
- 4月中旬から5月いっぱいくらいは節々が痛んだ。部位は日によって変わるし動けないほどではなかったがあちこちギシギシする感じ。気づいたら解消。
- 4月末からははっきりとホットフラッシュを感じる。体も頭も慣れていないので辛さは5月がピーク、暑さ加減はその後も変わらず。
- 漢方→レクサプロと試すが一瞬よくなってもすぐぶり返す。8月末にジェイゾロフトを増量してから大分楽になる。
- 更に10月に漢方を再開してジェイゾロフト+桂枝茯苓丸にしてからほとんど熱を感じない。かなり抑えられている。‥と思っていたが、11月中旬からホットフラッシュ復活。
書き出してみると結構あった。
結局最後まで自覚症状がなかったので、手術して術後療法を始めたらこれだけ色々不調になった事に気持ちが追いつかなかったのも無理ないかも、と思えてきた。
初回退院後から、こんなシートで体調の変化を記録している。
横に日付、縦に気になる症状を表にしたものを用意して症状が出た日は該当のマスを網掛けにする。一度作ってしまえばあとはコピペで楽ちん。症状が変わっても書き出すだけ。あまり体調にフォーカスせずに気にしないように過ごした方がいいのかとも思ったが、気にせず過ごすということがなかなかできなかったこともあり記録を続けている。
元々は診察時に気になることを説明するためのデータ取りだったのだが、心配した色々な不調は、その時は不安になるような痛みや辛さでも後で見返すとちゃんと2-3ヶ月で改善に向かうことが分かって以来、自分の気持ちの整理の為の記録になっている。漠然と過ごしているといつから不調だったのかも忘れてしまい、ずーーっと調子が悪いような気がしてくるからだ。
ホルモン療法をしている間中、10年以上もこんな体調が続くのかと思って、うんざりしたりがっかりしたり、先が見えなくなったりして治療から逃げる方法を色々考えたりもしたが、症状はくるくる変化して少しずつでも楽になること、辛い状態には何等かの対策をしてもらえることも実感できて、もう少し様子を見てみよう、と思えるようになった。
体調不良を嘆く私に、「気にするから余計調子が悪くなる、気にしなければ大丈夫」とか「将来更年期症状が起きるかもしれないのだからリハーサルだと思えば乗り切れる」とか、要は「不調にセンシティブになりすぎないで」というアドバイスももらった。でも私は自分の体調を把握する事で気持ちが楽になった。自分に何が起きているのかが少しでもわかれば安心する。
この辺は感じ方に個人差がありそうだが、私には目をそらしてじっと過ぎ去るのを待つよりも、気が済むまでなぜ?とかどうしたら?を調べている方がむしろ心穏やかだった。というより、目をそらすことができなかったような気がする。忘れることができなくて結局は思い悩むのであれば、思う存分向き合った方がすっきりする。
理屈っぽくてせっかちだ、と言われる通り、新しい症状が出る度に「どうしたら、いつ、どのくらい改善するの??」と尋ね、それに答えれば「なぜ?そう答える理由は?データがあるの?どんな内容?」と(しつこく)訊ねる私に、「僕たちは同じことを何度も言っているけれど、患者さんにとっては初めてのことだから心配になって当然」と笑って応えてもらっているなんて、あなたはとても恵まれている、いい先生に診てもらってよかったね、と家族や友人から言われる。
うん、私もそう思う。
ここまで逃げずに来れたのは主治医のおかげな部分が多々あると思っている。そして、ちょうど1年前の今日は先生にお世話になると決めた日。いい選択をしたと思える、と自画自賛。
話がすっかりずれてしまったけれど言いたかったのは、
無理に平気なふりをしなくても大丈夫。それがいつかは誰にもわからないけれど、でもちゃんと解消する。ということ。
そして私は自分の主治医を頼りにしていて、大好きなんだ、ということに気づいたということ。