My life! after diagnosed with BC

ライラックで思い出すのはワインと もしもしニコラ!

今の季節、道を歩くと時々ふといいにおいがする。

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ライラックの花が満開の時期。香りが強く、少し離れていても強く香る瞬間があって散歩をするには最適の時期。子供のころ住んでいた家の庭に大きなライラックの木があり、初夏になると母が家に切り花を飾り、小学校へ持たせてくれた懐かしい花でもある。庭木や公園ではよく見るが、切り花として店頭ではあまり見かけなかったのだがライラックが好きという話をしていたら友人が切り枝を持ってきてくれた。

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屋内に飾ると子供のころを思い出す懐かしい香り。それとともに大好きだった本のことも思い出した。

復刻版が出ているらしいが、私が読んだのはこの表紙のもの。最近はすっかり本を読まなくなったが、子供のころは読書が大好きだった。そのなかでも何度も読み返して主人公が住むパリやニコラが住むノルマンディーを想像した大好きな一冊。腕いっぱいに抱えてにおいを吸い込む週末に摘んだ水仙の香りやお母さんが作ってくれるリンゴの揚げ菓子、お父さんと歩きながら食べるピスタチオのアイスクリーム、ノルマンディーの自然の木立の音や古いパリのアパートに聞こえる音、この本には想像力をかきたてるものがたくさん詰まっていた。リンゴを上げて作るお菓子は当時母に作ってとせがんだ。インターネットで検索、がなかった時代なので母の想像で作ってくれたのは、リンゴ入りのドーナツだった。(今調べると原作ではリンゴのベニエだったらしい)子供の私には本の中に出てくるどんなものかわからなかったが、おしゃれで素敵なものが溢れていた。パリに憧れを感じるにも幼かったが、どきどきしながら想像していた。話の中に出てくるリラの花が庭のライラックと同じ花であることを知ってからはますますライラックが大好きになった。

復刊になっていたことも知らなかったが、もしかして子供のころに読んだ本が実家に残っていないか確認してみよう、他にも大人になってから好きだった本も残っていたら読み返したいなと思った。

大人になってからのライラックと言えばこっち。

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ライラックワインガーデン リラマリアージュ。ようやく暖かくなってきて屋外イベントができるようになる季節。地元食材の料理と地元で作られたワインがそろう。ワインは詳しくないが、良いお天気の日に外で飲むワインは美味しい!