医療費控除の申請をしたいのに確定申告?
全く分からないまま手探りでやってみた、去年の医療費控除。
・医療費控除をしたい場合は確定申告も必要!
・PCがある場合はまずはサイトを読む(わかりにくい)
・12月までの薬、交通費、検査代、治療費などの領収書を集めておく
・所定書式(エクセル)は2月末頃に該当年度分が出るのでのんびり待つ
・書式が出たら、PCで所定書式に掛かった医療費を入力する。その前後は対話方式
・確定申告はE-Taxという電子申請をするか管轄の税務署へ郵送するか持参する
・E-Tax(電子申請)には住民カードとICカードリーダーもしくは税務署で本人確認後に発行されるID/PWが必要になる
・申請したらあとは待つだけ、4月になったら郵送で還付金通知が届く
悩んだポイントは、
・医療費控除をしたいのになぜ確定申告の話になるの??
→医療費控除の申請には、まず確定申告が必要だから
・還付申告ってそもそもなんのこと?
→確定申告することで戻る税金を「還付金」と呼ぶ。返してもらう為の申告のこと
・E-Taxってなに?
→税務局が推進しているからか前面に押し出されているが、提出方法の名称
・交通費も対象になる??
→公共交通は領収書がないものでも可(バスとか地下鉄とか近距離電車とか)。タクシーは場合により可。付き添いが必要な場合は付添い分も可。逆に領収書があっても駐車場代は不可。そもそも領収書は提出しなくていい。(2018年度から、5年間の保管義務はある)
病院の駐車場が不可なのはしっくりこない‥が、病院の駐車場を通院以外で使っている人も一定数いるということなのだろうか。
医療費控除とは、医療費(他)を10万円以上払った年に確定申告をすると、払い過ぎた税金の一部を所得税の還付金として返してもらえる制度の名称
これを最初に知っておけば混乱も少なかったかも‥。
12月に会社から源泉徴収票が配られ、2月ごろに健康保険組合等から医療費のおしらせが届く。この医療費通知(医療費のお知らせ)を提出すれば医療費控除の明細書の代わりになるという話もあるが、適用される市町村は限られているので注意。
楽できる!と到着を待っていたが、私が住む市町村は対応していなかった。がっかり。
結局、初めての申請なので間違いがあって差し戻しが続くと逆に面倒、ということで去年はエクセルフォーマットを埋めて書類を作成→税務署へ(母が)持っていくというやり方をした。
でも、今年はマイナンバーカード及びICカードリーダライタが普及するまでの暫定的な対応として、e-Tax用のID・パスワードを使ったe-Taxでの申告という方法ができていた。(右下)
そしてそれはスマホでもできる!
専用サイトもできていた。
スマホ × 確定申告 スマート申告始まります!
アンドロイドはあらかじめアプリのダウンロードが必要らしいが、PCサイトと同じように必要内容を対話形式に入力していく。できた申請書はe-Tax用のIDとPWを持っていれば、スマホからそのまま送信できる。
そりゃあそうだよね、平日日中に税務署に行ける人ばかりじゃないのよ。忙しい人たちの足元見てリーダー買えってどういう事よ。と思っていたので、ID/PWで申告書類提出ができるようになったことをうれしく思っていたのに、肝心なIDとパスワードを発行するためには本人確認のために免許書等の確認書類を持って税務署へ来いとのこと‥。
混んでいる税務署に来るのが嫌ならe-TAXという方法があるよ、というチラシの作り。
でも、医療費控除に行く人はまだ健康じゃない場合もある。
そもそも(私の住んでいる市では)税務署って公共交通では行きにくい or 駅から遠いところばかりだし、駐車場は長蛇の列だし。
体調が悪ければ、冬の寒くて足元の悪い時期に税務署へ行くのは大変だと思う。
もうちょっと便利な仕組みにできないのだろうか。
それでも毎年申請する人(医療費だけではなくふるさと納税でも確定申告が必要だし)は、1回我慢して税務署へ行けば、翌年からはWebで申請できるようになる。
暫定措置と書いてはあるが、ふるさと納税がこれだけ一般的になってきたら確定申告が必要な人はどんどん増えるだろうし、確定申告もユーザーフレンドリーになっていかざるを得ないのだろう。
これらの資料やサイト、ぱっと見ではカードリーダー方式かID/PW方式の二択で、リーダーを買うか税務署へ行くか、どちらかが必須なように(私には)見える。
でも、入力した書式はPDFで保存されるので、印刷して郵送したり持参することも可能。その説明は、他の方法より目立たない位置に、小さな字で記載されている。
紙で送られると、PCへ入力が必要だったり、読めなかったり、不備があったり‥と手間がかかるのはわかるが、電子化の案内が強引な印象。
こんなに便利だから電子申請してね、というよりは税務署の都合が悪い紙申請を減らすための電子化、というのがミエミエ。
それでも、少しずつでも便利になっているのはありがたい。
スマホ版の使い方やアンドロイドアプリのダウンロードはここに記載されている。
このチラシを一番先に見るとわかりやすいかも?
領収書をざっとチェックしたが、去年の抱負(?)通り今年は医療費控除申請は不要♡
メインの病院への通院も、必要最小限の予定数通りに終われた。
2019年も最小限の医療費(≒通院)で済む、健康な年になりますようにー。