My life! after diagnosed with BC

アーユルヴェーダ施術初体験 ②

 

施術当日。 

お茶をいただきながら体調や生活の事をヒアリング、傷や可動域制限の確認。昨日は忘年会でちょっと食べ過ぎてまだ胃に食べ物ぎ残っている感じ、お酒はそんなにたくさん飲んでいない。睡眠はしっかり8時間、朝食は食べていない。

まずはイスに座ってヘッドマッサージから。オイルはごく少しでアルマを点で加圧したり螺旋状に加圧したり。耳も大切な部分で、耳たぶや軟骨部分を点で加圧する他、耳全体を前に後ろに押し付けてやんわりもみほぐす。特に首周りが気持ち良かった!

次はアヴィヤンガ
使ったオイルは痺れや筋肉疲労を始め汎用オイルのダンヴァンタリ・オイル。アーユルヴェーダのオイルは、ベースになるごま油もしくはココナツオイルに植物、鉱物、時には動物の骨やミルクなどからの抽出液を混ぜてさらに1/4位になるまで煮詰めたもので、古典書に書いてある通りに作られたものを使用
どこかで嗅いだことがある気がする理由を知りたくてダンヴァンタリ・オイルの構成?成分?を知らべてみる。

Wild mallow, Black sesame oil, Madras gram, Indian jujube, Barley, Wild asparagus, Spanish woodbine, Ashwagandha, Bael tree, Snapdragon tree, Indian madder, Headache tree, Indian trumpet flower, Pseudarthria, Desmodium, Pink jacaranda, Indian sarsaparilla, Himalayan cedar, Puncturevine, Aerva, Solanum, Stone flower, Fenugreek, Sweet flag, Rock salt, Chebulic myrobalan, Indian gooseberry, Beleric myrobalan, Myrrh, Golden gram, Cinnamon, Vigna, Licorice, Cardamom & Indian dill. Milk  
 ダンヴァンタリ・オイル

‥ほとんどなんだかわからない。匂いや色の要因はどれなんだろうなあ。

紙パンツと胸元をスナップ留めするタオルに着替える。施術台に上がり、目の上にローズウォーターに浸したガーゼかコットンを乗せてもらう。体の上にはタオルを掛けて足元から順にオイルを擦り込んでいく。途中、アルマポイントには指先でぐっと加圧+螺旋状に指の腹で加圧。
アーユルヴェーダのオイルマッサージは、どこをどうマッサージするかの決まりはなく、オイルを浸透させる事が主目的。表皮→真皮→骨髄へとオイルが浸透して成分を運ぶ。さらにオイルによって組織やカラダが柔らかくしなやかになる、と考えるそう。

アルマはエネルギーポイントであると同時に急所でもあるからか、場所によっては身構えて体に力が入る。デコルテ周りや脇周辺は他と比べて強く感じてより体が緊張する。

痛くないし触っても問題ないと十分カウンセリング済みだったので構わないが、手術跡もインプラントである事も関係なく、力加減も触る場所も左右同じ施術だった。自分のカラダが手術前と同じなような気分になれたことが嬉しかった!

全身にオイルが行き渡ったら頭と顔のアルマポイントの刺激。今度はしっかりオイルを使って顔と頭のアルママッサージ。目の上に乗せてくれるローズウォーターを染み込ませたコットン?ガーゼ?がひんやりいい香りで至福。


アヴィヤンガが終わると、スヴェダナ。裾の長いマント?を着て穴の開いた箱に紙パンツを脱いで座れば簡易スチームサウナになる。土瓶に入った水と薬草が入った紙パックを電気で温めて立ち上がる蒸気をまとう。
お尻は熱いのにカラダはなかなか温まらない。しばらく温まらず、肩や二の腕・膝や太腿が冷たいままだった。顔に汗は浮かんでいなくてもカラダに汗は出ているかと聞かれるが、体幹部もまだ冷えている。困ったなー、と思っていたら突然!全身から汗が出始める。胸元、顔、腕、脚と全身から汗が出る。ホットフラッシュででる汗とも、ジムでかく汗とも違う出方。アーマも一緒に排泄されたかなあ。

スヴェダナ中は退屈するかと思ったけれど、かかっている音楽(?)が聞くともなく耳に入るままにぼんやりと過ごす。
時折様子を見に来る以外は一人になれるのだが、部屋を離れる前に「柿は食べますか?」と聞かれる。柿は苦手だけど、今年はメロンもスイカも美味しく食べたので味覚が変わったのかも?と思って思い切って頂くことにする。

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ホーリーバジルにお湯を加えたハーブティと一緒に持ってきてくれた柿は、ギーでソテーしてシナモンが振ってある。これが、苦手だった柿のぬめり感もなく、とろっと甘くてシナモンがふんわり香って、すごーーく美味しい♡
アーユルヴェーダでは冷たい果物はピッタを増やすので、それを緩和させるためにギーで加熱して食べるそう。りんごもギーで加熱するといいって。


十分に汗が出たら蒸しタオルで軽く押さえるように拭いておしまい。
オイルの浸透を妨げないようにシャワーやがっちり拭き取ったりしない。

帰宅後の過ごし方の注意事項。

シャワーもお風呂もOKだけれど、石鹸で洗わずにお湯で流すだけ・温まるだけがお勧め。髪は洗ってもいい。
食べるものは冷たいものやお酒はなし、食事は消化の良いものを軽く。
運動したり仕事をしたりせず、暖かくしてゆっくりのんびりするように。

帰り道はコートのフードを被って帰るようにとのこと。頭と耳から寒さが入ってくると考えるので、すごく寒い日や風が強い時には耳に綿を詰めて帰ってもらうそう。この日は風もなく太陽も出ていて(比較的)暖かい日だったこと、家が近いのでフードをかぶるくらいでOKとなったが、寒かった前日の方は耳に綿を詰めて帰ってもらったという。頭頂にはシロダラ後に使う冷え防止の粉末を擦り込み、同じ粉末を鼻から嗅いでさらに冷えを防止してもらう。

あとはまっすぐ家に帰ってお白湯を飲みながらのんびり過ごすのみ。
眠くなったりだるくなったりするかも、と言われていたけれど全然元気。
スッキリいい気分♡

 

心配していた、オイルの匂いの件。

施術中も立ち込めていたらキツイかも、と思っていたがほとんど気にならなかった。服に臭いが染み付くのでは?と思ったけれどこれも大丈夫そう。

とはいえ、やっぱりカラダと髪の毛からダンヴァンタリオイルの匂いが漂ってくる。そして、スヴェダナのハーブも決していい匂い♡な訳ではない。
効能からはこれがおススメ、でも匂いが受け付けないということも一定数あるらしい。
スパのオイルマッサージのようないい香りに包まれてリラックス、ではなかった。アーユルヴェーダはリラクゼーション目的ではなく、本来は医療であるということを実感する。


帰りにエレベーターを降りたところで落し物の貼り紙を見る。
パスケース、ICカード、セコムカードと書いてある!日付もヨガに来た日!!

見つけたーー!!!

ちゃんと親切な人に拾ってもらっていたことを知って気持ちが晴れ晴れとする♡
さらにスッキリ!さらにいい気分♡♡