My life! after diagnosed with BC

思い込みと現実

2人に一人ががんになり、11人に一人の女性が乳がんにかかるという。

‥と言っても、それはもう少し年を取ってから。
私は好発年齢よりは(少しだけれど)若いこと、ちょうど芸能人の闘病が話題になっていた時期に重なったこともあり色々な誤解を受けた。
(ステージや治療内容にも寄るし、何にでも例外はあるので「私が」受けた誤解)

  • 全摘=病状が進んでいる→全くの誤解、Stage0で全摘もある
  • (比較的)若いから進行が速い→Ki-67は低めだったのでそうでもないと思う
  • ケモをしていないということはもう治療できないから→誤解、サブタイプの問題
  • ケモをしていないのは治療を拒否しているから→性格上そう思われた?でも違う
  • 手術後はリハビリが必要でしばらく働けなくなる→主治医曰く、乳がんは体表だから‥(大したことはないんだよね)
  • 長い間入院して闘病するのだろう→私の入院は2週間でも長い方(初発の手術)
  • すぐに再発、転移するのではないか→わからないけれど確定でもない。そしてそうならない方が確率的にはずっと高い
  • 近い将来命を落とすのかも→なぜそう思った?誤解です
  • 3年も経てば完治→Luminalなので10年経っても寛解になるのかどうか‥
  • 手術がうまくいけばもう安心→そう思いたいけれど実際はそうではない


だよね、私も自分がかかるまで何も知らなかったしそう勘違いもするよね、と諦め半分、ちょっと待ってよ!とも思う。

そもそも、がんとひとくくりにしても部位によって全然違うのだし、上記(私にとって)の誤解も、別の部位やステージの患者が身近にいればそう思ってもおかしくないものも混じっている。
たとえ同じ病気で治療した人でも、それが20年前であれば今とは異なる治療方針が提示されただろうし、それに照らし合わせれば私の病状も違ったように見えるはず。

結局のところ、自分のことだったりリアルタイムに調べていたりしなければ間違った認識をも仕方がないという事だろう。(標準治療も変わっていくし)


でも、自分の思い込みを信じてこちらの言う事を信じてもらえないと色々と支障が出てくる。
告知されてすぐのころはすぐにでも命を落とすと(勝手に)思われて泣かれたり、会社では治療を拒んで退院してきたと思われていたり。
再建手術で再度入院した時は再発?初回のOPがうまくいっていなかった?と更に誤解を招いた。

逆に手術が終われば治ったとか、3年も経てば完治(寛解ではなく完治)と信じている人もいて、もう治ったの?やいつ治るの?といった質問をされると説明に苦慮する。

病気のことは友人も職場も最小限にしか話していなくてもこんな感じなので、オープンにしている人はそれはそれは色々な誤解を受けているのいるのではないかと思うが、逆に全て話していれば不要な誤解も招かないのだろうか。


女性のがん罹患者数は乳がんが1位だが、死亡者数では5位。がん患者全体の5年相対生存率は69.4%に対して乳がんは93.6%、10年相対生存率は全体で58.5%に対して81.7%と、高い生存率である。

もちろん、乳がんだから大丈夫、とか他のがんだから‥ということではない。


でも「がん」という病名のインパクトってすごい。
(両親、特に父親は心配し過ぎなほどいろいろ心配している様子)

冬休みの旅行の予定を話をしたところ、無理はやめろと盛大に反対された。
無理じゃないしそんなこと言われる筋合いもない、と言い返してしまったが、母から心配しているからだと連絡がきた。
友人からも「今そんなところに行かなくても‥何考えてるの?」と言われてしまったところをみると、私自信は副作用も気にならなくなってきて、日に日に病気なことを忘れていくけれど、周りはそうではないらしい。

 

親不孝でごめんなさい。でも元気に元通りな事を実感したい。

‥何より、冬期の休みはしばらく取れないと思うので、この機会にどうしても行っておきたい!(行きたい先は冬がベストシーズン)

 

久しぶりに外でおひるごはん。他にもごはんものやデザート付でおなかいっぱい。

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テーブルの横にいた子は、いぬ?ねこ??f:id:mylifeafterbc:20171213163918j:plain