My life! after diagnosed with BC

略してBCY

TEの違和感全開だったころ、センチネルの跡が痛かったり体が思うように動かなかったりしていたころ、この病気経験者向けのヨガクラスを探した時期があった。

結局クラスとも講師とも出会うことが出来ず、その後プライベートレッスンに巡り会ってヨガを始めた。それまではうつぶせが苦手とか、肩周りが思ったほど伸びないとか、なんとなくインプラントの収まりが悪い日とかもあったりとかで普通のクラスに参加する自信がなく、でも自分の状態を説明するのもイヤで、踏み出せないでいた。

breastcancer-yoga.org


当時はこういうサイトはなかったような気がする。
乳がんヨガ指導者養成&ヨガ環境整備 BCY institute JAPAN」という団体が、クラスや講師を都道府県別にまとめている。

母体は、「正しい乳がんの知識をもって指導にあたることができるヨガインストラクターの育成」を目的とした団体だそうで、インストラクターの半数がこの病気の体験者なんだとか。2013年・2016年の乳癌学会学術総会で、医療者や患者向けにヨガのWSを開催したりといった活動もしているそう。

ストレス緩和、気づかないうちに庇って動きが悪くなっている患側、術後違和感が残っているなどの解消に、安全に・安心して参加できるクラスがあるのは心強い♡

マタニティヨガのように一般的なヨガとして認知され、広まるよう普及活動をしているそう。そして羅患者がインストラクターになることで働く場を作ることも目的なのだそうで、自己満足ではないコンセプトもとても興味深い。

 

 

ヨガとアーユルヴェーダは補完関係で、どちらも健康と幸福のために機能する。
どちらもヴェーダが起源の科学であり、アーユルヴェーダは主に健康の維持と病気の治癒を扱い、ヨガは精神的なバランスを整えて精神性を向上させる。

アーユルヴェーダをヨガに取り入れると、ヨガと ヴェーダの医療体系を共有することでヨガ哲学と調和した診断と治療、食事とハーブ療法を取り入れられる。
ヨガをアーユル ヴェーダに取り入れると、アーユルヴェーダ治療に精神的・心理的な次元を取り入れられる。

なんだか難しいけれど、ヨガもアーユルヴェーダも、体と心の調和を目指して、心身が健康であること・心から充実感を得られるようにと、毎日の生活のなかに取り入れる。心と身体が変化していく過程を楽しむことは人生が豊かになっていくことを楽しむということにもつながっていく。

生活の中のヨガ、カルマヨガを実践するための心の在り方とかの話を聴いていると、(まだ聴くだけで上手く消化して行動に移せないけど)すっと楽になれる時や苦しさから解放されるような感覚になることがある。

自分の言葉では説明できないけれど、ヨガやアーユルヴェーダに触れられてよかったと思っている。

そんな大切なヨガの時間、おなかがぐるぐる鳴っていたからか、レッスン後に「味見してみる?」とおやつをいただいた。

 

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(写真のピントがちっともあっていないけれど‥)
トリュフではなく、ブリスボール。

初めて食べたのだけど、自然な甘さで歯ごたえもあって美味しい♡
元気の出るおやつなので、気に入ったなら作ってみて、と教えてもらった。無塩のミックスナッツとドライフルーツ各種にココナツオイル。外側にはきな粉をまぶしているそう。抹茶やカカオを使ったりレシピはたくさんあるらしい。

今日のニヤマはアスティア、「不盗」について。何を思いつくか聞かれて、物理的に盗むこと、考え方や言葉を盗むことしか思い付かなかったのだけど「他には例えば時間とか」と聞いてナルホド!と目からうろこ。そうかー、気付かないうちに他人の時間を盗んでいることがあるなあ。あとは人のモノを欲しがるのもアスティアだそう。いいなー、と気軽に思ったり言ったりしているけれどそれもなのか。確かに羨ましいという感情はあまりプラスのイメージではないかも。

 ただ、「ニヤマをガチガチに守る事は出来ないし、それに捕らわれ過ぎると人生はツマラナイものになるから」という言葉に救われる気分。心がけが大切だから、という通り、心に留めておきたい。すぐ忘れてしまうけど‥。

 

これを書いていて「乳がんヨガ」の名称を書くのにどうしても抵抗がある事に気づく。
自分の病気をやっぱり受け入れられていないのだろうか。現実から目をそらしているだけだから、目の当たりにするのが辛いのだろうか。否応なしに事実を突きつけられるようで、気持ちががぞわぞわする。

以前のように苦しくなったり泣きそうな気分になったりはしなくなったが、それでも「乳がん」という単語を、口にするのも書くのも、まだ受け入れられないらしい。

もっと心を強く持てるようになりたいと思う半面、今まだ受け入れられない自分をジャッジせずに、ただそのままの自分として受け入れるようにもなりたい。

分かっていても、それがとにかく難しい!