My life! after diagnosed with BC

瞑想② マントラを唱え続ける

瞑想法その2、ひたすらマントラを唱えるというもの。

警戒する人もいるのか、最初に抵抗はないですか?と聞かれた。若干の宗教色を感じる気もするけれど抵抗まではないのでおしえてもらった。

マントラを繰り返すことでリラックスを促し鎮静作用をもたらし、他のことに気が向いたり雑念が湧いても、マントラに集中することで精神を統一して落ち着くという。
マントラを唱えることで深く息を吸い、心を穏やかにマントラを唱えながら自分の発する音に耳を傾けて集中する。

初めてなので、一番シンプルで3語で形成されるものをと選んでくれた。

shanti mantra
ローマ字にすると、Om Shanti Shanti Shantih
カタカナにすると、オーム・シャンティ・シャンティ・シャンティヒ
これに音程がついていて、ゆっくりと繰り返し繰り返し繰り返し唱える。
音を覚えるのが得意ではないので一緒にしばらく唱える。


ヨガとオームと聞くと一瞬戸惑うが、関係ないらしい。よかった‥。

唱えるマントラは言霊で、バイブレーションでもあり、「真言」と呼ばれる「神聖な波動を秘めた言葉」という位置づけらしい。
このくらいの説明だとなんとなく音が持つ力、という感じで受け入れられる。

オーム(OM):過去と現在、未来の全てが含まれる、「全」とか「永遠」を表す言葉。
文字では「OM」と表記されるが本来はサンスクリット語で、A+U+Mと分かれたものがサンスクリット語のルールで「OM」という形で示すそう。
A=ア(オ)、U=ウ、M=ムの3音で構成されていて、Aは始まり、Uは繋がり、Mは終わりを意味するので始まりから終わりまでの「全て」を意味するということになる。

色々な意味をもっているようで、Aは覚醒している状態、Uは夢を見ている状態、Mは熟睡している状態を意味するとか、時間の段階を意味していて、Aが誕生、Uが維持、Mは破壊、Aは過去、Uは現在、Mは未来を表現しているともいわれている。


シャンティ:サンスクリット語で、至福・平安・静寂・平和、静けさ、喜び
日本語のWikiでは心の平安、英語のWikiでは、平和、休息、平穏、至福とされている。

この「シャンティ」を3回唱えるのには2種類の考え方があるそう。

その1:
私が幸せであるように
私の周りが幸せであるように
生きるもの全てが幸せであるように

その2:
自分自身の肉体や感情(人間界:痛み、病気、無気力など)
自分をとりまく外側の世界(自然界:自然、動物、他人など)
スピリチュアルな世界(霊界:霊的なもの、神々など)
の3つの世界を清める


よく見かけるのは、1回目は自分へ、2回目は周りの人へ、3回目は周りの環境へ。これはより大きな環境、大自然、宇宙へ向けて唱えるというような説明。
3回唱えると、「すべての生きとし生けるものに平安がありますように」となるらしい。


インドの神様は出てくるし、スリランカは仏教だし、何千年も前に聖者たちが‥とか出てくるので宗教とのつながりはどうなっているのだろうと気になる。
アーユルヴェーダは神様からの知恵や恩恵だとのことだけど、その神様は宗教とは結びつかない、ヨガ・アーユルヴェーダには宗教の概念はないとのこと。
オーム(OM)も無神格で宗教色は無く、自然に存在する精霊の力という考え方なのだそう。

マントラに関しては、呪文やおなじないのように使用されている言葉で、ヨガで使う場合はその言葉自体に精霊が宿っているという考え方をするそう。
‥精霊といわれてもピンとこないが、言霊であればしっくりくる?
口から出る言葉は全身の全身60兆個の細胞が聞いているというし。

瞑想に限って言えば、そこまでスピリチュアルな考え方をしなくても、何の言葉でも繰り返し唱えることで集中できるのであればかまわないそう。脳は繰り返しに弱くて、一つの言葉を繰り返し唱え続けるとココロが鎮まるそう。
あまり意味にこだわらずに、集中するための「ことば」として捉えるくらいが私にはちょうどよさそう。


もう一つのおすすめは知恵と繁栄の神様、ガネーシャマントラだった。

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Om Gam Ganapataye Namah
(オーム・ガン・ガナマタイェー・ナマハ)

 旅に出る時や新しい仕事など、何かを始める時に唱えると、行く手の障害を取り払ってくれるという。

こうした効能(?)がそれぞれ書かれているのだが、ラクシュミマントラは、美とそれを維持するための富と知恵を与えてくれるという。それは気になる!
Om Gam Lackshumiyay Namah
(オーム・ガン・ラクシュミイェー・ナマハ)