My life! after diagnosed with BC

アーユルヴェーダ施術初体験

本場スリランカでもインドでも、体調とのタイミングが悪くてできなかったアーユルヴェーダ、縁がないのかと思ったが、思いがけず身近で施術を受けてきた。

ヨガの先生がアーユルヴェーダサロンもやっている。ヨガ優先で伸ばし伸ばしになっていたけれど、年末だし1年の厄落としと自分におつかれさまのボーナスを兼ねて、アヴィヤンガというオイルマッサージ、ツボのようなエネルギーポイントであるアルマへのアルママッサージ、よもぎ蒸しのよもぎの代わりにアーユルヴェーダの薬草を使うスヴェダナの贅沢トリプルケア。

アヴィヤンガはアーユルヴェーダのオイルを全身に塗布してマッサージすることで、オイルが表皮から骨髄まで浸透し、スロータスといわれる体内の通路の詰まりを除去し、溜まったアーマ(毒素)を動かし、体の外へ排出させやすい状態をつくる。お腹の中央辺りにアーマをまとめ、それをスヴェダナで汗と一緒に体外へ排出させる。スヴェダナはオプションだが、理論的にはセットで行うのが効果的だそう。

アルママッサージは、一番気になっていた施術。全身には107のマルマポイントがあるとされ、適度な圧をかけたマッサージでドーシャのバランスを取るというもの。ドーシャの異常の鎮静、ドーシャの減退の強化、トリドーシャのバランスを取ることができる。ツボと同じように、マルマにも対応する臓器や組織があり、その不調に働きかける。さらにマルマはプラーナ(気、生命力)とも繋がっているので、マルマポイントへのマッサージはココロとカラダの両方に効果があるという。

イメージ的にはアヴィヤンガはデトックス、アルママッサージは鍼や指圧のような感じで整える、という感じだろうか。

どれにしようか相談している時に、どこが一番気になっているかと尋ねられた。具体的な不調の箇所を聞かれたのだが、即座に答えが出てこなかった。鍼でも同じような事があったのだが、大した不調ではないから出てこないのか、細かな不調がありすぎてそれに慣れてしまったのか、自分でもわからなくなった。

プラスに考えれば、突出した不調がないのはありがたいのかも?とも思うが、以前のように(例えば)頭痛がなければ元気!というような感じではなく、常に低空飛行でギリギリな感じで過ごしている。

以前は自律神経のバランスをうまく取れるようになれば色々な不調が良くなると思っていた。でも、自律神経は乱れたままのようだし、根本的な解決にならないけれど、対処療法で1つずつ潰した方が簡単なのかも?と思い始めている。

なので、どの不調の改善を期待して、というよりもリラックス効果と興味、厄落としのデトックスを満足させてくれそうな内容にしてみた。リラックスであれば、有名な額にオイルを垂らし続けるシロダラが良さそうだが、髪の毛がかなりベトベトになるらしいのでパス。

ようやく施術内容が決まったら、当日の過ごし方についての注意事項。お酒や運動はダメ、お風呂もシャワーのみ、できればその日は出歩かずに暖かくしてゆっくり過ごす事。食事も消化の良いものを選ぶ。12月の週末なので、忘年会の予定とかがあるなら違う日に施術するようにとのこと。
ごはん食べに行って温泉に行きたいなー、と思っていたがダメだった。。録画も溜まっているし外は寒いし、家でだらーんとゆっくりしよう。

最後にパッチテスト用のオイルを少量もらう。いくつか種類があるようだが、選んでくれたのはこれ。

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暗いオレンジ色でザラザラと溶けきっていない成分が析出している。
勝手にタイマッサージのオイルのような、ハーバルっぽい軽さのある香りを想像していたけれど、もっと違う重たくて土っぽさのある薬っぽい匂いがする。何処かで嗅いだ事がある気がして、懐かしい感じもするけれど思い出せなくてもどかしい。あまり得意な匂いではないので、全身に塗り込めてしまったらしばらく匂いぎ取れなくなるのでは、とちょっと不安。

そうこうしているうちに一気に寒くなり、どっさり雪が降り、道はツルツルだし郊外へ行くとホワイトアウトする日が続いた結果、カラダにムダな力が入っているのか背中や肩が凝り始めた。首も痛い。

暖めたオイルでの全身マッサージ&顔と頭部も含めたアルマポイントの刺激&アーユルヴェーダ式スチームサウナ。気持ちとカラダの大掃除で、2018年のアーマはここで出し切ってクリーンになりたい。