My life! after diagnosed with BC

ホルモン療法2年目、体型を取り戻すぞ計画

4月からはホルモン療法を始めて2年目、元の自分を取り戻そうがテーマにまずは体型を取り戻したい!とジムに入会した。
というのも、体重増加が止まらない。以前、レコーディングダイエットをはじめると書いたが、そんなものではとても追い付かない。

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術前から比べて+5Kg。15か月で+5Kgは増えすぎだよね‥と思いつつも目を逸らし続けていたが、春物スーツを着てみるとキツイ。スカートもジャケットもキツイ。スーツのインナーもびちびちでむちむち。久しぶりにはいたパンプスもなんだかキツイ。さすがにいよいよせっぱつまって運動も始めることにした。

以前は食べ過ぎても飲みすぎても運動しなくても、体重はそれほど動かなかった。食べ過ぎた日の夜に一瞬増えても翌朝にはもとに戻っていたのだが、人工更年期のパワー恐るべしで、ホルモン療法を始めてからは控えめに食べてもお酒を控えても増えた体重は戻らない。食べた分だけ確実に増える。なんなら食べ過ぎていなくても増える。どうなっているんだろう、私のカラダ。

ウォーキングとかジョギングも考えたが、自分の性格上間違いなく続かない。最寄駅で検索するとパーソナルジムの方が多いのでお金をかけて一気に戻してそのままキープもあり?とも思ったが、初心者にとって一気にパーソナルジムはちょっと敷居も値段も高く感じた。
迷った結果、帰宅途中にあるスポーツジムの見学に飛び込みで行ってみた。プールもマシンもスタジオも使えます、トレーニングメニュー作成も一緒にやります、と初心者にありがたい感じ。平日夜に見学に行ったときは皆黙々とトレーニング中で、スタジオプラグラム前後や更衣室でキャッキャした感じがないのもいい感じ。

ただ、老若男女皆レギンス?スポーツタイツ?着用なことにびっくりする。
実はジムに行ったのは5年ぶりぐらい。以前住んでいたところの駅近ジムにはスタジオプログラムのみ習い事感覚で通っていた。常連の会員が多く、下町ならではなのか親切なのだがとにかく噂話や世間話が多くて私には居心地が悪かった。レッスンが始まる寸前にスタジオに入って終わったらすぐ帰る、という感じだったし、独特な練習着で参加するものだったので周りを見ていなかったのか。みんなピチピチツルツルだっただろうか‥こんなにぴったりしたレギンスが履けるなら運動しようと思わないわ、筋肉質じゃない人はどうするんだろう、今の私にはムリー、と不安になる。

見学の帰りには初月会費無料キャンペーンがあるから4月に入会したほうがいい(3月末に見学に行った)、それまでの間に無料体験にきてはどうか?とありがたいお誘いで日を改めて無料体験にも行くことにした。
プールは自分で泳ぐだけだし、スタジオは様子がわからないので、まずはやったことがないマシントレーニングでお願いすることにする。

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週末、友人に一連の話をすると、「当然レギンスでしょ」と当然のように返ってきた。「ダボっとしていたら動きにくいし危ない。だからと言ってショートパンツで脚を出す気?結果、消去法でレギンス一択でしょ。どうしてもヒップラインが気になるならショートパンツを重ねれば?」‥とのアドバイス
この友人は形から入るタイプで(自分で言っている)何か始めるときにはいつも一式どーんと揃える。半年で辞めたという割にたくさん出てくるかわいいウエアをこんな感じで、といろいろ見せてくれたが、この辺り彼女と私は正反対。ちょっと迷ったが、続くようならそろえようかな、と結局裾が詰まっているから大丈夫だろうとジョガーパンツ+Tシャツで参加することにする。新しいことを始めるって大変‥。
そういえば、以前のジムのプールでもいつの間にかワンピース型の競泳用水着の人は皆無でハーフ丈パンツ+トップスになっていたことにもびっくりしたのだった。流行り廃りってすごい。その時に用意した水着は(デザインもサイズも)今でも着れそうだったので、プール道具はとりあえず心配しなくても大丈夫そう。
他にもスニーカーはどこにあるのかとか普通の靴下ってあっただろうか‥などばたばたとありあわせで無料体験の準備をする。

なぜか翌日の出勤が通常より1時間早い日を体験日に選んだ自分を恨みつつ、筋肉痛で翌朝起きれなかったらどうしようとか、やっぱりこの格好じゃあ浮くのではないかとか、ホットフラッシュで突然汗だくになったら変だよねとか、ぐるぐる不安になって少し緊張しながら向かう。
かわいい女性トレーナーが担当しますとのことでざっと説明と何を目的にしたいかを聞かれる。筋力が落ちていると思うのでバランスを取りたいこと、運動不足を解消したいこと、増えた体重を落としたいこと。
そう、食べてなくても太ると書いたが、そもそも運動不足だったのだ。どうなっているんだろう私のカラダ、ではなく運動不足なんだよ、私。
もともと営業だったころに比べて歩く量は1/3に減っている。荷物を運ぶこともないし自転車通勤もしなくなった。日常生活に含まれる運動量が減った上に、筋肉量も落ちて基礎代謝が下がり、さらに代謝を薬で人工更年期なのだから多少カロリーを制限しても全然追い付かなかったのだろう。

ウォームアップとしてエアロバイクを15分、ちょうど自転車通勤分くらい漕ぐ。その後上半身向けのマシンを2種、腹筋、ウエイトを使った腕の運動をして最後にクールダウンとして15分歩いて終了。背中のこの部分の筋肉を意識して、とか左右差を観察してもらって右が弱い(意外!)とか、フォームを直してもらったりとアップ・ダウンを除いて30分程度つきっきりでみてもらう。
感想としてはとにかく楽しかった。正直、運動が好きでも得意でもないのでスタジオプログラムはあうものが見つかれば楽しそうと思ってはいたが、マシントレーニングは退屈なのではないかと思っていた。でも体を動かすこと自体が思いの外楽しかった。平日且つ初回だからか内容の組み立てが適切だからか、翌日以降の筋肉痛も気にならず、これからも続けたいと素直に思えた。
最後に、「どうでしたか?」と聞かれて「楽しかったです!」と答えると担当してくれたトレーナーの方が一瞬素の笑顔になり「よかったです!もしよければこれからもがんばりましょう!」と言ってくれた。

この笑顔の感じ、形成で先生にお礼を言った時のことを思い出した。そして自分が営業の仕事をしていた時、お客から「ありがとう」とか「これで仕事が進むよ」と喜んでもらえることがあるからこの仕事が好きなのだ、と思っていたことも思い出した。
仕事をしている時は言われる側だが、自分が気持ちを伝えることで誰かに喜んでもらえるということを忘れていた。大切なことを思い出せたこともうれしくて、運動してアドレナリンが出ていることも加わっていたのか、すごく幸せな気持ちになった。

そしてパーソナルジムは正しい動きで適切な運動ができること、トレーナーの存在は励ましになりそうなことなど、値段が高い分だけの効果が出るのだろうな、とも思った。今回挫折した時のバックアップがあると思うと安心だ。

ここまでが3月の話で今日から正会員!さあ、運動しに行ってこよう。