久しぶりの出張、お言葉に甘えて転勤先の2大友人宅に泊めてもらってきた。
朝一番の飛行機で飛んでいき、その足で中華街へ。
予定より早く着いたので、まずはあちこちにいるパンダや廟をみながら月餅買い回り。
横浜関帝廟
横浜 関帝廟《関帝廟入口》
台湾とかで廟のお参りで使う長いお線香が5本で500円。これが拝観料替わりのようだ。これを見て(私たちも含めて)拝観を止めてしまう人多数。
隣の学校では獅子舞の練習をしている。シンバル(?)の音が鳴っていて、フェンスの間から少しだけ見えた。日曜日なので部活動?
中国の獅子舞はカラフルで動きもユニーク、顔だちもかわいいのに複雑な動きでとても面白い。
横浜中華街-横浜媽祖廟
三日月形の神筈のおみくじがあるらしい。一緒に台湾へ行った友人と一緒だったので行ってみようかとなったが、またしても大々的にお線香を売っていて、(こちらは強制ではないようだが)買わずに入るのはなんとなく気が引けて退散。見たことがあるような‥と思っていたが、台南市大天后宮より分霊されたとのことだった。提灯が並ぶ様子が綺麗。
ここでも有料のお線香。お線香の煙は神様との通信なんだそう‥のろしってこと?
媽祖(まそ)とは1000年以上前に中国に実在した(??)女性で、神通力があり雲に乗って巡回したり、病や災いから人を救っていたという言い伝えがあるそう。大きな耳を持って悪だくみを聞きつける「順風耳」と3つの目で監視しして媽祖を守る「千里眼」も一緒に祭られていて、航海を守り、自然災害や疫病・戦争・盗賊などから護ってくれるということだ。それにプラスして横浜の媽祖廟は縁結びに安産など幅広く懐深い神様のよう。
そろそろお昼時、遅れてくるもう一人とも合流したので昼食へ、飲茶が食べたい。有名店はどこも長蛇の列。どこのお店も同じようなメニューを掲げてオーダーバイキング方式が主流のよう。第一候補のお店は1時間待ちとのことなので列に並びつつ第二希望も偵察するとそちらは空席があるとのことで即決。
希望の点心もあるオーダーバイキング。それぞれ好みのものを頼むとこうなった‥。
小龍包。白は豚、緑は蝦、黒は紫蘇、黄は蟹味噌、赤は四川
赤いもの。上から時計回りに四川麻婆豆腐、よだれ鶏、黒酢の酢豚
白いもの。海鮮粥、皮蛋粥、牛肉粥と季節野菜のあんかけ
デザートは丸いもの。ココナツ団子、胡麻団子、カスタード団子
その他、焼売各種、餃子各種、雲呑各種に大根餅や蒸排骨、牛肉おこげに回鍋肉など食べる食べる。自分ではまず選ばないものが出てくるのが面白い。
腸粉とか湯葉(蒸も揚げも)はなかった。残念ー。
叉焼包とか粽はおなかがいっぱい過ぎて食べられなかった。無念ー。
満腹なおなかを抱えて移動。もう一つのお目当てはかき氷。
行きたいお店がいくつかあったのだが、到着時刻と待ち時間が読み切れなかったのでどこにするか決めていなかった。
行きたかったお店たち
- いちごもりもりのいちご氷がおいしそう。巣鴨 かき氷工房 雪菓
東京・天然氷のかき氷【かき氷工房 雪菓】 - 前回おいしかったエスプーマのかき氷(またラーメンとかき氷の組み合わせ)
品川区旗の台のBum Bun BLau Cafe with BeeHive
ブンブンブラウカフェウィズビーハイブ - BumBunBlauCafe with BeeHive - たこ焼き&かき氷の京王線笹塚駅みなと屋
- 13時開店、かき氷の女王のお店(?)中野新橋 氷舎 ママトコ
- 予約開始が日によって異なる、渋谷セバスチャン
前回エスプーマのかき氷がとびきりおいしかったのはここ。
今日はウエイティングリストを出していないとのことで急遽渋谷のセバスチャンにする。渋谷駅から15分ほど歩いて到着。
日光の天然氷三ツ星氷室さんの旗がかかっている。これ、谷中のひみつ堂と同じ天然氷だ!私の初めての天然氷のかき氷体験は、7月の炎天下に2時間以上並んで食べたひみつ堂さんだった。
行列かと思いきや1席空きができてすぐ座れる。紙コップで水が出てきて、かき氷を選ぶ。
メニューを眺めてホワイトチョコといちごのショート、いちごのクレームブリュレ、ピスタチオとホワイトチョコの3つを選ぶ。あとで見直すといちごとホワイトチョコが被っていた‥。まず到着したのはこれ。
ピスタチオはイメージするかき氷の形で現れた‥が、
‥え?
いちごのショートはいちごソースが間に入っていてホワイトチョコレートクリームでナッペされている。ブリュレはバニラといちごのソースの氷の上をメレンゲでカバーして表面をあぶってパリパリになっている。大きいー!そして笑うくらいかき氷感ゼロ。
周囲のクリームやとろっとしたイチゴのコンフィチュールと食べると氷がミルキー。ピスタチオは少し青くさい香りがするピスタチオソース部分をカリカリのキャラメリゼしたナッツや酸味のあるラズベリーソースと食べ進めると下の方からホワイトチョコレートソースが出てくる。
生っぽいフルーツでさっぱり、というよりは(後でみた)あちこちのWeb記事に書かれている通り、まさにドルチェ。まさにケーキ。オーナーさんは元フレンチシェフとのことで納得。斬新だったー。
例によって最後までぐずぐず悩んで選んだクレームブリュレだったが、杏仁ミルクとマンゴーとかブロンドショコラとカフェ、一番人気だというレモンとミックスベリーのレアチーズ仕立てとかはかき氷らしい外見だったらしい。
かき氷ブームとともに、様々なお店が独自のコンセプトでかき氷を作っています。お茶屋さんはお茶のかき氷、フルーツ屋さんはフルーツのかき氷。では、セバスチャンではどんなかき氷を作るのか。
いろいろと考えた末に、川又さんはフレンチの経験を生かして ”まるでケーキのようなかき氷” を作ることに決めました。
なるほどー。ひんやり氷にみずみずしく果肉館たっぷりのジューシーなフルーツシロップ、をイメージしていたのだが、そもそものコンセプトが違ったのね。予備知識なしで選んだが、セバスチャンが独自のコンセプトとして選んだ「ケーキのような」を存分に味わえる選択をしていたようだ。