インドでスーパーに行きたいと言って寄ってもらった時に、ガイドさんの熱心なオススメでカゴに入れたこれ。
インドではポハ、ネパールではチウラ、ビートゥンライス、ライスフレーク、どれも同じものを指すらしい。一度蒸した米を潰して乾かしたものなのだそう。
ペラペラに平べったくて、カサカサしている。
鳥のエサっぽい…。
なんとなく心惹かれなくて放ってあった。でも、今日はジムから帰ってきて、どーーうしてもカレーが食べたい気分。とはいえ、そこまでおなかは減っていないし、そもそももう23時。しっかり食べる程でもない。
そこで、そういえば!とガサゴソ取り出してみた。
確か、水に浸してすぐ絞って使うと言っていた。レシピを調べると水に浸す時間が難しい、最初はべちゃべちゃになるけど作っているうちにタイミングがわかってくる…などと書かれている。初回は失敗覚悟か。。
とりあえず、フライパンに油を入れ、クミンシードとマスタードシード、赤唐辛子1本、元気に育っているカレーリーフを6枚入れてみる。火をつける前にざるにポハを入れて流水をかけてみる。全体がしっとりして水がまわったところでフライパンを加熱開始。ポハはざるのままよけておく。
両シードがパチパチし始めたらポハをバサッとフライパンへ。水気を吸いきっていて、まだちょっと硬いかな?くらいのちょうど良い感じの硬さ具合。軽く炒めて、ターメリックとガラムマサラと塩で味付けして終了。
マスタードシードとカレーリーフの組み合わせが好き♡
質感はばらっと、スパイスがゆるっと効いていて、肝心のポハはモチモチした食感。例えるなら具なしのカレー風味チャーハンなのだけど、油気はほとんどないのにぱらぱらですごく軽い仕上がり。インドのお米はグルテンが少ないイメージなのだけど、その効果かな?具なしだし、にんにくやしょうがすら入れなかったので、不思議と優しい味になった。
そしてなによりもあっと言う間に出来上がった。具なしとはいえ、準備を含めても10分以下。おなかすいたーー!という時のお助けメニューになりそう。(カロリーだけで栄養はほとんどなさそうだけど。。そういうのをempty food と呼ぶのだそう)
具を入れるなら何があうだろうと想像しても、トマトか玉ねぎしか思いつかなかったのだけど、グリンピースやじゃがいも、カリフラワーを使ったレシピを見かけた。そういえばインドのガイドさんも野菜を炒めてそこに加えると言っていた記憶が蘇る。
食べ終わってからパッケージを見てみると、Free inside poha masala と書いてある!それらしき袋はないなあと思いながら手を突っ込んで探ってみると、あまりにも小さくて貧相な小袋が出てきた。マサラ、という割には匂ってみてもポハの匂いの方が強くてほぼ無臭に感じる。舐めてみても知っているスパイスの風味はゼロ。ただ、くしゃみが出てじわじわ辛さを感じる。結構辛い!次回作る時にはこれを入れてみよう。最後にレモンを絞っても美味しそう。
クスクス的に、ただ戻してライスの代わりにカレーをかけて食べるのもアリらしいし、インドやスリランカで買ってきたカレー粉を使って味の違いも試してみたい。色々試せそうで、ポハ面白い!