My life! after diagnosed with BC

最後じゃないのーー!?

「一緒に画像確認しようね」と言われていたので、MMGを撮ったら乳腺外科へ戻る。

今度は、混雑もピークを越えたのかわりとすぐに呼ばれる。
診察室に入ると撮りたての画像が写っていて「ここが白くなっているんだけど・・」とさらにどきっとすることを言い出す。確かにぐるぐると糸が絡まって固まったような、白い塊がある感じ‥。
「でも、縦から撮った画像ではなにもないから、重なって白く写っただけだね。ぱっと見、何かあるように見えるけれど、(縦横)両方あわせて見れば大丈夫だね」との解説で終了。
今までは「なにも映っていないね、キレイだったよ」でおしまいだったのに、なぜ?
対側に何かあったのかと思ったこの一瞬でぐったり。

じゃあ今日はこれで。。とおしまいに向かうので「先生、次回は?」と聞いて元の木曜日・本来なら翌週のターンに戻して次回の予約をいれてもらう。

他は?大丈夫?と聞かれたので、「骨密度は心配しなくてもいい?」と聞いてみる。
知人が骨粗鬆症症で転んで骨折したのを聞いていたので、ちょっと気になっていた。
「タモキシフェンは骨を丈夫にするほうに働くから」と言うので、「閉経だけどそれは気にしなくてもいいの??」聞いてみる。
すると、「え、閉経なのは確実なの??」と聞き返される。
えー、そこから説明しないとだめなの?と思いつつ「注射しているからそうですねー」と答えると、あ!と気づいたよう。予習が足りなくてごめんね、と笑っている。

「でも、今日で最後の注射なんです♡」と答えると、怪訝な顔。
「今回で4年半で、6か月後に5年なの。前回、次で最後って・・」と言うと、カルテを見せられて「スタートは2017年3月、今回の分が来年の1月までなのでまだだね」と言われる。
そうだ、TAMスタートよりLH-RH Agonistを始めたのは遅いのだった。すっかり忘れていた!
いや。でも。前回最後って言ったのにーー!!前回、適当に返事した!?

えー、3か月くらい誤差じゃない?でもまぁもうここまできたらあと1回くらい我慢すればいいか・・と思ったのに、「5年で終了ではなくなった」って!
リュープリン、今日で最後じゃないの!?

「卵巣を抑制して生理がないほうが治療的に有利なのは間違いないとわかってきた。今までは2年とか5年とかだったけれど、それは科学的ではないでしょ?閉経になるまでがっちり卵巣を抑制するほうがいいとデータが揃ってきているから」と言う。
・・言っていることはごもっともだし、頭で理解はできるけど気持ちが追い付かない。
上の先生の方針なのだろうけれど、ここまで言うからには近いうちにガイドラインも変わるのかな。

「え、ずっと注射していたらどうやって本当の閉経がわかるの??」と聞いてみると、ある程度(年齢のこと?)になったらLH-RH Agonistをちょっと止めてみて、生理が戻るかとかホルモンの値を測ったりして確認、生理が戻ったらまたLH-RH Agonis・・なのだそう。

あまりにもがっかりした顔をしていたのか、腫瘍の状況を確認してみようか、と病理結果が出てくる。
「リンパに転移はないし・・転移がある場合は(止める)選択肢はなくなるのだけど、それは大丈夫。腫瘍の大きさも1.8mmで大きくはない。Kiも20%だから、一回(LH-RH Agonistを)止めて生理が戻るか確認して、それで体調がよくなるならベネフィットがあるということでも一応許容範囲だけど・・」と、なんとも切れ味の悪い答え。
許容範囲・・。

そうだ!
最初に病理結果を聞いて以来、ずーーーっと気になっていた「Ki-67の染色に多寡がありますが」の「多寡」とは、「多いところで20%なのか、少ないところで20%なのか、それとも平均すると20%くらいということなのか」を尋ねてみる。
「この書き方だと、平均するとだろうね」というので「え、じゃあもっと多いところもあるってこと??」と聞くと「ヒトだから均一ではないからね」との答え。
そう聞くと、針生研の時は偶然少ないほう(5%だった)を採取したってことだよね‥5%のところもあるということは、比率はわからないけれど35%とかのところもあったということ!?
偶然5%のところから細胞採取したけれど、多いところから検体採取していれば最初からLuminalBでケモと言われていたのかも‥想像しただけで恐ろしい。
結局Oncotypeもやっていないし、本当にTAMだけでいいのかわからなくなってきた気分。LuminalAだと信じていたけれど、もしも中間リスクだった場合に備えてLH-RH Agonistはやっぱり必要だったといことかー。
散々嫌がって色々文句を言ったけれど、Ki-67に多寡があったことを思えば、中間リスク軍の可能性があるのかも。LH-RH Agonistやってよかったのだとようやく思えた。
やらなかった場合の結果はわからないけれど、「術後治療は任せてもらって大丈夫」の通りだったと、ようやく言い聞かせではなく自分の気持ちとして思えた。


「今の段階で(LH-RH Agonistを)止めたら(生理は)ほぼ100%戻ると思う。でも面倒だし、もう閉経まで注射したいっていう人もいるんだよ」と言われる。
「私は生理戻ってほしくて。代謝が悪くて全然体重落ちないし、年齢以上に老化していて劣化している自分にがっかりなの。体調が思わしくないのも、TAMじゃなくて生理がないからなんだと思っているんだけど」と言ってみると、うんうんと聞いている。

「5年経ったから、とすぱっと止める人もいるよ。じゃあいったん止めて様子見てみる?」と聞かれる。「様子見って、止めてみて生理が戻ったら?また卵巣抑制するの?」と聞くとそうなのだという。
うーん、エストロゲン出たり止まったりだと余計に脳が混乱しそうで更年期症状強くなりそうだけど‥。

「止めてもまあいいけれど、それは先生的には推奨ではないってこと??」と尋ねるとそうだと言う。

あーあ、それを聞いてしまったらもう止められない。
「万が一何かあったときに、あの時・・と後悔するタイプなんですよねー」というと、「ああ、それは止めないほうがいいね」と結論出てしまった感じ。

それでも、「止めたいという気持ちは分かったので、ちょっと先延ばしになるけどもう少し考えてみようか」と言ってくれる。(多分忘れるだろうけど)
今日はとりあえず終了。


もう、ピーチメルバの幸せも午前中のイライラも、全部吹っ飛ぶくらいのがっかり。

一番最初に言われた「まだガイドラインに反映されていない最新の治療」なのかもしれない。でも、それっていいような悪いような。
以前は、だってそんなことガイドラインに書いてないし!と検索しまくってガイドラインや論文を読み漁って騒いだけれど、文章になる前・これからガイドラインに書こうとしていることを(上の先生が)共有しているのだから、もう仕方がない。
科学的に正しい治療だと思って受け入れ・・る? 

先生が言っていたのは「術後治療は心配しないで任せてくれて大丈夫」で、私はそれを信じようと思ったのだし!
mylifeafterbc.hatenablog.com