北国にこの気温は暑すぎる‥まだ午前中なのに。
日中暑くても、朝晩は肌寒いくらいの日がほとんど、ビアガーデンにははおりもの持参が通常なのに、夜会社を出てもまだ生ぬるい。朝、家を出てもすでに暑い毎日。
おひるごはんも何が食べたいのかよくわからない。通りすがりに思い出した、バインミーのお店へ。
バインミーを食べるつもりだったけれど、メニューに「ビーフン」と「ハノイ風焼き豚」「揚げ春巻き」の文字。これってブン チャーでは。
ハノイ旅行中、路上で食べた屋台のブンチャーが二番目においしかったことを思い出して、バインミーは止めて「ビーフン」をオーダーする。
二番目においしかった、ハノイのブンチャー。
パリッパリのチャーゾー、つゆに入っている路上の炭火で焼いたつくねと豚肉がとーってもいい香りだった。たっぷりのベトナムハーブもすっきりの勝因かも。
料理はおいしかったけれど、席はこんな感じ‥あまりの惨事に驚き中。
テーブルの上の飲み物は、隣の席のカーラーを巻いたまま食べに来ていた地元の方から言葉が全く通じない中、身振り手振りで勧めてくれたレモン緑茶。うんざりするほどの暑さと湿度でぐったりしていたところに、レモンがすっきりした冷たい緑茶がしみわたって、生き返る気分だった。
日本に帰ってきてからレシピを見たりインスタントを買ってみたりして作ってみたけれど、レモンの種類が違うのか、旅行先バイアスなのか、記憶の中のレモン緑茶はできなかった。
一番おいしかったのは地元の人に交じって食べたバインセオ。
これもたっぷりのベトナムハーブと一緒に、水で戻す前の極々薄い生春巻きの皮に巻いて食べる。かなりカリカリだったので油を多く使っていると思うけれど、ハーブ効果で胃もたれなし。
人気店で、ずっと満席だった。ひっきりなしの注文を、ほぼ路上でたくさんのフライパンで手際よく焼いていた。
あー食べたい。
日本で食べるブンチャー。
持ち帰りで会社の置き皿なので、見た目は病院食風‥。
ブンとレタス、大根と人参のなますにぱりぱりの揚げ春巻き。生ぬるいつけ汁には、炭火焼のような香ばしいかおりの厚切り柔らか豚肉とパクチーがたっぷり♡
つけ汁はほんのり甘くて酸っぱい、やさしいベトナム料理の味。食べるごとにすっきりして、肉も揚げ物もするする胃に入る。
暑いところの料理って、理にかなっているんだなあ。
「ビーフシチューバインミー」はフランスパンとビーフシチュー。
これはカンボジアのベトナム料理やで食べたなー、と懐かしい気分。
次回はバインミー食べよう。
練乳入りの濃いコーヒーも飲みたいな。