3月5日に官報告示された2020年度薬価改定。実施は4月1日から。
なんとなく関連しそうな目に付いたものを書き出してみる。
市場拡大再算定対象品目
パージェタ：242,908→206,472で15.0%引下げ（効能追加による市場規模の拡大）
フェソロデックス：51,733→38,801で25.0%引下げ（市場規模の拡大（原価計算品目））
後発品への置換えが進まない先発品の薬価の引下げ
TS-1は1.5%、アリミデックス1mgも1.5%、アロマシン25mgは1.75%
リュープリン1.88mg・3.75mgは1.75%
あれー、6ヶ月製剤の22.5mgは？？
後発品収載後10年を経過した長期収載品の後発品価格への引下げ
フェアストン錠40・60：1.75%
ノルバデックス錠10mg・20mg：G2（2回目）
※「G2」区分は後発品収載後10年を経過かつ後発品置換え率が80％未満の先発品。
これらは段階的に後発品価格程度まで薬価を引き下げ、長期収載品から後発品への置き換えを促すための薬価引き下げルールが適用されるのだそう
･･そんなに先発が売れているの？？
G2該当から初めての薬価改定：後発価格の加重平均*2.5
G2該当から2年経過後に初めての薬価改定：後発価格の加重平均*2.3 ←たぶんこれに相当
3年後、4年後と掛け率が変わり、10年かけて後発の1.5倍まで引き下げるというルール。
市場拡大 再算定品目及び 効能変化再算定品目
フェソロデックス筋注 250mg250mg250mg250mg250mg：51,733→38,801
新しい薬が増えることにも、年数が経って安価になることにも、今年も感謝する。
