My life! after diagnosed with BC

好きでやっている訳じゃない

治療は厳しい、なのにどうしてやるんだとか、化学療法なんて体力を奪うとか、手術はしなくてもよかったのでは、とか言われても。

私も彼女も、他の治療しているひとたちも、好きでやっている訳じゃない。やらなくても大丈夫ならやっていない。
でも、再発の可能性を減らしたいから、絶対じゃなくても科学的に確率の高い方を選んだからとしか言えない。10%が29.3%になる治療なのだから、辛いけれど頑張ってみようと思っているのだということを解ってほしい。

‥でもきっと解ってと言っても無理なのだろうけれど。私も同じ(系統の)病気でなければ、そこまでしなくても‥と思っていたのかも。

でも、再発したらそれからはより大変なのだと判っている。

そうならない事を目指して、そうなるまでの時間を少しでも延ばせるように、嫌でも我慢して治療しているの。気楽に言わないで。

テレビの特集で見たんだけど、とかネットのニュースで見たんだけど、とかで、楽だけど不確実な治療や手術を引き合いに出さないで。

 

仕事を始めた頃、商品を紹介した先生が「僕が使っているのはがん細胞だから、なにもしなくてもどんどん増えるんだよねー」(だから要らない)と言っていたのを今でも忘れられない。他の細胞は生きられないような劣悪な条件でも、適した条件を揃えなくても、あんまり世話をしなくても、細胞は駄目にならずに増え続ける。動画で見せてもらって、強い意志を持ったかのように増え続けるがん細胞に驚いた。他の細胞とは明らかに違う。
その当時は、実験材料なので「楽でいいですね」という会話で終わったが、あの時のインパクトは強烈だったのだろう、ずいぶん前のことなのに鮮明に思い出す。

それ(見せてもらったのは消化器系の細胞だったけど)が体内にあると思ったら、手術できるなら取り除きたいと思わずにはいられない。血管やリンパに乗って体内の何処かに運ばれたがん細胞が、悪条件も気にせずにそこで増え続けるイメージが拭えない。

毎日たくさんのがん細胞が生まれては自身の免疫で駆逐されているともいうので、そんな嫌な想像をしないで駆逐されているイメージを脹らまそう。

生きたいから。ってやっぱり思っているんだとはっきりとわかった。

 

御礼参りの次は来年からの術後治療?維持療法?がうまくいきますように、のお参り。

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祈って治るなら、病気で苦しむ人なんていなくなる。
祈って封じられるなら、再発する人なんていなくなる。
そんなことは判っていても、神頼みが心を穏やかにしてくれるという事も事実。


なんだかいつまでも気分が上がらない。

泣く事はなくなったけれど、毎日が全然楽しくない。憂鬱だったり悲しくなったり色々な事が無意味に思えてどうでもよくなったり、以前は楽しかった事も楽しく思えない。またこのまま落ちていってしまうのだろうか。

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会社で記入させられたストレスチェックシート。
仕事にやる気がない&職場の雰囲気が嫌なのが表れている‥?気持ちが上がらないからか、以前とは答えの傾向が違うなあ。
これまでは記録を取っていなかったけれど、これからは提出前に撮っておくことにしよう。

無理にでも笑っていれば脳が勘違いすると言うけれど、そんなことを続けていると人に逢うのが面倒で嫌になってきてしまう。

それでも、よく眠れてよく食べられているのだから大丈夫なのだと思いたい。
スープ大盛りにしたし。

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ちゃんと味もして、美味しいと思える。初めての薄切りしゃぶしゃぶ豚肉。
スープカレーの豚は角煮がほとんどで脂が多いのだけど、しゃぶしゃぶ肉だとさっぱり食べやすい♡
次こそは忘れずにウズラのタマゴを抜いてもらおう‥。