名古屋たび。
Day2:
名古屋の朝、やっぱりモーニングが食べたい!
近くのコメダでいい?と聞かれたけど、コメダは地元にもあるので違うところがいいー。行きたいところあるならそこにしよう、ということでいくつか気になっていた中からKAKO BUCYO COFFEEを選ぶ。そのあとの予定を考えると早く行った方がよさそうということで、開店に合わせるくらいくらいの時間を目指して友人宅を出る。
名古屋駅から歩いたのだけど、思ったより遠く感じた。多分ここ、と角を曲がってみると、ウエイティングリストは出ているけれど待っている人はいない。
電車を逃して予定より遅れたので並ぶのも覚悟していたけれど、すんなり座れた。
それぞれカイザーと食パンで小椋トーストとブレンドの小倉モーニングを選ぶ。
もっと甘ったるいかと思ったけれど、あんこはそこまで甘くなくて豆々しい。乗っているのはホイップバター?ちょっと塩気があって甘しょっぱい仕上がり。食べたことのあるおぐらトーストとは全然違う。この組み合わせ美味しい~♡
ブランドコーヒーはがっちり濃くて甘いパンによくあう。一杯おかわり無料です、と教えてくれたので遠慮なく2杯いただいてとっても満足♡
席に座ったあと、次々にお客さんがきてあっという間に満席。お店を出ると何組も待っていた。早起きしてよかったー。
午後でもモーニング。ソフトクリームをつけるなら午後の方がお得な設定。
ところで、カイザーって何?という話になる。Kaiserはドイツ語で王冠とか帝王というような意味らしい。王冠のような形のパンだからカイザーと呼ぶのだそう。帝王切開のこともカイザーと呼ぶけれど、これは「帝王」切開だから!?という話になる。略語というか語呂合わせというか‥ダジャレ?
おなかいっぱいになったところで、昨日大須が楽しくてのんびりしすぎて間に合わなかった名古屋城から今日の観光開始。
モーニングのお店から駅までが遠く、最寄駅から乗っても乗り換えもある。お天気がよく、暑くも寒くもない、まさしくBeautiful Day♡なので、散歩がてら歩いて向かうことにする。友人は元々たくさん歩くし、走ったり自転車でかなり遠くまで行くアクティブな人なので、私が疲れるまでは気にしなくて大丈夫だそう。街並みを見ながら歩くのは気持ちがいい!
しゃちほこー!
天守閣は修復中で入れないけれど、瓦の銅が青くなっている状態の屋根を見られるのもあと少し、建て直すと十円玉色の屋根になるのだそう。青い方がしゃちほこの金が映えそうだけど。
修復したての名古屋城本丸御殿へ。ここも待ち時間なしですぐ入れる。金ぴかであんまり好みじゃないかなあと思っていたけれど、思っていたよりずーっとステキだった!
虎と豹
動物が沢山。何枚ものふすまを開けて、それが絵になる。
欄間もゴージャス!
従者の控えの間は天井が板張りですっきり。やっぱりこのくらいが落ち着くなー。
お城印があるというので記念にいただく。
でも売っているのはお土産物さん‥。日付はスタンプで入れてくれる。
ふすまや意匠にあしらわれている動物のきんぴかポストカードをみつけて、おそろいで記念に買ってみる。
松島で見た、葡萄に栗鼠も。
右上のふっくらしゃがんでいる虎は家猫のよう!実際にこんな姿勢で休むのだろうか。
次は熱田へ行くので名古屋駅まで戻るのだけど、四間道を通りたいので歩いて戻る。
この辺りじゃない?と曲がった先は寂れたアーケードだった‥。
お店は閉まっているけれどひたすら本だけの露店が並ぶイベント中。絵本や写真集、洋書などがずらっと並んでいて、掘り出し物を探すのが楽しそう。
もう一本曲がると四間道に出た。時間なのか曜日なのか、お店はほとんど閉まっていたので、友人はここは何を観に来たかったの?という感じだったけれど、
こういう街並みが残っている道を歩いてみたかった。
パフェが気になっていたカフェもあった!
寄る?と言われたけれど、朝食が甘かったしまだおなかが空かない‥残念。
名古屋駅まで戻る途中、道の向こうに天むすのお店の看板をみつける。お昼に外で食べようか、と持ち帰りにしてもらう。受け取ってみると出来立てでほかほか♡
ほかほかの天むすを持って熱田神宮まで名鉄で移動する。神宮前駅に着くと、改札内に串カツのテイクアウトもある居酒屋?定食屋?がある。これも一緒に食べようか、買ってみる。揚げたてを用意してくれ、ソース・味噌・なにもなし、から選べるという。私はもちろん味噌、友人も味噌を選ぶ。
赤味噌は嫌いと言っていたのに、無理してつきあってくれたのかな-?ありがとう!
すぐ向かいが熱田神宮。
シンプルで美しい鳥居。伊勢鳥居というタイプなのだそう。
木目が美しく、すっと立つたたずまいがとても美しい。
七五三ですごい人!子供もお母さんも、おうちに代々伝わっているのだろうなあー、というクラシックな着物を着ている人が多い。イメージしていた熱田神宮はもっと静かな雰囲気だったけれど、カラフルな着物姿の人達と一緒にお参りするのも面白かった。
名古屋の街中を歩いていても、女性も男性もおしゃれな人が多かった。足元もヒールや革靴が多いしリュックは少ないし女性の髪は長めだし、全体的にエレガントな印象。
男性もスーツだったり、カジュアルでもかなりきれい目な感じ。
神獣?のニワトリ。大きくて丸々としていてあまり動かず、大きい方は作り物かと思った‥。
すぐ先にもう一つあるよ、大黒天と知恵の神さまが祀られているという神社にもお参りする。
右は本宮に次ぐ社格だという別宮八剣宮、左が知恵の神様・恵比寿が祀られている上知我麻神社の御朱印。
すっかり満足してしまったからか、何故か秋葉山円通寺のことをすっかり失念‥後でそういえば一緒に行きたかったのだったと思いだす。
この間、ずっと天むすと串かつを持って歩いている。駅前にも神宮内にも座れるところは皆無で、結局駅のベンチで電車を待ちながらお昼を食べることにする。
そういえば大須で道端に座って買ったものを食べている人が多いなぁと思ったのだけど、座れるところがなかったのか。オアシス21にもベンチは2脚しかなかったし、名古屋はあまりイスを置かないのかな??
ホームの端にはほとんど人もいなく、日当たりも良くてちょっとしたピクニック気分。
みそかつも天むすも味が濃いめで、ビールがほしくなる
食べ終わったタイミングで次に来る電車に乗って犬山へ向かう。
空港から乗ったのと同じく指定席券?ミューチケットがいる電車で約30分。お腹いっぱいで疲れも出てきて、誰もいない車内で2人共うとうと。
気づけば犬山遊園駅に着く。
のんびり木曽川沿いを歩いていくと小高い丘の上にあれだよ、と(写真の左端にかろうじて映っている)犬山城が見えてくる。‥ネット掛かってる?
坂を登って着くと、やっぱりネットがかかってる‥。
えー、と言ったけれど、大丈夫だから!と天守閣に登ってみる。
修復中で外からの見た目は今ひとつだったけれど、天守閣に登ると絶景!
眼下に木曽川が広がり、風も通って気持ちいいー♡♡
方角によっては足場が目立ってちょっと残念。
天守閣への階段はこんなに急!
登りはいいけど下りがコワイ‥。
でも、すごくいいところだった!行きたいとこリストの中から、犬山城を勧めてくれてありがとう!
ここでもお城印がいただけるとのことなので、今度は観光案内所へ。
左下に書かれている通り、観光協会発行なので仕方がない。
こちらでは日付はそこに筆ペンがありますから、とセルフ記入。左利きに筆は向かないのにー。しかも二七ではなく二十七と書くのだった‥。
途中のお稲荷さんはハートの絵馬や連なる鳥居が写真映え抜群な感じで散策用の着物を着て写真を撮っている人がたくさんいた。鎌倉の銭洗弁天ぽく、ざるで宝くじやお金を洗うと何倍にもなるという。残念ながら一万円札がなかったので千円札が何倍かになってもなぁ、と御朱印だけいただく。
友人は次の御朱印帳を購入していた。
出てきた頃には待ち時間が発生していた。比較的空いていたので天守閣でもゆっくりできたのでいいタイミングだったみたい。
帰り道は城下町が広がる犬山駅側へ。からくり人形や山車の保存施設があったり、
大きい!実際にお祭りで使うもの。
元々呉服屋さんを資料館にしたのだそう。屋根がまっすぐではなく湾曲している。
途中、犬山のクラフトビールで休憩。
右が季節限定のペールエール、左はIPAが売り切れで代わりに選んだヴァイツェン。ペールエールがとってもフルーティで美味しかった♡
(ペールエールは友人が選んだ方だけど)
歩き疲れたところにアルコールも入って、名古屋駅まで寝て戻る。
夕食。
もうひとしきり名古屋めしも食べたし、疲れすぎたのか、何を食べたい?と聞かれてもお腹は減っているのかいないのかすらよくわらない‥。
名古屋っぽいものを食べさせなくては!という使命感か、昨日の手羽先は今ひとつだったからということで専門店?風来坊へ。
うーん、写真が今ひとつ美味しそうじゃないなあ。食器はプラだし。
最初は一人前の5本だけ頼んだけれど、結局もう一人前しっかり食べる。コショウが効いて外側はカリッと、肉離れも良くて美味しい♡
でも、せっかくの最後の一緒の食事なのにキュウリとゴマサバと手羽餃子で終了。
友人宅に戻ってみると、こんなに歩いていた!
私にはちょっと歩きすぎ。疲れたはずだー。
お風呂に入ってしっかりストレッチして、少し飲んでのんびりして就寝。
あっという間に一緒に過ごす時間は終了。楽しいことは早いなぁ。
この日は告知から3年目の日。
3年前には来年の紅葉はみれるのかなぁ、と思っていたこと、3年後には名古屋にいるんだなあとか、ぼんやりと思っていた。
でも、翌年にも同じことが出来るとは限らないのだということを忘れない。
熱田神宮の知恵の神さまに祈ったのはこれ。
変えられないものを受け入れる心の静けさと
変えられるものを変える勇気と
その両者を見分ける英知を我に与え給え。
病気はどうにもできないのだとしても、せめて穏やかにいられますように。