My life! after diagnosed with BC

アラガン製品リコール、インプラント再建はどうなってしまうの?

日本乳房オンコプラスティックサージャリ―学界から緊急連絡が出ていた。

Allergan 社はBIOCELL テクスチャードブレスト・インプラントおよび組織拡張器を世界市場から回収及び販売停⽌することを決定しました。

一般社団法人日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会

 

経緯とか、BIA-ALCLのこと
  ↓


やっぱりアラガン社製品は日本でも販売中止・回収なのだそう。
対象は現行製品2種+終了品1種。

・ナトレル410 ブレスト・インプラント(承認番号22500BZX00460000)
・ナトレル133 ティッシュ・エキスパンダー (承認番号22400BZX00356000)
・2018年3月販売終了:ナトレル ブレスト・インプラント(テクスチャードタイプ)

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私の胸に入っているのはナトレル410。保険適用で再建した人は皆このタイプ。

インプラントに関しては、スムーズタイプが9月から再販になる予定だそうだが、それまでは入れ替えも延期になってしまうのだろうか。

エキスパンダーがまだ入っていない人はどうなるんだろう。
摘出手術をそのために延期することはあまり考えられないので、切除と同時のエキスパンダー挿入は出来なくなってしまうのだろうか。
アラガン社製以外でも、違うメーカーの物はないのだろうか。他にも安全な別製品があるのであれば、至急承認してほしい。

テクスチャード・タイプのエキスパンダーとコヒーシブシリコンインプラントが用いられるようになってからは、被膜拘縮を起こす頻度は格段に減少しました。

医療法人社団 ブレストサージャリークリニック

表面がつるつるしたスムーズタイプは、より皮膜拘縮を起こしにくいとして今回のリコールで販売中止になったテクスチャードタイプに置き換わったはずなのに、再販して大丈夫?今度は被膜硬縮に悩まされる人が増えたりしないのだろうか。

 

医療機関向けには手術中止の案内。

ナトレル® 410 ブレスト・インプラント、ナトレル® 133 ティッシュ・エキスパンダーの埋⼊⼿術を中⽌してください。
未使⽤品の返品の具体的な⽅法に関しましては、代理店より後⽇ご連絡致します。
FDA およびその他の規制当局は、無症状の患者において、テクスチャード加⼯されたブレスト・インプラントまたは組織拡張器の抜去または交換を推奨していません。

 

もちろん安全第一。

でも、入れ替え手術が延期になる事や、全摘手術の際にエキスパンダーを入れられなくなってしまう事を考えると、苦しくなる。

手術前、エキスパンダーが入らないかもと言われて苦しんだことが浮かんでくる。

同じ思いをしている人がいるのだろうと思うと、辛い気持ちがよみがえってくる。

出来るはずだった再建ができなくなってしまうなんて悲しすぎる。

胸を失う辛さを、ほんの少しだけでも軽減できる術なのに。