My life! after diagnosed with BC

ツボとお灸、自律神経と腎臓

すっかり忘れていた京都旅行で買ってきた初心者向けセルフお灸が出てきた。

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購入時にもらった小冊子を参考に、どこのツボに使おうか悩む。

以前に比べるとこれといった不調が今は特にない(!)ので、自律神経もしくは腎臓を養生するツボを探す。季節の変わり目は自律神経が不安定になりやすいというので「自律神経を整える」ワードを見ると、都度興味がわく。

まずはそんな自律神経を整えるのに効くツボ。

①内関(ないかん)
効果:
・自律神経のバランスを整える
・精神面や心を落ち着ける
東洋医学的な症状では気滞の解消
・気圧の変動や気候の変化による不調(自律神経が関係しているから)
・交感神経が優位になった興奮をさます
・嘔吐感、気持ち悪さの解消

位置:握りこぶしにした時に手首の内側に浮き出る腱2本の間の、手首のシワから2寸(指の幅3本分)肘側。


②労宮(ろうきゅう)
効果:
・リラックス
・緊張緩和
・自律神経のバランスを整える
・頭に血が上りそうな時には、上る気血を労宮に下ろす
・疲れがたまった時に良い

位置:手掌、第2・第3中手骨間、中手指節関節の近位陥凹部。
≒手のひらの中央、手を握ると中指の先端が手のひらに当たる辺り

 
次は腎臓。
陰陽の根本は腎と考え、腎の働きが乱れると陰陽のバランスも崩れるのだそう。陽は活動力や熱、陰は鎮静や冷えで体のバランスを保っている。
さらに、腎は気や血の大元・精を貯蔵するが、加齢に応じて精は減少して補充も追いつかなくなる。そのため生命力が低下し、老化現象が現れるとされるのだそう。
これを食い止め、改善するには腎を労わる!

①太渓(たいけい)
効果:
・加齢による不調改善
・泌尿器・生殖器の不調改善

位置:足関節後内側、内くるぶしとアキレス腱の間の陥凹部、脈が拍動(後脛骨動脈)している(腎経は踵から内くるぶしのあたりに重要なツボが密集)
太渓は足首にあり冷えやすいので温めると効果的


②腎兪(じんゆ)
位置:腰部、第2腰椎棘突起下縁と同じ高さ、後正中線の外方1寸5分、腰椎(腰の背骨)の両脇浮肋という12番目の肋骨の下あたり、部位としても腎臓に近いので刺激が届きやすい

‥これは難しくてわからないけれど、簡単にするとこんな感じらしい。

腰にある「第2腰椎の高さあたりの、ちょっと外側」のツボです。
両手を後ろに回して、腰を横から押し込むと痛気持ちい場所があります


西洋医学でも腎臓の働きが低下すると体の寒熱のバランスが崩れることもあるとされるのだそう。東洋医学では陰陽が乱れるに相当するのかな。
脚が寒いとかホットフラッシュ(上半身が熱い)もそういうこと?

腎は冷えに弱い臓器なので、足腰、特に足首周りを冷やさないように温かくするといいらしい。
足首を冷やさないように‥というのを見て、以前いた支店は屋内も外のように寒くて、タイツを履いても足首が取れそうに寒く、社内履きをムートンブーツにして凌いでいた事を思い出した。楽しかったけど寒さはつらかったー。
今は社内では足元ヒーターで十分暖かいし、寝るときにはあずきカイロを腎臓の下あたりに敷く&胃から下腹部にも乗せて上下から挟んでいるので、しっかり温まっていそう。


面白いのは臓器に対応した色があるそう。
腎には黒が対応するので、黒い食品が補腎に良い。他、ナッツや海産物の塩辛さ、粘りのあるもの、温性・熱性の食べ物が腎を養生する。
黒いものは黒ごまや黒豆、塩辛い海産物は海藻、貝類、ひじき、こんぶ、牡蠣など。


甘いものを食べ過ぎると腎の働きが弱くなるそう。
甘味が脾で栄養されるときに脾の働きが乱れ、脾が腎を抑制する力が増す。その結果腎の働きが弱くなる。

甘いものは何につけてもあまり体にやさしくないという事なのね‥。
寒くなったころに使ってみよう。