My life! after diagnosed with BC

トゥルシー入りアーユルヴェーダの非加熱はちみつ

トゥルシーの葉と花穂を漬けた、非加熱の生はちみつを分けてもらった。

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トゥルシーはアーユルヴェーダで「不老不死の霊薬」とされ、ヒンドゥー教ではラクシュミーの化身とされる聖なる植物で「比類無きもの」という意味だそう。英語のHolly Basirでも「聖なる」と付くし、インドではトゥルシーのあるところには不幸と病気が入る事ができないと信じられているそうで、東洋でも西洋でも昔からなじみがあるハーブのようだ。イメージしやすいところでは、タイ料理のガパオに入っているバジルもトゥルシーなのだそう。
空気を浄化する、気管支系の不調に効果がある、虫よけになる、というのはシソ科の植物なのだと思うとなんとなく納得。

 

はちみつはアーユルヴェーダでは「消化管・血管などを浄化し、純粋性・健康をもたらすもの」「生命エネルギーを高め、活力ある健全な状態を生み出すもの」「オージャス(生命エネルギー)を高めるもの」とされていて、4種類に分かれるそう。

①ナヴィン・マドウ(新鮮なハチミツ)
滋養と緩い下剤効果がある。僅かにヴァータ、カパの失調を抑える。病中・病後など滋養を高めたい時向け

②プラーナ・マドウ(古いハチミツ)
「ナイフで削るように脂肪をそぎ落とす」と言われ、脂肪および肥満を減少させる

③パクワ・マドウ(熟したハチミツ)
健康維持向け、トリドーシャのバランスを整える

④アーマ・マドウ(淡い未熟のハチミツ)
トリ・ドーシャのバランスを乱す

アーユルヴェーダの記述に基づいて、①-③の分類ごと(④は作っていない)に採取したはちみつに、3種のトゥルシーを使用した3tulsi。
トゥルシー=ホーリーバジルなのに3種?ホーリーバジルは1種類なのでは??と混乱したが、トゥルシーにはたくさんの種類があるのだそう。ここに入っているのは、ラーマトゥルシー(真正ホーリーバジル)、クリシュナトゥルシー(ラーマの変種の黒いホーリーバジル)、ヴァナトゥルシー(強い芳香の野生のバジル)の3種類。

少し味見をさせてもらったら、はちみつなのにさわやか!今まで食べたことのあるはちみつとは全然違う!!
甘みも弱すぎず強すぎず、後味もすっきり。ニガテだった結晶化したじゃりじゃりした食感すらもたのしい。

はちみつをこんなにおいしいと思ったのは初めて。もっと食べたい、と値段も聞かずに即決で2個あるうちのひとつを分けてもらうことにする。
朝もしくは夕方に少量をそのまま食べるのがおすすめだそう。固くて口に残るけど、気にならないなら漬けてある葉や花穂は小さなものはそのまま食べてもいいし、取り出してぬるめ(50℃くらい)のお湯でお茶にして飲むのもいい。

生のはちみつは、はちみつに本来含まれているブドウ糖・果糖・10数種類のビタミン類・カルシウム・カリウム・鉄など27種類のミネラル・アミラーゼなどの約80種類の酵素・乳酸菌・有機酸・ポリフェノールなどが壊れずに含まれている。
加熱したはちみつは糖化によりむしろ毒になると考えるそう。なので熱いお湯に溶かして飲むのもダメなんだとか。
毒になるというのはよくわからなかったが、とりあえず酵素が熱で分解されることはあるだろう。なのでなるべくそのまま食べようと思う。
でも、なによりもおいしいのでそのまま食べたい。


ハーブティーは苦手だったが、毎回いれてもらうお茶はどれもおいしい。栽培しているのだというフレッシュなトゥルシーで淹れてくれたお茶は特に美味しかった。はちみつもそうだけど、丁寧に作ってあるものっておいしいのだと実感。

種が手に入るようだったらベランダ栽培してみたいなー。