日の出の予定時間は6:51だとのこと。日が昇る前から見ないと魅力半減なので支度も含めて6:30にアラームセット。
船酔いを心配していたが、そこまで気持ち悪くもならなかったので安心していた。が、頭を低くすると揺れを感じて、結局あまりよく眠れなかった。
ようやくうとうとした辺りでアラーム。
面倒な気持ち半分だけど、今回のメインは水平線から昇る初日の出を見る、なのでよろよろ起きて手持ちの服をどんどん重ね着して、ダウンも着て手袋もはめて、フードも被ってデッキへ向かう。
既に外は薄明るくなっていて、既にまばらに人がいる。
とにかく寒いーー!! 雨が降っているのかと思ったら、波しぶきが絶えず飛んでくる。
少しずつ晴れるかも?と期待しながら、寒くてじっとしていられずに足踏みしたりステップ踏んだりしながら頑張って待ち続ける。
ちょっとずつ2019年最初の太陽が見えてくる。
‥低い位置に雲が増えている。
なんとかかんとか、初日の出。
深呼吸して初日の出の光を浴びると、海の上なので寒くてもやっぱり気持ちよい♡
久しぶりに全身、芯まで冷えて冷えて冷たくなったのでお風呂で温まる。
温まってほっとしたところで、持ち込みのお吸物にしゃぶしゃぶ用の薄餅を入れた簡易お雑煮、伊達巻、蒲鉾などを食べてお屠蘇代わりの日本酒を飲む。
また食べたり飲んだりしていると下船時間。
フェリーを下りてからは、旅館のバス2台に分乗して温泉へむかう。
途中、道の駅でお昼ゴハン休暇。
昨日から散々食べているのでお腹が空かない。
ずんだとクルミあんと普通のあんのおだんごがあったので軽く済ませて、
農産物直売所を見て歩く。
一斗缶販売のかりんとうとか
トトロみたいなこけし?とか、
厚切りの牛たんとか、
手作り田舎味噌も美味しそう
お土産に買ったのはシソ巻き。
クルミと味噌、その他胡麻とかエゴマとかを混ぜたものを青紫蘇で巻いたものを3つずつ楊枝に刺して揚げたもの。各家庭のレシピがある地域の家庭料理だそう。唐辛子で辛くしたものや甘めに仕上げてご飯に合うようにしたものなど、生産者違いでたくさんの種類があった。
他にも、おいしそうなお米とか、お土産で絵付け体験ができる小さなこけしとか
時間一杯見て回って、今日の宿・鳴子温泉郷の奥座敷、中山平温泉へ。
予想よりずいぶん立派な旅館へ。そして予想よりずいぶん雪深い。
雪深い中、仲居さんに雪だし徒歩ではちょっと。。と言われた、公共湯のしんとろの湯へ向かう。
通る車もまばらだし、車道の雪は溶けているので思ったよりはるかに歩きやすい道を20分弱歩く。
到着!
この辺りは鳴子温泉郷でも最も湯量が豊富だという事で加水せずに200mもある湯畑で冷ましたお湯を使っているそう。
これを見たかったのだけれど、立ち入り禁止だった。
(よく読むとWebサイトでも立入及び撮影禁止区域と書かれていた)
鳴子 中山平温泉 しんとろの湯
露天風呂はないし湯船は小さいし地元の方がたくさんいて湯船のフチに沿ってぐるっと人で囲まれているし、洗い場は4つで常に順番待ちだけれど、お湯がぬるぬるで気持ちいい!!
こんなに柔らかくてまとわりつくようなお湯は初めて。ツルツルではなく、ヌルヌル。(ぬるぬる、はよい意味)PHが9.3と塩基寄りなのがぬるぬるの要因なのかも。
お湯が熱くて長湯できなかったのが残念すぎるー。
帰り道はほかほかのまま、気持ちよく歩く。
途中、気になった足湯にも寄ってみる。
不安になる佇まいだが、お湯は掛け流し!
人気がない中、足湯も満喫♡
旅館のお風呂は、露天風呂と内湯が完全に分離している作り。
露天風呂は空いていて滞在中ほとんど他の人と一緒にならなかった。
NO 風呂 NO Lifeと言っていた、好きなアーティストの真似をしたアングルで記念撮影!
食事は大広間でお膳だったが、お正月仕様だそうで全く乗り切らない 量のおかずが次々に出てくる。何故か写真を撮り忘れているのだが、食べても食べても出てくるお料理にお腹が苦しくなる。
部屋に戻ってからは物産館で買った地元のワインや日本酒を飲んで、お風呂に入って、を繰り返す。
やらなければならないことは、1月1日分のタモキシフェンを飲むくらい。
近くにコンビニもない、何処にも行けない、特別何をする訳でもない、静かで穏やかで幸せな元旦の夜。