My life! after diagnosed with BC

グラスフェッドギー デビュー

アーユルヴェーダとヨガのクラスで便秘対策に勧めてもらったもらった、グラスフェッドのギー。

ギーと言えば、カレーを作るときに使うとかナンの表面に塗るとか、アーユルヴェーダで目に使うオイル、だと思っていたけれど、バターコーヒーとか完全無欠コーヒーといったダイエット?健康法?にギーを使うことを知る。

こんなにもよく目にするようになったのは、「完全無欠(Bullet Proof:ブレットプルーフ)コーヒー」について書かれたシリコンバレー式自分を変える最強の食事 という本がきっかけのよう。

コーヒーではなく、お茶にバターなら中央アジアにあったよね。。と思っていたら、完全無欠コーヒーも、ネパールで飲んだヤクのバターの入ったお茶がヒントだったそう。 

コーヒーと脂肪を摂ることで、すべての腸内細菌をいったん抑制したあとで「瘦せ型」細菌にえさを与えて増殖させることができる。

 バターやオイルを溶かすとミセルという状態に分解され、脂肪をエネルギーに変換するようになるからだ。胆汁からも生成されるミセルだが、多ければ多いほど脂肪が使われやすくなる。つまり、バターをコーヒーにブレンドすることが、脂肪をエネルギー源とする体の働きを助けるのだ。

‥ わかるようなわからないような。
決まった淹れ方で淹れたコーヒーに、ギーとココナツオイルを足してしっかり攪拌。油を細かい粒子(ミセル)にして分散させて飲むと驚きの効果がある、ということらしい。普通のバターだと太るけれど、グラスフェッドバターなら痩せるという。何故?

このグラスフェッドバターをグラスフェッドギーで置き換えてもOKらしい。
私の中でギーはどちらかというと獣くさいというか野性味のある油脂、というイメージだったが、グラスフェッドとかオーガニックとかBIOとか直火で完全ハンドメイドなどと書かれていて、なんだかヘルシーでクリーンなイメージ。
牛肉がニガテでもグラスフェッドの牛なら食べられるとか、胃もたれしないとか、味が全然違うとか。

ギーを作るのにグラスフェッドのバターを使うのが一般的なのかどうかはわからないが、そういえば穀物飼料飼育(グレインフェッド)ではなく、牧草飼育(グラスフェッド)は、プロテインを選んでいた時にも栄養価が高く効率の良い「より良いもの」という位置づけだった。

なんとなく特別に飼育された、ヘルシーでカラダによい(?)牛のように聞こえるが、何故?本当に??と気になりだす。


グラスフェッドの定義って?

日本で飼育している牛の飼料は哺乳期のミルクを除けば、全て植物由来のもの。その飼料の中に植物の実や穂などのでんぷんが多く含まれればグレインフェッド茎や葉などの繊維がメインとなるとグラスフェッドと呼ぶ。でもグラスフェッドでも、葉や茎の部分だけではなく穂や実のついた牧草も「草」として食べる。放牧されている場合には完全に餌を管理できないので、でんぷんを食べないように管理するのは難しいらしい。逆に、グレインフェッドでも葉や茎も与えられる。結局、(日本では)厳密な規格ではなく、どちらの割合が高いかというようなふんわりした基準らしい。

さらにグラスフレッドと冠するものが、必ずしも放牧飼育ではないそう。放牧飼育は牛の健康に良さそうに聞こえるが、きちんと管理できていないとかえって牛が弱ることもあるということだ。

ギーの原料のバターを作る牛のエサまで正しくトレースしているとは思えない。結局、「グラスフェッド」という文字で判断するのではなく、信頼できる人が育てた牛かどうかが大切だけど、そのミルクで信頼できるバターを作ってそれを原料に正しく作られたギーなのかどうかは、もう判断できない感じ。
そもそも、そんなに丁寧に作られているものが世界で大量に流通して、日本のスーパーやネットで手軽に手に入るのだろうか。。生産量的に大丈夫??とか色々気になる。

‥なんだかグラスフェッドのありがたみが減ってしまった。

 

でも、そういうことを考え出すと食べるものがなくなってしまうので、次。

ギーについて:

発酵バターを煮詰めて水分、糖分、タンパクを除いたもの。アーユルヴェーダではゆっくり時間をかけると、消化の炎「アグニ」を活性化するので、長時間かけて作ったものがよいとされる。

ちょっと検索するだけで、たーくさんいいことが書かれている。

・TIME誌で「最も健康的な食品50」に選出された
・消化しやすく、ビタミンが豊富
乳糖不耐症でも大丈夫
・LDLコレステロールを上昇させずに血中脂質を増加させる
→総コレステロール値を下げつつ、善玉コレステロール(HDL)が上がる
・腸内の乳酸菌を増やす
・消化を助ける 
・脳がすっきりする(??)
・空腹を感じにくい
・酸化しにくく、浸透しやすい、常温で保存可能
アーユルヴェーダでは全てのドーシャを鎮静させる食材で、どのドーシャでも使える
(ただし油なので摂りすぎるとカパを増やす)

 ‥などなど。

流行っているからこそ、過剰な賛辞が混ざっているのだと思うが、疑い深い私は、あまりにいいことばかりを書かれると逆に胡散臭い気がしてくる。。でも、アーユルヴェーダのセラピストでヨガを教えてくれている信頼している方が「お湯か温めたミルクにギーを入れて飲むと便秘解消に効果がある」と勧めてくれたので、ごちゃごちゃ考えずにやってみよう。特にヴァータの人に効果があるらしい。

家の近くのスーパーに売っているのよ、と教えてもらったのに探せないでいたが、うろうろ徘徊した結果見つけたー。

 

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売っていたのは最近ボトルをよく見かける、GHEE EASY

 

スーパーで見つからないのでネットで買おうかと調べているときはこれが気になった。

www.iloveghee.jp

フレーバー付もあり、ターメリックと黒こしょうが入ったGold Star Ghee 、名前の通りレモンとガーリックのGarlic Lemon Ghee 、甘いものだとVanilla Dream Ghee。
ネーミングもおいしそう。特にバニラドリーム♡

なんとなくお湯とかコーヒーにギーだと、油膜が張って油っぽく気持ち悪いイメージが先行するので、先ずは牛乳で試してみようかな。

減量目的でこういう短期集中の同じものを摂りつづける特殊なダイエットは苦手なのだけど、あまりストイックにならずに飲み物にギーを混ぜて飲むくらいならできそう。。かも?