My life! after diagnosed with BC

ものすごく久しぶりにパン焼き再開♡

パンが好き。
お米が食べられなくてもパンがあれば満足、朝食でも昼食でも夕食でもパンがあれば満足、デニッシュやクロワッサンなどの油脂を使ったものも好きだけどミルクも卵も油脂も入らない固くてリーンなパンが大好き。

なのだけど、柔らかいふかふかしたパンの人気があると言われるこの辺りでは好みの固いパンを扱うお店は少ないし、石釜パンとかごろんと大きなカンパーニュが置いてあるようなお店は週末にしか行けない。
結果、「(気軽に)買えないなら自分で作ればいい」と思ったのがきっかけでパン焼きを始めた。

そう思ったのは、大学生活を結構何もない地方都市で送ったのがしみついているから。当時は時間がたくさんあったというのもあるが、食べたいものは自分で作るしかなかった。地元の友人は食べに行った方が早いと言うが、食べに行くまで数時間かかるような田舎に住んでいると、タイカレーが食べたい(そもそもタイ料理屋がない)とか、アメリカンなクッキーが食べたいとか、ピザが食べたいとか(大手の宅配ピザも配達区域じゃなかった)手に入らないものは自分で作らないとならない生活だった。

ふわっと感皆無のパンなので、生地は粉と水と塩、少しのドライイーストとひとつまみの砂糖でつくり、卵や牛乳は入れない。油脂も乾燥防止にオリーブオイルを少したらすことがあるくらい、それに素人手作りの粗を隠すためにいろいろ具材を入れる。
粉に全粒粉やライ麦を混ぜたり、ドライフルーツ、胡麻やナッツ、チーズ、ハーブ、チョコレートとか枝豆とかを出来上がりを想像しながら組み合わせる。
定番のいちじく&くるみとか、甘くないココア生地にオレンジピールとか、水の代わりにトマトジュースで作るとか、枝豆+チーズとか。ナッツやドライフルーツもぎっちりと好きなものを好きなだけ入れることもできる。あー楽しい。

遊び半分で焼いていたが、利き手を怪我して手首が思うように手術の影響で胸筋に力が入ると違和感があったりで以来パンをこねることができなくて遠ざかっていたが、元気になったのだろうか、急にパンを焼きたくなっていた。


私が作るのは割と大雑把に作る家庭料理の食事パンのようなもので、温度も測らないしベーカーズパーセントのような計算もしない。はかりでざっくり測ってあとは捏ねながら、成形しながら打ち粉で調整‥という気楽な工程。一次発酵は冷蔵庫で1晩以上その週内に使うくらいのゆるさなので、思いついた時に準備しておいて翌日以降の好きな時に焼き上げる。ある程度適当にやってもなんとかなるようなもの。
お菓子作りのようにきっち測ってきっちり手順を守るようなのは苦手なのかも?

粉と水と塩と砂糖とドライイーストをぐるぐる混ぜて、久しぶりに思う存分捏ねて、ボールに入れたらシャワーキャップをかぶせて冷蔵庫の野菜室へ。(一次発酵)

あとは翌日以降の時間と気力があるときに、
具材を折り込んで10分休憩

もう一度折り込んで10分休憩

最終成形してなんとなく大きくなるまで二次発酵

焼く    ‥で完成。

久しぶりだし、今時期は室温も低いので時間に余裕を持とうと、この工程は土曜にやることにしていた。
久しぶりなのでまずは具材は控えめにしよう、ドライフルーツよりは甘くない具材の方が失敗が少なくきれいにできるよね、チーズとコーンもしくはチーズと枝豆あたりがいいかなー?と冷蔵庫&冷凍庫をあさるが、久しぶり過ぎてパンの具用にストックしていた具材がなかった。。
仕方がないので乾煎りして香ばしくした乾物・サクラエビ胡麻に変更。

丸型は苦手なのでなまこに成形しようかとも思ったけれど、せっかくなので王道・カンパーニュ風に丸く成形する。水分がない具材はあつかいやすくて成形も楽だし、久しぶりでもなんとかそれっぽくなった。よかったー。

化粧粉を振って、剃刀でクープを入れたらオーブンへ。
ちゃんと窯伸びするか、クープが開くか、ドア越しに穴が開くほどみつめる。この最初の10分がドキドキで楽しい♡

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よかったー!なんとかぼちぼちな出来で焼き上がる。
きれいな面を前にして撮ったけれど、いちおうクープも開いたし角も立った。
残念なのは全体的に小さい仕上がりだった‥もっと大きく焼けるはずなのだけど。
食べてみた感じもクラストはパリッとしていて悪くはない。クラムはもうすこしもっちりしてほしかったかな?
でもとりあえず焼き立てでおいしい~♡と自画自賛
(焼き立てなら大抵どれでもおいしいのだけれど)

 

パン焼き再開することを母に話したら、いちじく&クルミかリンゴ&クルミのリクエストがきたので次はそのどちらか焼こう。
秋らしく、スパイスが効かせたリンゴを使いたい!