いよいよ最終日。旅行って何日滞在しても、いつもあっという間。
昨日は疲れて寝てしまったので早起きしてパッキング。ビールやワッフルでトランクはいっぱい。チョコレートはドーハの乗り換えの際に外にトランクを置かれるかもしれないので、保冷バッグに入れて手荷物へ。
朝食を食べてチェックアウトする。
荷物はフロントの向かい、エレベーターの横にある部屋で預かってくれる。ただ、タグも鍵も預けた数量のチェックもなしで自分で出し入れする。万が一なくなった時も自己責任。
残った時間は約半日。アントワープまで行く？と思ったが、結構疲れ気味なので近場で過ごすことにする。10回券のMOBIBが余っているので、バスかメトロかトラムで行くところにしよう‥ということで、ブリュッセルいち美味しいともいうフリットを食べに行くことにする。
メトロで行こうと歩いていくと、バスの方が楽そうなことが判明する。本数も多いようだし、ブリュッセルでバスに乗っていないのでちょうどやってきた71番のバスに乗る。
私たちが乗った次の駅で子犬連れの人が乗ってくる。
この子が、向かいに座る男の子に夢中！途中、他のお客が犬に声をかけても知らんぷりなのに、この男の子ことは気になって仕方がない。でも男の子は全く関心なし‥。
ブリュッセルでは小型犬から大型犬まで、リードだけでバスにもメトロにも乗れるらしい。オープンカフェだけではなく、店内にも時々犬がいた。どこの子もおとなしくて静かにしているが、イヌアレルギーの人とかいないのだろうか‥。
このバスが、中心部を通っていくバスで面白い。ギャルリー・サンテュベール横を通り、王立美術館、王宮や楽器博物館、サンミッシェル大聖堂などの前を抜けて、市役所や地元の若い子たちがたくさん歩いている辺りを抜けていく。わかりやすいことに目的の駅は終点Flagey。
帰りのバスも向かい側から出ているので安心。
肝心のフリット屋が閉まっている！！なんてこと‥と思ったが、開店は11:30からとのこと。また時間のチェックを忘れていた！全く人がいる気配がしないが、きっと開店準備中のはず、開店まであと30分もないので周りをうろうろする。
駅前は広場になっている。週末はマルシェになるらしいが、この日は花屋と肉・チーズ・野菜・パンとなんでも扱うBIOのトラックの2台のみ。
何か買いたいなーと思いつつも、既に現金があまりない。カードは使えなさそうだし眺めるだけでガマン。
時間になると、ちゃんとシャッターが開いた！よかった♡
早速、地元っ子ぽい少年3人がフリットと飲み物などを買っている。
Frit Flagey
Place Eugène Flagey, 1050 Ixelles
昨日のお店にもあったが、串に刺さったものとかコロッケっぽいものとかが並んでいる。ミートはいる？と聞かれて、隣の男の子を見るとお肉とかすり身のようなものを受け取っている。他のものも揚げるのね。食べてみたい気持ちもあるが、揚げ物ダブルは厳しそうなのでフリットのみお願いする。
ブリュッセル1のフリット！
これでスモールサイズ。サイズは？と聞かれてスモールと答えると、当然のように2個だよねと言われた‥。このお店はソースをかけるか添えるか聞いてくれた。
おすすめのソースを聞くと、オリジナルのカクテルソースとのことで、初めて辛くないソースにしてもらう。
この広場にはベンチもたくさんあるので落ち着いて食べられる。
このお店のもクリスピータイプ。カリカリ食感が美味しい。
地元の人に人気のタイプは細めクリスピーなのかも。個人的には、もう少し太目でほくほくした部分が多い方が好みだったので、初日に食べた証券取引所横のFritlndのものが一番好みだったかも。
ブリュッセルで一番のフリットを体験したのでまた中心部へ戻る。一方通行が多いからか、帰りのバスは少しルートが違ってこれもまた面白い。
グランプラスの近くで降りて、ぶらぶらする。
そういえば昨日見かけた、ビールの飲み比べをしてみない？ということになる。隣のお店も同じ6種飲み比べのグラスが出ているがなんとなくで選んだ方へ。
このお店は種類を選べなかった。でもちゃんと違うタイプの組み合わせ♡
ここでまさかのCash Onlyだと言われる。バーだし夜もやっているので、てっきりカードで払えると油断していた‥。急遽ATMへ行くことになって、初めての海外キャッシング。使い方わかるかなぁ、とドキドキしたがあっさり現金が手に入る。
無事支払いをして、いざ！
どれもおいしかった♡
このお店で出してくれたのは、Strawberry、Jupiler、Leffe、Hoegaarden、Delirium、Kwakの6種類。
この中だとDERIRIUMとHoegaarden、Leffeが好み♡
ビールはニガテなので、こんなに毎日ビールを飲んだのは学生の時以来？というくらい久しぶり。でも味が色々あって美味しかった！帰国したら地ビールのお店に久しぶりに行ってみよう。
隣のお店を後でチェックしたら、美味しかったTripel Karmclictが含まれていた～。ブリュッセルは全体的にカジュアルなのか、テーブルのメニューを黙ってみて立ち去る人、値段を尋ねて立ち去る人なども結構いた。今回は問題なかったけれど、本当は私も価格や内容をチェックしてから頼むべきだった。（支払い方法も！）
もう1件行こうかという話も出たけれど、それよりブリュッセル風ワッフルをもう一度食べたい！ブルージュ風は硬くて甘くてトッピング不要なので何度か食べながら歩いたが、ブリュッセル風はアイスクリームトッピングをしたいので座って食べたい。
今更だけど基本に戻ってDANDOYへ。トッピングのアイスクリームは12種類から選べた。お勧めを聞くと、ベルギー名物でダンドワのスペシャリテのスペキュロス味があるそうなのでそれにする。
スペキュロスはシナモンなどのスパイスが効いたビスケット。カルディやジュピターで売っているロータスクッキーもスペキュロスのひとつ。スリランカのジンジャークッキーもほぼ同じような味だと思う。
暖かいカリッカリのワッフルにアイスクリームがとろけておいしい♡
最後にアイス乗せを食べられてよかった。
スペキュロス色のイヌがうとうと。
名残惜しい気持ちで、
もう一度グランプラスを通って
今日も大人気のFritlnd、
素敵な街なみを眺めながらホテルへ戻る。
荷物をピックアップして徒歩で北駅へ向かう。
途中のRogire駅からバスで空港に行けることを知る。そういえばまだ回数券が残っているしバスに乗ってみようかと思うが、思ったよりも時間が押していること、重たいトランクを持ち上げて乗り降りするのが大変そうなので諦める。ブリュッセルのバスは運転が荒くて荷物がなくても立っているのがちょっと大変だった。トランクを押さえておくのも大変そうだしやっぱり無理だよね、となる。
電車で空港へ。
カウンターが大大大混雑。かなり余裕を持って並んだのに登場開始時刻ギリギリになり、結局買い物する時間はほとんどなかった。
かわいいこの子も、待ち疲れてくったり。
出国手続きの先にはスマーフがいたり
小便小僧ジュリアン君に匹敵するブリュッセルのシンボル、アトミウムのチョコレートがあったり。TinTinも何処かにいたらしいのに探す時間もなかった。残念ー。
空港でチョコレートを買えば免税だし壊れなくておすすめ、という記事を結構見かけたが、事前に買っておいてよかった‥。日本式に2時間少し前に空港についていたが、チケット発券・荷物預けにとにかく時間がかかった。買い物をする場合はもっともっと早く空港へ行った方がいい。ビールショップの片隅でチーズを売っていたが、半額になっているものもあったり、チョコレートやTinTin製品など、時間があればゆっくり見たかったー。
旅行前、チョコレートは固体か液体かという思ってもみなかった話題を見かけた。フランスではチョコレートとバターは液体扱いになり、手荷物にして没収されたという信じられないような掲示板の書き込みだ。
そもそも空港でチョコレートを売っているくらいだし大丈夫でしょ、と思いつつも、万が一‥と思うと心配でチェックインカウンターの人に「チョコレートは手荷物で持ち込める？手荷物にできないならこのバッグも預けたい、でも壊れそうだから持ち込めるなら持ち込みたいのだけどどう？」と聞いてみた。
「多分大丈夫。だけど責任を持って答えられないので上司にに聞いてみるからちょっと待っていて」といっていなくなるが、すぐ戻ってきた。その後、どんなチョコレートかバッグを開けて見せてくれる？と言われ、缶入りのGallerのチョコの中身をいぶかっていた。ラベルを読んだり、逆さまにしたり振ってみて固形っぽい音がしたのを確認した結果、このバッグの中はすべて大丈夫、と言ってくれた。よかったー♡
どんなチョコレートだとだめなのだろう‥スプレッドとか？
機内では疲労もピークで寝っぱなし。
ドーハ乗り継ぎは、とりあえず一番近いQuietRoomに倒れこむ。ずーっとしゃべっているインド系の人に中華系の女性がキレるシーンがあったり、椅子に全く収まらないサイズの方が隣に来て、はみ出た肉のむにゅっとした感覚で目が覚めたりすることはあったが、約4時間熟睡。
4時間後に起きて、出発ゲートが決まったのを確認して近くへ移動。
途中、行きに気になっていたこの子を連れて帰ることにする。
あとはフードコートにあった毎日作り立て！のバクラヴァを買って、ゲート近くの椅子で再度仮眠。ここまで来ると各地から日本へ帰る日本人だらけ。
飛行機に乗ればまた睡眠。ひたすら眠っていたら、すぐ着いた。
羽田に着いたら明日の国内線移動まで、カタールのキャンペーンで無料で泊まれる平和島温泉へ。
翌朝の飛行機は、みんな写真を撮っているなーと思ったら、サッカー日本代表の塗装機だった。
あとは車を引き取って帰るだけ！
今まで、日本食が恋しくなったことはないのだけれど、今回は帰る途中にある、お気に入りのお蕎麦屋さんへ寄ってしまった。
甘いものに揚げ物にビールと不摂生炸裂で太るだろうなーと思っていたが、意外なことに+0.5Kg。翌日の胃もたれですぐ調整できた。よかったーー。
気になっていたチョコレートも概ね壊れずに持って帰ってこれた。トランクに詰め込んだワッフルもちょっと角がつぶれたくらい。スペキュロスも意外なことにほとんど割れていなかった。ワインとビールは問題なし。
ベルギー、思っていたよりもずっとずっと楽しかった！
・とにかくみんな親切だしフレンドリー
・英語が通じるし、mother languageではないのでゆっくりわかりやすい
・夜に出歩ける程度に治安がいい
・食べ物がおいしい
・街並みがきれい
・公共交通機関で観光できるところが多い
戻ってきてから見直すと、行きたかったところがたくさんピックアップしてあった。
特にブルージュは天気も良くなかったし、歩くルートも悪かったので残念。今更見つけた、こちらのルートで散策するとよかったかも。
ゲントとルーヴェンは、もっともっとゆっくりしたかったし、ゲントは行きたい先も残った。アントワープにも行ってみたいし、ブリュッセル南駅周辺とかマーケットとかも行きたかった。
チョコレートもビールももっとたくさん食べたかったし飲みたかった！買い物ももっとすればよかったなぁと思っている。歩けば歩くだけ、素敵なところがあったのでいくら時間があっても足りない！
コンパクトにまとまっているので半日あれば充分、という意見もあるようだけど、全然そんな事なかった。美術館や教会の展示などもあるので、これからベルギー&ブリュッセル旅行の予定を立てるなら、たーっぷり時間を取っても楽しめると思う！
移動時間が結構かかるので、なかなか気軽には行けないけれど、また行きたいと思う国が増えた。それって幸せ♡
