My life! after diagnosed with BC

1.5年検査!その②

 1.5年検査の続き。

処方箋も出さずにすたすた行ってしまった緩和ケア主治医に戸惑っている看護師から、次回の予約票をもらって外科外来へ追いかける。
遅れて外科外来に着くと、開けっ放しのドアから二人の主治医が話しているのがちらっと見える。すごく丁寧で穏やかな反面、全く感情が伝わってこなく、どう思っているのか測りきれない印象の緩和ケア主治医だが、医師同士で話ている時は別の人のようにみえて少しほっとする。乳腺主治医の反応が怖くて、逃避するように目を逸らしたまま受付に書類を出して音楽を聴いていると、空き部屋から緩和ケア主治医が顔を出して手招きしている‥。

見慣れた外科外来の部屋で緩和ケア主治医と話をするのは変な気分だ。カルテを開いて「乳腺主治医とお話したら、どうしても100%TAMが効いていなければ‥という状態ではないし、薬も効いているよう。トレミフェンに代えてもいいけれどTAM+ジェイゾロフトでも十分許容範囲だと思う」と言う。先生お二人ともそう思われるということですか?と念を押すとそうだと言うので、改めてTAM+ジェイゾロフトを処方してもらうことにした。でも、薬が効いているとはどうやって判断したのだろう。まさか再発していないからということ??

処方名は「塩酸セルトラリン」となります、というのでSSRIジェネリックってどうなんでしょうかと聞いてみる。理論上は同じですよ、と決まりきった返答なのでもう少し突っ込むと、「眠剤ジェネリックにすると効かないということが割とよくあるが鬱の薬ではジェネリックでの問題は聞かない。でも**さんには先発がいいかもね」と言う。え、細かいことを心配して気にするからですか?と聞くと「そうですね」と返ってきた。‥ごめんなさい、というと「これで安心してもらえるならいくらでもどうぞ」と言う。処方箋を渡されて、乳腺主治医が呼んでくれるまでもうしばらく待っててね、と帰っていく。ありがとうございました。


そこからさらに1時間弱。ようやく乳腺主治医に呼ばれる。
入ってすぐ「色々面倒なこと言ってごめんなさい!」と言うと、「気にしなくていいよ‥って何のこと?」って!緩和ケア主治医とお話ししてもらったんですよね、と言うと「ああその件ね。で、どうすることにしたの??」と。先生の「気にしなくていいよ」はもう条件反射なのねー。

TAM+ジェイゾロフトに戻しましたとこたえると、うんうんと聞いて「病理結果はすごくおとなしい。浸潤していたので通り一遍等の治療になっているけれど、生活も大切にしないとねー」という返事が返ってくる。

えー、でもそこまでおとなしいのかなあ。Ki67は20%だしグレードも1だけどNA(核異形度:nuclear mitosis)は2だし。浸潤径だってぎりぎりStage1の1.8mmだし、うーーん、という気もする。先日某Q&Aサイトで目にした、Stage1の中で再発する人のイメージに当てはまっているし‥。

「〇再発とは 「ステージ1」でも5%程度(5%はうろ覚えですが)は再発(局所再発ではなく遠隔転移)する。」
 「再発してしまうのはどのようなケースでしょうか。」
 「ほか、予測不可能でしょうか。」
→印象で言えば…

 同じステージ1でも「5mmよりは2cm」ということです。(それでも確率的には低いですが…)

http://nyuugan-plaza.com/question/saihatsu-30

「トレミフェンに代えたら何の副作用なのか、なにがなんだかわからなくなっちゃうかもしれないしね。結局は結果がすべてになってしまうけれど、どのくらい効果があるのかは誰にもわからない。薬(ジェイゾロフト?トレミフェン?)を飲んだからなのか飲んでもなのか。わかればいいんだけどね」
納得して安心するよう言ってくれているだけもしれないけれど、背中を押してもらった気がした。

今までずいぶん悩んできた問題だし、これからも不安が心をよぎることはあると思う。でも、信頼している2人の主治医がそう思うと言ってくれるのであれば、ジェイゾロフトでこの怠さが取れるのであれば、試してみたいという気持ちになった。万が一、転移再発してもそれがジェイゾロフトでほんの少しTAMの効果が減ったからなのかどうかはわからない。それを忘れないようにしよう。(すぐ忘れて不安になる)

先生、いつも時間割いて話を聞いてくれてありがとう。書き流さないでちゃんと取り合ってくれてありがとう。ドロップアウトしないように支えてくれてありがとう。

三人三様な印象の主治医達だが、3人共それぞれがちゃんと患者に向き合ってくれていると実感できる。いい先生方に診てもらえてよかった。

話し終わったところでじゃあ診せて、とベッドを指される。夏の暑い時期に脇を触られると汗っぽいのでは‥とちょっと緊張する。それでも今回はちゃんと力を抜くことができ、スムーズに進んだ。患側→健側→患側腋窩→健側腋窩→デコルテから首 の順に触診。うん、大丈夫だねとうなずく。

着替えをしながら、10月の会社の健康診断に組み込まれているマンモをどうするか、受けた方がいい?受けない方がいい??どっちでもいい???と聞く。どっちでも好きにしていいよ、と言うかなーと思っていたが、珍しくきっぱりと「受けない方がいいね。評価しようがないし、痛いだけだしねー」と返ってくる。病院のマンモが2年に1回であれば、会社の検診と交互にうければ毎年になるよね、と思って「マンモは1年に1回?」と聞くと「そう。エコーは特に決まっていないけれど僕は半年に1回」ということなので会社の検診のマンモは断ろうと思う。
インプラント入れ替えが終わってからは毎回視触診+首のリンパをチェック。半年に1回エコーして3か月おきに触診してもらえるなら十分安心かな。

着替え終わって椅子に座るとマンモとエコーの画像を見せてくれて、検査結果は血液検査もすべて問題なし、健康だよ!と言ってくれる。血液検査の結果が悪かったと1年検査のときにぐずぐず言ったから?
画像は出しておいてくれたが解説がないのでよくわからなかった。血液検査は今回Lが2つ、Hが2つでいい感じ。とはいえ、ここの血液検査の標準値って健康診断よりも大分広く取ってあるので外れるようでは困るのだけど。そして腫瘍マーカー2種とE2も会計の明細項目にあった。E2加算は明細で目にしたのはこれで3回目だが、血液検査結果用紙に反映されないので数値を見たことがない。ちゃんと下がっていると思っていていいのかな。

カルテに青字ボールドで「体重が増えたらどうしたらいい?と書いてあった。ところでカルテに書いてあるのが見えちゃったのだけど‥と言いかけた時点で、何を言いたいのかわかったらしく「これねー、消しちゃおうかと思っていたんだよ」と笑われる。体重増加と言っても脂肪細胞をしょっているようなのは問題だけれど、BMIも見た目も健康だからそんなに気にしなくていいと思うんだよね、と前回とほぼ同じ答えが返ってくる。脂肪から出るエストロゲンも気にしなくていい?と聞くとうーんと口ごもっていたが、もうこれ以上答えはもらえなさそうなので「わかりました、運動頑張ります」と言ったら「‥いいの?!」と嬉しそうにされた。
また聞かれるんだろうなー、納得しないのだろうなー、面倒だなー、と思っていたってことだよね。。ごめんなさい。そんな会話で和やか?に診察終了。

 

最後はLEU。今日は付添いなしでケモ室へ向かう。
受付で1番のベッドで、と言われたのでドアを開けると看護師があからさまに怪訝な顔で「何か用でしょうか」と。LEU打つのに1番のベッドと言われたので、というと「そうですか」でおしまい。感じ悪い&気分悪い。どうしてこの部屋の看護師っていつもこうなのだろう‥。ケモ受けている人には親切で優しいとも聞くけれど、そうじゃない人にはいつもこうなのだろうか。それとも私だけ?気にしすぎ??
注射自体は、今回はゆっくり注入してくれたので痛みが少なかった。前回はあからさまに一気に注入していたので痛みが強かったのかも。
いや、贅肉が減ったから痛くなかったからだ、と思って減容量に努めよう。
今回は右に打ったので次回は左。今年のLEUはこれで終了♡

 

この後、会計して薬局で3か月分の薬を出してもらってようやく終了。AM11:30に会社を抜けて戻ったのがPM17:30過ぎ。長かったー。待ち時間が結構あったとはいえお疲れ様でした、私。

 

ナーバスになっていた1年半検査は終了!ごほうびはメロン♡

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