My life! after diagnosed with BC

漢方相談、その後

大柴胡湯も飲み終わりが近くなり、あまり効果が実感できないままもうしばらく続けるか、寒さが出たり汗がだらだらになるけれどなんとなく効果があったような気がする防風通聖散に戻すべきか、それとも全く別の漢方もしくはやめるのがいいのか。全く分からなくなって購入先からのフォローの電話相談を頼ってみた。

今までの簡単な経緯、身長体重を聞かれる。その他、生理の状況、血圧、頭痛の有無、ニキビ肌荒れの有無、消化排泄について、冷暖房に対しての反応、体格(筋肉の付き具合)、浮腫みの有無、肌の色(色白か色黒か)、体の硬さに関しても話の展開に沿って聞かれる。

結論から言うと、大柴胡湯でも防風通聖散でもなく、ホットフラッシュ対策用に処方されているのと同じ桂枝茯苓丸がいいと言われる。肌のくすみも気になると言ったので薏苡仁入りの桂枝茯苓丸薏苡仁でもいいのではないかとのこと。
脂肪代謝というか減量効果に関しては‥と聞くと、大柴胡湯や防風通聖散を減量目的で使用するほどのBMI体脂肪率ではない、どちらもあまりあっていないようなのであまりお勧めできないとのこと。後半で聞かれた体の硬さだが、体が硬い人は血管も硬くなっている、それが頭痛や高血圧にもつながっているのだろうとのこと。 便通に関して改善効果のある成分は含まれていないので、便秘が気になる場合は別の市販薬を足すといいと思うとのこと。

結局、どう診断しても血瘀だということなのだろうか。。ということで処方されている桂枝茯苓丸に戻した。次回緩和ケア受診の際に+薏苡仁を処方してもらえないかと、便秘薬をなにか処方してもらえないか聞いてみよう。

‥便秘の薬に関しても気になりだした。

便秘とは:
日本内科学会では「便が3日以上出ない、または出ても残便感がある場合を便秘という」と定義していたが、「本来出すべき便を十分かつ快適に排出できない状態」に変更された。日本消化器病学会では「排便が数日に1回程度に減少し、排便間隔不規則で便の水分含有量が低下している状態(硬便)を指す」としている。また、2017年に「慢性便秘症診療ガイドライン」も作成されている

不摂生によって自律神経の働きが乱れると、「ノルアドレナリン」という物質が分泌され、蠕動運動を起こしにくくなるため、便秘になることもわかってきています

「水」の不足、ストレスや緊張による「気」の異常、「血」の異常である「お血」などによって起こると考えられています。

http://www.tsumura.co.jp/kampo/nayami/benpi01.html

ここでも血瘀。自律神経の乱れは人工更年期&鬱で指摘されている。とはいえ、子供のころからだから関係ないかも??

便秘症に対する薬剤について:
処方薬も市販品も便の水分を増やす酸化マグネシウムもしくは、腸を刺激するセンナのいずれかが入ったものが中心。マグミットなど、便の水分を増やす薬は比較的高齢者向き・効き過ぎると下痢になりやすいが習慣にはなりずらい。プルゼニド・センナシドなどの腸を刺激する薬は比較的若い人に向き・長期に使うと耐性ができて効きにくくなる。その中ではラキソベロンは耐性が少なく、便をやわらかくする効果もある。


プルゼニドは入院中全然排便がなかった際に出されたが全く効果がなかった‥入院中という環境変化と運動不足のせい?ラキソベロンとは?と調べたら、健康診断で引っかかった時に1週間前の健康診断のバリウムが排出しきれていなくてCT検査ができなかった際に処方されたピコスルファートナトリウム内用液の先発名だった。これはおなかも痛くならずによく効いた。耐性も出にくいのであればこれがいいなあ。ただ、入院中にプルゼニドを数日飲んでも効果なしだった時に「ピコスルファートナトリウムはよく効いたのですが‥」と言ってみたがちょっと渋られたのが気になる。2018年4月に発売のグーフィスは、胆汁酸が小腸で吸収されるのを抑えることで胆汁酸が腸を刺激する&胆汁酸が大腸に届き水分が分泌されて便が軟らかくなる効果があるそう。
効果のデータを見ると、1週間の排便回数が服用前1.8回から8.2回へと4倍以上になったとか。週8.2回ということは2日に1回弱から1日1回以上と効果ありそうな感じ。
欧米での第1選択、大腸カメラの前に下剤として使用しているポリエチレングリコールも便秘薬として申請中、ということで見てみると点滴バッグのようなものだった‥飲むのが大変そう。
腸内環境を整える、的な腸内細菌を正常化する系統のものも自然でよさそうな気がするがどうなのだろう。


子供のころから便秘気味で毎日の習慣、というのがなかったためあまり気にしていなかった。そして便秘薬は習慣になってしまい飲まないと出なくなる、と常用者から聞いていたこともあって、出ても出なくても自然に任せようと思っていた。‥が、これを機会に少し見直してみようと思う。