My life! after diagnosed with BC

蛍光イメージング が気になる

イムリーに2つ続けて目にしたので覚書。

がんを光らせる試薬、臨床試験 札幌の五稜化薬、19年度にも実用化
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180523-00010000-doshin-hlth

済生会福岡総合病院で2017年から乳がんを対象に臨床試験をしているそう。元の試薬はこれだろうか。

http://goryochemical.com/products/pdf/GC801-ProteoGREEN-gGlu.pdf


蛍光試薬をスプレーするとがん細胞の表面の多くに発現しているγ-グルタミルトランスペプチダーゼ (γ-glutamyltransferase:GGT) と反応して分解されて緑蛍光を発する。蛍光強度が強く、バックグラウンドも低いので可視化装置なしで観察できるそう。さらに反応条件が37℃で数分なので臨床使用に適している感じ。スプレーして少し待つと、断端陽性だったり乳腺内に多発しているかを確認できる。再手術や取り残しが減るかもしれない。


イムリーに近赤外光カメラの話を聞く機会もあった。
血管やリンパに既にICG(Indocyanine Green)という薬を投与、近赤外光を当てると蛍光試薬が励起されて画像化されるというもの。

肝機能検査や循環機能検査、血管・組織の血流評価のほかに乳がんのセンチネル同定でも適応があり、ガイドラインでも推奨Bとなっている。ICGは50年以上も前から使用されている検査薬だそう。実際に可視化して切除している動画を見たが、言葉や図で見ることはあっても実際にこうやって探して切除しているんだ、と興味深い。センチネルの同定のほかにも自家再建の際の血管吻合部や皮弁の血流確認にも有効らしい。カメラ台分費用が掛かるが、色素法よりも感度が高いのかなあ。形成での使用は血流確保が確実になりそうで皮弁壊死が防げそう。
別領域でも、プロジェクションマッピングと蛍光画像を重ねて手術をする方法の開発がされていたり、血管および組織の血流評価、経口で膀胱がんや脳腫瘍の検出などに応用が期待されるらしい。

日本蛍光ガイド手術研究会も発足、「臨床医と研究者がコミュニケーションを図れる場にすることで、蛍光ガイド手術の発展に寄与したい」
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/201805/556075_2.html

研究分野から臨床への過渡期なので今後が楽しみ。

 

 

ケーキが食べたい、とうっかり言ったら大好きなお店のが届いた。しかも今まで通り私が2個食べる仕様。

f:id:mylifeafterbc:20180525190340j:plain

 

おいしいーーー♡

・・頑張って運動しよう。