My life! after diagnosed with BC

ホルモン療法で脱毛⁈

ホルモン療法の副作用なのね。更年期の一症状という扱いなのかと思っていた。

乳癌患者に対する内分泌療法に起因する脱毛症(EIA)、内分泌療法と脱毛症に関するメタアナリシスでは、35件の臨床試験に参加した1万3415人における脱毛症罹患率は4.4%で、特にタモキシフェンを使用していた患者の罹患率が高く、25.4%だったと報告されている。

薄さ具合だと92%が重症度グレード1、遠目ではわからないが近くではわかる、50%未満の脱毛。カツラやヘアピースは不要だが、髪型の工夫が必要な程度の脱毛だったそう。50%未満の脱毛ということなので10%でも含まれるのか?でも髪型を自由にできないということはそれなりの量が、ということなのだろうか。
でも、男性型の脱毛症と同様のパターンが多く局所用ミノキシジルで80%に意義のある改善が得られるという。
ミノキシジルってなに?思ったら、市販もされているAGA治療薬の成分だった。経口用ではなく外用薬で、3-6か月で効果が出る場合もあるそう。

ホルモン療法を始める前は、髪が薄くなったらどうしようと拒否感があった。ケモにしてもホルモン療法にしても脱毛がどうしても嫌だった。幸い、タモキシフェンを始めてからシャンプーの際の抜け毛が感覚的に増えたような気がしているくらいで目に見えた薄毛は体験していないが、薬局で購入できる薬剤で80%に効果がある対処法ということであれば、脱毛に悩む人は大幅に減るのかもしれない。とはいえ、この論文では「ホルモン療法で男性型脱毛症と同パターンの脱毛の可能性があり、その大半は軽症だがQOLは下がる」ということが結論となっているとのこと。今後、効果が確認できれば希望者には脱毛も治療できる副作用として薬を処方してもらえるようになればいいのにと思った。

 

NIH(National Institutes of Health/National Cancer Institute)の支援を受けている研究とのこと。原題はEndocrine Therapy-Induced Alopecia in Patients With Breast Cancer、私が読んだのは日本語訳で下記から。

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/jama/201805/555856.html