My life! after diagnosed with BC

2018冬休み in India:Day1

今季の休みはいろいろあって冬に取った。(通常夏か冬のいずれか選ぶ)

私が仕事している環境では今時期は年度末のかきいれどき(?)なので、本来は休みを取る時期ではない。そしてしばらく転勤ができない以上、この環境がしばらく続くので冬休みをとれるチャンスはなかなかない。
そんなレアな冬休みになにをしようか(どこに行こうか)考えていたら、インドが目に付いた。日本のエアライン利用で乗継も安心、こんなに安いの?と飛びついたツアーは満席だったのだが、代わりに問い合わせたコースには空きがあった。

即決、と思ったのだが、これを聞いた友人も家族も、「インド」という言葉にいい顔をしなかった。
9月に手術したのに半年も経たないうちにインドって。そんな不衛生そうなところに行くなんて。免疫下がっているのだから海外に行くにしてももっと違うところにいけば?等々。会社の人たちからも今年の冬休みは海外はやめて国内旅行にするように、と重々言い伏せられていたが、「インドは行きたいと思って行けるところではない、インドに呼ばれた時が行き時」という言葉を思い出して申込みをした。

フルパッケージのツアーなのでE-TV(電子ビザ)の手配が終わってからは取り立てて準備もせず仕事にかまけていた。出発前日にふと気になって何人くらいのツアーですか?と問い合わせると「申込みごとに専属のドライバーとガイドが付きます」という回答が返ってきた。こちらも油断しすぎだったが、そんな条件ならばもっと前面に押し出せばいいのに‥。(行ってみると団体旅行はむしろ欧米人に多く、日本人はグループごとにガイドがついているパターンばかりだった)
必死に仕事を片付け、帰宅後に半日の自由時間に行きたいところをgoogle mapで検索する。ジャイプールだけでも行きたいところはどんどん出てくる。ほかにも買いたいもの・やりたいこと・食べたいものをひたすらリストアップ。

  • ガネーシャ像を見たい
  • 観光用ではないヒンズー寺院でお参りしてみたい
  • 化粧品を買いたい(石鹸、ヒマラヤ、シャンプー、リップバーム、歯磨き粉)
  • スーパーマーケットで買い物をしたい(お菓子、レトルトカレー、スパイス等)
  • 気が向けばパンジャビもしくはクルタを買いたい
  • アムラパリに行きたい
  • ビリヤニを食べたい
  • サモサも食べたい
  • インドの人の辛さのカレーが食べたい
  • 素焼きのカップで道端のチャイを飲んでみたい
  • パニプリ?ダヒプリ?を食べたい
  • ジャイプールのLassiwalaのラッシーを飲みたい

この時点ですでに夜中過ぎ。 荷物を詰める段階で、日中は20~25℃、朝晩は一桁との予報に着るものを悩みはじめる。写真を見るとダウンや革ジャンの人もいれば半袖の人も‥。マイナス気温からの出発なのでそんなに寒いこともないだろうと見込んで、昼間は半袖+羽織りもので落ち着くが、次は足元に悩む。さすがに素足にサンダルは寒そうだし破傷風の危険があるからビーサンは危険の文字も。スニーカーがお勧めらしいが赤土でジャリジャリしそうだし汚くなりそう‥とまた悩む。 結局あまり寝る間もないままバタバタと家を出る。(成田まで国内飛行機移動なので夜出国なのに午前中に出発)

 
今まで海外エアラインでも安ければいいか、と気にしていなかった。(今回はANA)
むしろ、国によっては飛行機の中から旅行気分を味わえるのでできれば日本のエアラインじゃないほうがいいと思っていた。でも、久しぶりに乗ってみるととにかく快適。映画も音楽も日本人にありがたい内容、スペシャルミールも間違いなく届き、画面には出発地と到着地、到着までの時間の表示など至れり尽くせり。サービスも静かだし通路を歩くCAにぶつかられて睡眠を妨げられることもない。

機内で映画を観て、音楽を聴き、ゆっくり寝て深夜着でも不機嫌になることもなくデリー着。

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ほかの参加者を待たせる心配もないので空港で両替も済ます。空港内はきれいで英語も通じるしいたって普通だ。どきどきしながらセキュリティエリアから出るが、思いのほかごちゃごちゃしていない。ちょっと拍子抜け。
一昔の東南アジアのほうがよっぽどうるさくて熱気があっていろいろな匂いが溢れていたように思うが、それは冬で夜中だったからかも。

ネームプレートを持ったガイドがまっすぐこちらを見ている。なぜわかるんだろう??難なくガイドと落ち合い、ホテルへ向かう。最終日までこちらのガイドとドライバーにお世話になるとのこと。

牛が歩いているかも、と期待して外を見るが暗くて町の様子はよくわからない。でも道端で焚火をしている人達、中央分離帯で寝ている人が目に付く。ホテルが近づくと道路から人はいなくなってきて、アジアの街角の風景に変化していく。

ホテルが寒い(エアコンはあるが暖房がない)のかも、と心配していたがお湯の出もよく室内も十分暖かい。夜中なので明日に備えてシャワーを浴びてベッドに入る。