My life! after diagnosed with BC

告知から1ヶ月

いつまでも引き延ばす訳にもいかないのはわかっている、外来先生と約束した期日は明日なのでいよいよ心を決めなくてはならない。嫌なことややらなくてはならない事をギリギリになるまでできないのは決断力不足だから。この先、決断しなければならない事はたくさんある。何処の病院で、どんな術式で、再建はどうするか、術後治療はどうするのか、と決めなくてはならない事が山ほどある。正しい情報を集めて、それを理解し、自分で考えて、でもどんな結果になるかは判らないまま、それでも後悔しない選択をしていかなくてはならなくなった。そんな事できるのだろうか。

何も確約されない中からbetterを選ぶのは優柔不断な私にはとても難しい。家族の事を思えば手術もキツい治療も怖くないとか、今が楽しくなければ意味がない、しないかもしれない再発を心配して過ごしたくないとか、自分にとっての優先順位をしっかり持っている人達が羨ましかった。

自分の病気の事を話題にしたくない。必要に迫られて話した両親、会社の上司の他に話した友人は数名だけだった。でもその誰もが親身に助けてくれた。1人じゃないからね、と言葉にしてくれた人もいれば、考えても考えても答えが判らない中で投げ出したくなった時に、なった事は仕方がない、自分の事なんだから考えないでどうするんだ、と冷静に返してくれた人、この病気の事をたくさん調べて一緒に悩んでくれた人。気になっていても敢えて何も聞かないでただ近くで今まで通りに接してくれた人。度々の通院中、どんなに忙しくても黙って仕事のフォローをしてくれた人。話した人、みんなから助けてもらってパワーをもらっている。

絶対元気になってみせる。

笑ってこんなこともあった、とネタにできるくらいの気持ちで前を向いて進めるはず。

そして、胸を失っても私の女性らしさは少しも失われたとは思いません、と顔を上げて強がりではなく心から言えるようになりたい。