My life! after diagnosed with BC

医美Labに行ってみる

告知されてから、寝る時間を削って情報収集をしている。主にWebから。というよりも実際の患者の話を聞く機会がない。怖くて聞きたくないだけかもしれない。

そして同年代の患者が全然いない。周りにいる同病者は誰かのお母さんとか母の友人とかで、私の知りたい情報は持っていなさそうだと先入観を持っているだけかもしれない。まだ若いから、と外来先生は事あるごとに言う。実際は若いと言われるなんて何年ぶり?というくらいの年なのに。

そんなこともあり、Webでセミナーや講演会を探していたが、首都圏では毎週末イベントやセミナーが開催されているのに私が住む地区では何もない。一応政令指定都市なのに。探し方が悪いのかとも思ったが、そもそもここではあまり盛んではないようだ。

ようやく見つけた勉強会?セミナーがこの医療美容研究会、通称医美Labだった。

第4回 医美ラボ北海道

 「病気になった時の見た目の変化にもっと美容の力をとりいれ、その人らしく過ごせるように」ということを目的に、定期的に医療関係者、美容関係者、病気体験者といったサポーターになりたい人や興味がある方たちが集まる研究会。タイムリーにもこの回は乳房再建。会場も職場から近く、開催時間も19:30からと都合がよい。早速申し込みをして会場へ向かった。

美容関連の仕事をしている方は一目でわかる身ぎれいさ。その他医療スタッフや患者と思われる人が混ざり合っている。今回は前半は座学形式とのことで女性腫瘍内科医の先生が病気や治療の概論を話す。衝撃的だったのは「2年に1度標準治療が更新される。医師もついていくのは大変。勉強不足な医師もいて、いまどきそんな治療しているの!?と思うような遅れた治療を平気でしている所もある」という話。これを聞いて、外来先生がいる標準治療推し、がん診療連携拠点病院に心がだいぶん傾く。

座学の後は実際の乳房再検者の方のお話を聞く。一人はエピテーゼ、もう一人は両側インプラント再建。両側再建された方は話を聞かなければ気づかないくらいだし、お二人ともお元気そうで生き生きとしていた。私もこんな風に元気になって誰かのために自分の経験を話せるようになれるのだろうか。誰ともシェアできないでいるこの気持ちから解放される時はくるのだろうか・・と途中からは違う事を考えてしまった。