シンガポール5日目、午後。
午前中はリトルインディアのお寺ではつもうで。
お昼ご飯の後はムスタファで買い物。たくさんあって選びきれない、石鹼を選ぶ。
早めの食事の理由はアーユルヴェーダ。
Amrita Ayurveda and Yoga
日本で予約しようか迷ったが、あまり情報がなかったこともあり、いくつか選んでいた候補のお店の前を散歩してみた。店の前を通って、なんとなくここがよかったので、前日に予約を取りに行っていた。
受けたのは、DE - STRESS THERAPYから、Ayurmithram (Rejuvenation Massage + Sirodhara)。Rejuvenation TherapyはOil Massage and Kizhi Therapyなので、アビヤンガ＋キリ＋シロダラのセット。
気になっていたナヴァラキリやタクラダーラは、プログラムなので単発では受けられないのだそう。1回だけでできるのはアヴィヤンガ、シロダラ、ポディキリくらい。
白湯をいただいている時に「ドーシャを知りたい」と言ってみた。
受付してくれた男性がドクターだったようで、こっちにおいでと別室に連れて行ってくれた。脈を診て（血圧計で）血圧を測り、舌と目の下も診て、うんとうなずいた。
肌の感じや見た目はカファ、年齢と共にヴァータが現れてきている状態との見立て。身体的特徴がカファというのは納得。
ヴァータは年齢と共に増えていくので、その性質がだんだんと現れてきているので、シロダラでヴァータを鎮める選択は最適だとのこと。
トイレに行きたいかの確認をしてそれぞれ迎えに来たセラピストと個室へ向かう。
紙パンツを渡され、着替えをするようにと言って一旦部屋を出てくれる。
事前に調べた感じだと、インド式でセラピストがじっと見守る中着替えるのを覚悟していたけれど、着替えが終わったら声をかけるように言って出て行った。
紙パンツ一枚で声をかけると、まず椅子に座るようにとの事でヘッドマッサージ。日本でヨガの先生にお願いするヘッドマッサージより少し圧が弱い感じ。
ヘッドマッサージが終わると、ベッドにうつぶせになる。
紙パンツがじゃまなのか、パンツをずらして思ったよりも温度の高いオイルを脚側から垂らして全身くまなくマッサージ。
途中、Pain？NO Pain？と痛くないかの確認もしてくれた。
もうちょっと強い方がいいかなぁ感じるところもあれば、十分強く感じるところもあったのでFineと答えておいた。
くまなく背中側をマッサージした後はキリ。オイルに浸したボールを押し当てる。最初の熱めの時は足裏や腰のあたり、少し温度が下がったら背中や肩に当てる。温かいオイルが滲みわたってくるようで気持ちいい♡
次は上向きになって前面のマッサージ。デコルテから乳房の周りをさするようにマッサージするけれど、左右迷いなく同じ施術だった。事前情報なしなので傷があったらびっくりするかも、と思ったがそんなことはなかったようだった。
脚の指から頭までくまなくオイルでマッサージしてもらったら、シロダラへ移行。
今回はうまくリラックスできたようで音や作業内容が気になる事はなかった。
額に垂れるオイルの量の調整なのか、細い線を感じるのではなく、感覚的にすこしソフトな感じで、太く帯のような面でオイルに包まれる感じがとても気持ちよかったー。
温度も心地よく、ほんとうに夢心地。
半覚醒までは出来なかったけれど、思考を手放してその気持ちよさに身を任せることが出来た。
アヴィヤンガ中、日本式に施術していないところにはタオルをかけておくというサービスはなかったが、さすがにシロダラ中はタオルをかけてくれていた。
終了したら、シャワーを浴びて着替えをする。
予約時に、ここは個室にシャワーがあり終わった後に浴びてもいいと聞いていた。
実はドクターだった受付の男性に、すぐにシャワーを浴びていいの？と聞くと「しばらく後の方がいいことはいいけれど、オイルだらけだと不快だから。すぐ浴びても大丈夫」とのこと。
ボディーソープとシャンプーが備え付けられているので、ざっと洗い流す。
用意してくれたタオルで身体を拭いて、髪はシャンプーしたけれどやっぱり油っぽいのでまとめておく。
こういう時、チップはいるのだろうかと悩んで調べたけれどあまり情報がなかった。当日考えようと思っていたけれど、それを待つ雰囲気もまったく感じさせず、部屋にいる時は私の世話をしてくれ、部屋から出るとすっといなくなってしまった。
ガイドブックではタクシーやホテルでチップを、と書かれていたけれど滞在中一度もチップを期待されている空気を感じなかったような気がする‥気のせい？？
施術前2時間は食事をしないこと、終わってからあんまり動くのは良くないのでゆっくり過ごした方がいいというのはいつもと同じ。
次回は、Manasamithram（KTT + Sirodhara+ Herbal Facial)という、アヴィヤンガ+シロダラ+フェイシャルのコースがお勧めだとのこと。
また来れるといいなぁ。
ホテルに戻ったらプールサイドでぼんやり。うとうとして過ごす至福の時間。
そういえば、以前は大好きだったビーチでなにもしないで過ごす「命の洗濯」もしばらくしていない。
いつからか、旅行に行ってもやりたいことだらけで睡眠を削って走り回っているような。
ぼーっとしていると、いつの間にか風が強くなってきて「そういえば風に当たったらダメだったかも？」ということを思い出す。
