My life! after diagnosed with BC

ここにも天狗!‥じゃなくて猿田彦権現

海辺を颯爽と歩く。

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あまりにカッコよくてキャプチャしていた画像。
何処からお借りしていたかすっかり判らなくなっていたけれどなんとか見つかった―。
https://twitter.com/katuka2/status/1046357606527188993

 

積丹ブルーと呼ばれる、きれいな海が広がる辺り。
古平という町のお祭りの天狗の火渡りがTwitterで取り上げられていた記事を見たのがきっかけ。
「実写かよ‥」という感想がぴったり。

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火渡りは、朱色装束と天狗の面をかぶった「さるたひこ」の先導で町内をあるきご神体を清める儀式です。大きな音の太鼓と軽快な笛の音が響き渡り、火が付けられると火柱は約3メートルほどの高さになります。さるたひこは火の粉を蹴散らしながら火渡りを計3回行うと、観客から大きな歓声が上がった。続いて獅子舞や奴行列、みこしも火渡りし、祭りは最高潮に達した。

天狗の火渡り |古平町

夏と秋、2回のお祭りで行われる。秋の恵比須神社琴平神社の西宮なのだそう。

琴平神社:毎年7月第2土曜日とその翌日
古平郡古平町大字新地町86番地

恵比須神社:令和元年度9月14日(土曜日)、15日(日曜日)
古平郡古平町大字浜町989番地

 

ちょっと調べると、近くの美国でも同様の天狗の火渡りがあるのだそう。

天狗の火渡り(美国神社例大祭)

積丹郡積丹町で行われる、江戸時代からの伝統的な行事。
豊漁・豊作を祈願して、港では海上渡御、市街地では神輿や山車による賑やかな連行が行われます。
メインイベントは神社境内で行われる「天狗の火渡り」

美国神社
〒046-0201 北海道積丹郡積丹町美国町字大沢230
積丹観光せんたぁ駐車場から徒歩で10分1.0Km
TEL 0135-44-2101
2019年7月4日~2019年7月6日 火渡りは5日・6日の夜のみ、20:00ごろから

漁旗が海を華やかに彩る海上渡御、神輿や山車のパレード、出店などで町内はにぎわい、夜には勇壮な神事「天狗の火くぐり」でクライマックスを迎えます。闇に映える炎の中で繰り広げられる幻想的なまつりをひと目見ようと、大勢の人たちが訪れます。
7月4日 宵宮 7月5~6日 本祭(天狗・神輿の火くぐり)
積丹観光協会


古平と美国は比較的近い。この地域ならではのお祭りなのだろうか。

どちらも火渡りが有名だけど、夜の火渡りまでの間、猿田彦権現は一本歯の下駄で期間中をかけて町中を歩く。
最初の海辺の写真はその途中の写真だそう。
人がいるところもいないところも、海も山も、天狗に目配りしてもらっているのだという事を感じる、すてきな写真。

 

ところで、 猿田彦はなぜ天狗のお面をかぶっているのだろう。

鼻高天狗の容貌の由来の説としては、他に、日本神話の猿田彦神の影響とする説がある。「日本書紀」には鼻の長さは七咫(咫は手のひらを広げた長さ)、背は七尺あまり、唇はつやつやと明るく光り、目は八咫の鏡の様に大きく丸く赤かった」とある。神楽の仮面などでは、鼻高のサルの容貌であるが、サルタヒコを表す面として天狗の面をそのまま用いる事があるため、サルタヒコと天狗は同一視されることが多い。

大天狗 - Wikipedia 

「鼻長七咫、背長七尺」という記述から、天狗の原形とする説がある。

サルタヒコ - Wikipedia

そもそも猿田彦は赤い顔と長い鼻をもっているとされているらしい。それなのに、何故「猿田彦のお面をかぶっている」ではなく、「猿田彦が天狗のお面をかぶっている」ということになるのか。謎‥。

晴れたら天狗に会いに行きたいな。