My life! after diagnosed with BC

ホルモン療法由来の副作用色々からの解放

今年になってから色々と体調のことが気にならなくなっていた♡

ホルモン療法を始めた頃には、ぼんやりと頭に靄がかかったようで集中できないとか、目が霞んで見えないとか目眩が酷いとか、もっと生活に影響する悩みがたくさんあった。2年経った年末くらいまで特に気になっていたのはこんな感じの副作用。


・眠い&怠い
早朝覚醒
・夢が多くて起きた時にぐったりしている
・太る
・ホットフラッシュ
・汗が流れるように出る
・ふらつく
・動き始めの関節痛
・血圧が上がった
・夕方脚が浮腫む

 

ホルモン療法、タモキシフェンのせいなのかリュープリンのせいなのか、その両方か、それらによる人工更年期の症状なのか、タモキシフェン誘発だといううつ(気分障害)由来か、ジェイゾロフトの副作用か、薬に関係なく起きている加齢とかによるものなのか。もう何がなんだかわからなくなっていて、でもとにかく体調が思わしくないという事は事実で、俗にいう不定愁訴に悩まされていた。

東洋医学不定愁訴が得意だということで、鍼を試してみたけれど実感する効果は今ひとつ。漢方は桃 はホットフラッシュに効果があったが下痢になるので続けられず、加味逍遙散はホットフラッシュ軽減には効いたような気がするけれど、という程度。

それが今年になってから、以前に比べてずいぶん楽になっている。

眠い&怠いは仕事をする中では一番の悩みで、朝動けずに会社を休むことも何度もあった。これではアポも入れられないし重要な仕事はできない。でも、カラダは疲れていないのに怠いという事はほぼなくなった。朝も起きられる。夜もソファから動けない事はなくなった。
早朝覚醒と夢で疲れるという事もなくなり、アラームが鳴るまで眠れるようになった。変に現実的な夢で、目が覚めたときにぐったり疲れている事や、現実なのかわからずに混乱することもほぼなくなった。

この二点はまともな社会人生活の邪魔だったので改善して本当に心から嬉しい♡
早朝覚醒は鬱の症状だというので相反しているような気がするが、これらの改善は、ジェイゾロフトの減薬効果ではないかなーと感じている。
 

太る、は術後最大8kgの増量から、運動してもカロリー制限してもほとんど改善せず、どうしたらいいのかうんざりしていた。シーズンごとにスーツはきつくなり、見た目も悪いしカラダも重い。何よりも脂肪からもエストロゲンが出るし、肥満はホルモン陽性患者の予後を悪くするというし。
どうやっても体重も体脂肪率も落ちなかったのだが、年始早々のインフルエンザと自宅待機期間に時間を持て余して何かしたくて試した、脂肪燃焼スープで突然ウエイトダウン。術前の体重まではまだ戻っていないが、大きなリバウンドなしにキープできている。

 

ホットフラッシュは何故か沈静化している!冬だからかもしれないので、ぬか喜びになるかもしれないけれど。それでも今は集中力を削ぐ、あの不快な感覚から解放されている。汗に関しては多少改善したかも?程度で、運動したりばたばたすると、顔や首を伝って汗が流れ落ちる。でもホットフラッシュが改善されたからか、動いていないのに滝汗、ということはなくなった。
これも仕事をするには本当にありがたい。漢方は全面休薬しているのに理由不明。

 

ふらつき、関節痛は慣れただけなのか実際軽減しているのかはよくわからない。でもとりあえず、突然よろめいて心配される事はなくなった。関節痛は朝起きぬけの数歩の足首や、車から降りる時、会議の席から立ち上がる時などの股関節はやっぱり痛い。でも動けなかったり動きがぎこちなさすぎて声をかけられたり助けられることはなくなった。(周りが慣れて見ないふりをしてくれているだけ??)一応なんとか止まらずにそれっぽく動けていると思っているのだけど…。
これはカラダと脳がエストロゲン不足に慣れてきたからだと思っている。一体いつになったら慣れるの?そんな時は私にも来るのだろうかと思っていたけれど。

 

血圧と浮腫みは改善していない。靴がきついとか脚がむくんで辛い、というような事はなく、ただふくらはぎが見た目にむくんでいる。以前は想像もつかなかったが、舌に歯の跡が付いているのだが、これも浮腫みの症状なのだそう。
血圧は一時期の150超えというのはなくなったが、まだ130前後。以前は110前後から動かなかったのに。最低も70を下回ることは滅多にない。以前は60台だったのに。

 

こんな毎日にぴったりなコメントをIGで見かけた。オリジナルは、Thank you for the beautiful time。今の気分は、Thank you for the beautiful days。

乳がんだと言われてから、ホルモン療法を初めてから、ただひたすらつらかった2年半。自分の人生がコントロールできなくなって、もう以前のような生活は出来ないのだと思って、途方にくれていた。

術後は、病気は落ち着いていても普通の生活ができない状態で、この先働き続けられるのか、キャリア形成は、収入は、これからの人生どうなるのかという不安とストレスが何時も心の中にあった。プライベートでは、すぐ疲れて横になってばかりなので、やりたいことがあっても体からついてこない自分に対するフラストレーション。

この治療の先が見えなくて、いつまでこの状態が続くのかそもそも本当に改善できるのか。毎日を無為に過ごしていることが辛くて、それがまたストレスになる日々だった。

でも春が近くなってきた今、ようやく強がりや自分に言い聞かせるのではなく元気になって元に戻りつつあることを実感している。

暗くて出口が見えないトンネルの出口に近づいた気分。長い冬が終わって、春になって植物が動き出すような気分。

ようやく。