My life! after diagnosed with BC

熊野詣、基礎のき

今日のマクロビお昼ごはん、おかずセットとピーナツの佃煮おにぎり。

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おにぎりはごま油の香りがしてお弁当のごはんとはまた違うおいしさ。雑穀のぷちぷちもちもちの食感の違いが面白い。
おかずセットの左端、ソイミートのから揚げにチリコンカンがソースとして乗っているのが、本当にお肉みたいな食感と味でびっくり。
むかーし、海外旅行先で食べたベジレストランのもどき肉料理のイメージが悪かったのでずっと敬遠していたけれど、調理法がいいのかそもそもの素材の製造技術が上がったのかぜんぜんおいしかったー♡
隣のひよこまめと紫キャベツのマリネも歯ごたえよし。
そして「甘いもの食べますか?」とグルテンフリーの小豆スコーンをおまけにもらう。

毎回おいしくて、できるだけタイミングを合わせてお昼に取り入れているのだけど、来週からは未定になっているそうでとても残念‥。継続になるといいなあ。

 

 

生ぱんだを見たい!とずっと行きたかった和歌山旅。
先日、初節句を迎えた彩浜のニュースを見て今年のGWは和歌山にしようと決めた。
(海外の手配が出来なかったというのもあるけれど‥)

ぱんだDayのほか、京都も奈良も大阪も行きたいけれど、せっかく和歌山県へ行くので、気になっていた熊野詣をしようと思って調べ始める。
歩いて熊野詣というのも素敵だが、体力も時間もないので車で詣でることにする。
‥とはいっても、少しは歩いてみたい。初心者でも歩けて雰囲気を味わえるショートコースとしては、中辺路と大阪門の2ルートがお勧めらしい。

調べていると聞きなれない言葉がたくさん出てくる。
牛馬童子口、継桜王子、五体王子‥。
最初に中辺路の見どころとして見たのが、牛馬童子像だったので、王子はPrinceを表しているのかな?と思ったけれど、他の王子はなんだか様子が違う。石碑だったり神社だったり祠だったり。え、王子って何??

王子は中辺路(紀伊路)の道筋にある神祠のことで、熊野権現の分身として現れた御子神のこと。上皇女院が歩いた中世の熊野詣の公式ルートである中辺路のみに作られ、大辺路伊勢路小辺路などの熊野参詣道にはない。
昔は各王子で、幣を奉る奉幣と般若心経などを読む経供養などの儀式や里神楽や馴子舞、和歌会などの奉納も行なわれていた。
紀伊路の最初の王子、窪津王子は淀川河口付近大阪市天満橋の辺りにあり、そこから熊野三山まで片道300km(!)の中辺路におよそ100の王子が祀られている。これらを「数が多い」という意味の九十九をつけて熊野九十九王子と呼ぶ。
王子は院政期の熊野ブームによって盛んになったので、院政の衰退とともに王子の大半も衰退していった‥のだそう。

なんだかわからなくなってきた。

次、熊野権現って何??
熊野信仰は古来の自然崇拝に仏教や修験道などが混在して成り立っているのだそう。

古来の日本では自然物に神が宿ると考えて自然を崇拝していたので、険しい崖や深い谷、滝や奇岩怪石などが原始のままにある熊野は、力強い生命があふれ生命が再生される場所として古来より万物の創造主が隠れ宿るところと信じられていた。

自然を畏敬し崇め信仰を集めた神話に関わりが深い土地で、古事記では神武天皇八咫烏に導かれて大和国に進軍する際に熊野の海岸に上陸し、日本書紀では天照大神の母、伊邪那美命(いざなみのみこと)が隠れたところだと伝えられる。

その後、自然崇拝の神道は伝来した仏教が普及していく過程で、神仏習合本地垂迹(ほんじすいじゃく)説という熊野権現信仰に変わっていったそう。
垂迹は「神となって現われる」ことをで、仮に現れた神のことを「権現」という。
目に見えない色々な仏は、仮の姿である「八百万の神=権現」として日本に表れたということになるらしい。

本宮の主祭神家都美御子神(けつみこのかみ)は阿弥陀如来を、
新宮の主神の速玉神(はやたまのかみ)は薬師如来を、
那智の主神の牟須美神(むすみのかみ)は千手観音を
本地(仏・菩薩の本来の姿)とするとされ、
本宮は阿弥陀如来西方極楽浄土
新宮は薬師如来の東方浄瑠璃浄土
那智は千手観音の南方補陀落浄土の地であると考えられ、
熊野全体が神仏習合で神々と仏がともにいる、浄土の地だと考えられたそう。

ゆるい私の宗教観では難しい話になってきた。
でも、八百万の神というか自然に対する畏敬という風に考えるとなんとなーくわかるようなわからないような。

中辺路コースであれば、牛馬童子口か継桜王子のスタート地点まで送ってくもらって歩いて戻る古道歩き体験コースがよさそう。

大門坂-熊野那智大社は大門坂の駐車場に車を停めて熊野那智大社青岸渡寺、飛龍神社を廻ってバスで戻るコースはどうだろう。 
「初心者にも歩きやすく、古の熊野詣での雰囲気を味わえる。鬱蒼とした杉林と苔むした石畳の美しい階段を歩くルート」、歩いてみたい♡

平安時代の壺装束のレンタルがあるらしく、着て森の中を歩いてみたい!
ただ、足袋と草履で歩くのはキツそうだ‥。