My life! after diagnosed with BC

温清飲をプラス

少し冷やしましょう、と加味逍遥散にプラスして朝晩飲むよう、温清飲が処方された。
クラシエの加味逍遥散は一日二回の量になっているが、温清飲は3回量のものを2回飲む。

 

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体力中等度で、皮膚はかさかさして色つやが悪く、のぼせるものの、月経不順、更年期障害神経症、湿疹・皮膚炎などに適用されます。本処方は身体を温め、貧血を改善するはたらき(温補養血)を持つ「四物湯(しもつとう)」と解熱、消炎作用のはたらき(清熱瀉火)を持つ「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」を合わせた方剤です。本処方名は、これらの薬効から温と清を取って名付けられたといわれています。カサカサしてかゆみがあり、くすみがちな人の湿疹などに使用されます。

温清飲(うんせいいん)

構成は当帰・地黄・芍薬・川芎・黄芩・黄連・黄柏・山梔子、温める四物湯冷ます黄連解毒湯を含み、体全体を冷やすことなく、のぼせなどの偏った熱をさましてくれる。

 

四物湯:血を養う&温める

体力虚弱で、冷え症で皮膚が乾燥、色つやの悪い体質で胃腸障害のないものの、月経不順、更年期障害、貧血などに適用されます。本処方は顔色や皮膚につやがないなどの「血虚」という症状に用いる基本的な処方と言われています。血を補う作用は主に地黄と芍薬が担い、川芎や当帰には血のめぐりを良くする作用があります。

四物湯(しもつとう)

補陰・補血の基本処方。体力が低下して腹力がなく冷え症で、皮膚がカサカサと乾燥して色つやが悪い人に向く。乾燥した皮膚をうるおすので、乾燥による肌荒れ・乾燥が目立つ皮膚炎・しもやけ・しみにも効果がある。
冷え症、特に貧血気味で手足が冷えるという人にも使う。

地黄:血を補い身体に潤いを与える
芍薬補血作用、筋肉の硬直をやわらげる
当帰:補血作用と活血作用を併せ持つ
川芎:活血作用で種々の痛みを取り除く

 

黄連解毒湯:強く熱を取る

体力中等度以上で、のぼせぎみで顔色赤く、いらいらして落ち着かない傾向のあるものの、胃炎、二日酔、神経症、鼻血、湿疹・皮膚炎、口内炎などの症状に適用されます。
配合された生薬はいずれも熱を取り去る作用がありますが、熱をとる部位が異なります。内臓全体の上部(肺)の熱を去るのが黄芩で、中部(心・胃周辺)が黄連、下部(腎)が黄柏で、山梔子は熱を尿から排出する働きがあるとされます。本処方と「四物湯」と合わせた「温清飲」は、熱症状を伴う月経不順、皮膚疾患、出血症状などに用いられます。

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

実熱(熱が暴れている状態)を冷ます。鼻血やめまい、高血圧風の頭痛も実熱と考えることもあるそう。であれば、当てはまりそう。
よく目にする「血の道症」にも効果があるそう。最初は血の道症??と思っていて、なんとなくの雰囲気でこんな感じ?と思っていたが、「女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状」を指すそう。いわゆる更年期障害と何が違うのだろう。。

黄連:内臓部(心&胃)の熱、中焦を取る
黄芩:内臓上部(肺)の熱、上焦を取る
黄柏:内臓下部(腎)の熱、下焦を冷ます
山梔子:熱を尿から排出


で、この二つを組み合わせた温清飲は、血虚向け、特に血虚且つ熱を持つ人向けだそう。熱とは、温度感以外に、交感神経の興奮も含み、口が渇く、イライラ、眠りにくいなどとして表れる。血が足りないと冷たくなりそうなものだけどそうではないらしい。さらに血が増えると血圧が高くなってきそうだけど大丈夫なのかなあ。
漢方って不思議。

血虚の症状:
肌に潤いが無い唇が荒れる肌が乾燥して痒い、髪の毛が荒れる、眩暈ふらつきあたまがぼーっとする、耳鳴り、頭痛、手足の痺れ、筋肉のけいれん、こむら返り、不安感、焦燥感、忘れっぽい、動悸、眠りが浅い、生理が遅れる、月経不順など。

心当たりがあるものが多い。いつの間にこんなに不調だらけになったのだろう。。

ところでこの温清飲が強烈に苦い。匂いが気にならないのでそんなに苦ではないが、ここ1年で色々な漢方を飲んだ中で一番苦いかも。
良薬口に苦し、だといいな。