My life! after diagnosed with BC

桃核承気湯はどうだろう②

続き。

 

 

いくらOTCとはいえ、他の薬も飲んでいるので慎重に。。

慎重投与:
・下痢・軟便の人→症状が悪化するおそれがある
・胃腸が虚弱な人→食欲不振、胃部不快感、腹痛、下痢等の可能性あり
・体力の衰えている人→副作用があらわれやすい&症状が増強されるおそれがある

他、注意点:
・含有生薬の重複に注意。特に大黄の重複に注意する
・甘草による低カリウム血症に注意、異常が出たら即中止
    低カリウム血症:血圧上昇、ナトリウム&体液の貯留
     →浮腫、体重増加、脱力感、四肢痙攣・麻痺等
・食塩制限が必要な人にも不向き
・大黄は子宮収縮作用や骨盤内臓器の充血作用で流早産の原因になる可能性あり

あとは甘草。これが結構気になって調べまくった。
炎症を抑えて体内の水を保つほか、色々な効果があり漢方の7割に配合されているらしい。その一方で、漢方薬の副作用としてもっと多いのは甘草の取りすぎが原因の偽アルドステロン症だそう。さらに甘草が入っている漢方や薬の他にも甘草を含む食品はたくさんあり、それらとの併用で過剰になる事にも注意が必要。味噌、しょうゆ、ソース、タバスコなどの調味料に幅広く入っているらしい。。
さらに、マメ科ということも気になった。高麗人参や甘草や葛根などはエストロゲン作用が指摘されている生薬で、米国では乳がん患者は高麗人参の使用は避けるべきだとどこかで見かけていた。なので、葛根湯とか栄養ドリンクの人参成分は避けていた。
でも、今は当帰や甘草は問題ないという意見が大勢を占めているらしい。(葛根と人参は積極的に摂らない方がいいらしい?)

大丈夫、と思った決め手はこれ。

https://www.kampo-s.jp/m_square/today/tkt/pdf/020.pdf

がん研有明の漢方サポート科の先生が書いている、がんと緩和と漢方に関する話。この中のP11に「ホルモン療法剤の副作用の特徴と漢方薬の適用」として、駆瘀血剤として桂枝茯苓丸、桃核承気湯、当帰芍薬散のいずれかを使うと書いている。
ということは、エストロゲン様作用とかを心配しなくて大丈夫と思っていいはず。

あとは国立医薬品食品衛生研究所が管理してるサイトに掲載の安全に使うための漢方処方の確認票。注意事項もまとまっていてわかりやすい。

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漢方セルフメディケーション 国立医薬品食品衛生研究所


桂枝茯苓丸で、長年悩みだった目の下のクマや肩こり、手足の冷えなど、血の流れが悪かったからの症状が改善したので、駆瘀血剤は可能なら続けたいと思っていた。

加味逍遥散の「疲労に効果がある」というのも気になるので、桃核承気湯があわなさそうだった場合は次の候補として考えたい。
週末には届く予定なので早速試そう。

汗が止まったり、便秘が改善したり、頭が高血圧風なのが改善するといいなー。