My life! after diagnosed with BC

桃核承気湯はどうだろう

 

外はすっかり涼しくて、紅葉も始まっているしトンボも飛んでいるというのに、暑くて汗を拭かない日はない、ここ最近。

社内で座っていても突然ふわっと暑くなって汗がつたう。家でも車の中でも店内でも、体感温度はそこまで高くないけれど暑くなって、首筋から額、フェイスラインに汗が流れる。もしかして室温(気温)高い?と思うが、しばらくしてホットフラッシュが収まると快適な環境。。

今ひとつな感じなので今年最後の緩和ケアを受診前に、漢方を代えてみたいと思って調べはじめる。自分で調べた中では、加味逍遙散がよさそうかも、と思っていた。

 


加味逍遙散を買おうとネットで探していると、色々な漢方薬局が回答しているサイトがあった。そこでネット相談を受け付けていたので、今までの経緯とホットフラッシュを抑えたい&疲れやすいのを改善したいという内容で質問してみた。
電話でもう少し詳しく話を聞いてもらった結果「桂枝茯苓丸はあっているが、体内で血をぐるぐる回している。同じ系統の駆瘀血剤で、気と熱を逃がすものがあるのでそちらがいいのでは」とのこと。
それは何の漢方なのかは具体的には言ってもらえず、買ってくださいということだったのだが、駆瘀血剤・便秘の改善・気を逃がすというキーワードから、桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)ではないか‥とあたりをつけてみた。

駆瘀血剤という括りのもので、桂枝茯苓丸や当帰芍薬散と近い目的と配合らしい。

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画像お借りしました:http://www.kigusuri.com/kampo/kampo-care/008-2.html


桂枝茯苓丸と桃核承気湯で重なっているのは桃仁と桂皮のみ。桃仁は瘀血を改善する。瘀血に効く牡丹皮はないけれど、大黄が余分な熱を下げて血を巡らせる。

ツムラ漢方桃核承気湯エキス顆粒 | 製品情報 | LIFE with KAMPO | ツムラ  

本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス3.0gを含有する。
日局トウニン  5.0g
日局ケイヒ   4.0g
日局ダイオウ  3.0g
日局カンゾウ  1.5g
日局無水ボウショウ 0.9g

 体力中等度以上で、のぼせて便秘しがちなものの次の諸症:
月経不順、月経困難症、月経時や産後の精神不安、腰痛、便秘、高血圧の随伴症状(頭痛、めまい、肩こり)

実証向け駆瘀血剤で、桂枝茯苓丸+便秘解消+精神安定という感じらしい。

ジェイゾロフト効果なのか、今はイライラしたり落ち込んだり興奮したりということはほとんどないが、もともとは短気だしすぐ泣くし便秘歴は長い。

大黄はプルゼニドと同じ成分の大腸刺激性の下剤成分なので問題なさそう。芒硝は天然の塩類下剤(塩化マグネシウムとか)で、腹壁での水分吸収を抑えることで便を軟化させるので、特に便秘がある人に効果があるそうで、特に硬くぎゅっと締まった乾燥したような便で便秘の場合は「承気湯類」がよいとのこと。(当てはまる)
承気湯類ってなに??と思って検索すると、「承気」とは生命エネルギーである気を巡らせて元気を出すことを指していて、これが必要な人は気逆になっているそう。
気逆とは、気の循環が乱れて、下降するべき気が逆流して上昇している状態で、動悸・発汗・不安感などで現れる。高血圧っぽい頭痛(頭に血が上って血管がどくどくいう感じ)とかも気逆の症状なのかも??

承気湯類は胃腸の熱を出す(清熱)ことで胃腸の働きを取り戻す(瀉下)効果につながり、消化管運動が改善することで向精神作用も期待できるらしい。

いくつかある承気湯類の中で女性向けなのが桃核承気湯で、「情緒不安定・物を投げる・家族にあたる・衝動買いをするといった症状がある」場合に使用するとか「狂のごとく」と表現されているとか書いてある‥ヒステリー症状ってこと?
今はジェイゾロフト効果で今までにないくらい情緒は安定しているし、そもそも、ものに当たることはない(片づけるのが嫌だから)、家族にもあたらない、衝動買いもあまりしないと思う。でも衝動的にわーっと食べることはあるし、似たり寄ったりかも?

本来素人考えで選ぶのはよくないとは思うが、桂枝茯苓丸があったことは間違いなさそうだし、桃核承気湯の適応にも概ね当てはまっているので大ハズレではないはず。

緩和ケアでたくさん処方してもらう前に、自分にあいそうか、症状が改善しそうかどうか、試しに飲んでみたいと思ってOTCで注文してみる。
1日3回、30包入なので10日分。おなかが緩くなるようならスキップしてもいいようだ。

 

長々書いたので続きへ。