ブルージュとブリュッセルの中間にあるゲントへ向かう。ブルージュまでの往復切符で途中下車ができるらしい。
ゲントは12世紀から栄えた古都。今はブリュッセル、アントワープに次ぐベルギー第3の都市。
繁栄期の大聖堂や市場が残る現代と中世が調和した歴史ある町並みで、フランダース地方最大の大学の町でもある。居心地の良いカフェや手頃な値段のレストランが集まっていて「花の都」とも呼ばれる。
ベルギーは地方によって公用語が異なって、ブリュッセルではフランス語、アントワープやブルージュではオランダ語が公用語になる。ゲントはフランデレン地域(州都)なので、オランダ語読みの「ヘント」になるそう。難しいー。
素敵な駅に到着。
駅前にはピアノを弾いている親子(通りすがり)がいたり、
Freeで配布していたお茶を飲んだり。冷たくておいしい♡
ゲントの旧市街は駅から離れているとのことでトラムで向かう。
ここの券売機も故障中‥前で操作していた女性が有人の販売所まで連れて行ってくれる。その後も乗り方・降り方をレクチャーしてくれ、
着いた駅ではこっちに行くと教会、ギルドハウスはこっち、と説明もしてくれる。
ありがとう!
シンプルですがすがしい内装とステンドグラスもすてきだし
大きな12使徒が並び、ステンドグラスから光がさすのも素敵。
ミカエル橋からの風景。
川を挟んで東側をグラスレイ、西側をコーレンレイとよばれるギルドハウスが広がる。
グラスレイは「香草河岸」、コーレンレイは「穀物河岸」
たくさんの人が気持ちのいい夕方の時間を楽しんでいる。
こっちの遊覧船は営業終了だった。
ゲントではフランドル伯居城とか、ゲントの小便小僧とか、マスタード屋とか、大肉市場とか、鐘楼に上りたかったとか、気になる事がいろいろあった。
でも、この夕暮れの空間が気持ちよくて、川辺でのんびりすることにする。
ウエイターのおじさんにお勧めを聞いて「2種類、違うタイプのゲントのビール」と
ムール貝のMarinièreとワーテルゾーイ。
Moules a la biereというビール蒸しを食べたかったのだけど見つけられず。
ワーテルゾーイはゲントの名物らしいのでここで食べたかった♡
クリーム煮だと重いかも、と思っていたが、比較的さっぱり&野菜もたっぷりでおいしかった。じゃがいもごろごろ、ではなかった。
最後にもう1杯ビールと、ブリュッセル風がスタンダードだというゲントのワッフル。暖かいチェリーソースとアイスクリーム、ふわっと軽いクリームがカリカリのブリュッセル風ワッフルにあうー♡♡
この頃には日も沈みかけてライトアップが始まる。
トラムの電線(?)が写りこんでしまう。塔から出ている棒は日中は旗が架けられる。
ブルージュよりもゲントの方が圧倒的に好印象。
お天気も関係あるとは思うが、観光用の街ではなく生活用の街っぽいからだと思う。
トラムに乗って駅まで移動、その後ICでブリュッセルへ戻る。
遅くなっても薄明るいこともあるが、治安がよさそうで歩いていても不安はなかった。
ブリュッセル北駅周辺は夜の治安はあまり‥と書かれていたが、騒いでいる人や不審な人には近づかない・無駄に立ち止まらない・大きな道を歩く・人通り(どんな人かは選ぶけど)がある道を通る‥などの最低限の注意で大きな問題はなさそうな印象だった。でも、駅構内や外で屯している人たちは結構いたし、道を1本入るととたんに雰囲気が変わるところもあったので自分の勘を大切に。
ところでゲントのトラム、片道3€かかる。公共交通がもっと安いと思っていたが意外と高い。運転手から車中で買うと高いと聞いていたが、1回券は自販機でも有人窓口でも3€。一日券が自販機や窓口で買うと6€。そしてフランドル地方共通なのでブルージュでもアントワープでも使える。
ブルージュとゲントを一日で周る場合は一日券がお得かも。(先に調べればよかった)