ブルージュ(Brugge)は西フランドル州の州都。「北のヴェネツィア」「屋根のない美術館」とよばれる、中世の町並みが保存され、3つの世界遺産が登録されている街。
世界遺産は、ブルージュ歴史地区と呼ばれる旧市街、同じ歴史地区にあるベギン会院が「フランドル地方のベギン会修道院群」、鐘楼が「ベルギーとフランスの鐘楼群」という文化遺産だそう。どこを見ても絵になる風景が広がる中世のおとぎ話のような街。
水曜日には果物や野菜の朝市が開かれると言うので水曜日に行きたかったのだが、雨予報。この日は薄曇りだけれど、雨が降る前に行ってしまおうということで出発。
自販機もあったが、カードも現金も使えない。結局窓口に並ぶ。
ブルージュまで往復、ゲントにも寄るかもというと自動的に2等のチケットを発券してくれた。次の便はXX分のYYホームだよ、と教えてくれる。ありがとう~。
電車は混んでいたが、次のブリュッセル中央駅で地元の方たちがたくさん降りたので座ることができた。中央駅からも、次の南駅からも同じくブルージュを目指すらしい観光客が大勢乗ってきた。一時間立ちっぱなしは体力を消耗するので、北駅スタートでよかったね、と話していたが、座りきれない人の多くは気にせず床に座っていた。。
ブルージュ到着。
旧市街までは徒歩で10分程度とのことなので人の流れに沿って歩いてみる。
鐘楼のてっぺんは見えているのでおおよその方向はわかるが、だんだん右へ左へと人が分かれていく。どの方向について行こうか、と適当に歩いてみたがこれがあまり良くなかったらしい。
途中、かわいい声がしたので振り返ると、開いた窓際にふわっふわの猫♡
もうしばらく歩くと、ようやく屋根が段々の建物が出てきた~!
教会や銅像があって、
地元の人っぽい親子が遊んでいる広場にでたところで、行きたかったThe Chocolate LineとDumonが目に入る!どちらもブルージュのショコラティエ。
まずはチョコレートラインへ。思っていたよりも安心価格&カジュアルな感じで、店員さんに相談しつつ気になるチョコを選ぶ。
紫のパッケージもかわいかったし、どれもおいしい!
中でも店員さんおススメの、スカルの形のが一番おいしかった。ハードな見た目に反して中がとってもフルーティ♡
次はDumonへ。
空いていていたこともあるのか、店員さんがすごく親切で買いやすかった。
こちらのお店は、説明タグ(?)が一切ついていないので、勘で選ぶかお任せで選ぶか、一つずつ説明してもらうか。途中まで説明してもらったが、後半は見た目で選び始める。一つずつリボンを結んでくれてかわいい♡
チョコレートをかじりながら旧市街のメイン、マルクト広場へ向かう。
スペキュロスを買ったり、ワッフルを食べたり散歩を楽しんでいたが、なぜかまったく水辺に出られない。水のにおいを求めてさまよっても、地図を見てもナビを見てもなぜかたどり着けず‥運河クルーズしたいのにー!
ちょっと疲れてきたのでビールを買ってクールダウン。
おなかも満たそうとフリッツも食べる。
落ち着いたところでもう一度歩いてみると、ようやく!船着き場発見!!
念願のブルージュクルーズ♡ひとり8€
お天気が悪いとやっぱり分が悪い。たくさん写真を撮ったがどれも今一つ。
乗っている間もふーん‥という感じ。
運河をくまなく、行き止まりまで行ったらUターンして次の分岐へ‥と結構長い時間乗せてくれる。私が乗ったボートは英語の解説が少ししかなかったが、フランス語圏の人たちは楽しそうだった。運転手さんによって違うのかな?
運河沿いを散歩する。
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Snowyがいないからなぁ、と思って止めたのだけどこれを買わなかったことを後悔。
併設ショップにあったピンクの象・デリリュウム (Delirium)の小さいサイズのグラスも 、結局他では見つけられなかった。(大きいのはあちこちにある)
やっぱり見つけた時に買わないとだめなんだよね。わかっているのに、毎回失敗する。
旧市街を離れて、ブルージュで一番見たかった風車のある風景へ。
白い風車はSint-Janshuis Mill。
黒い方はBonne Chieremolen。
マルクト広場から徒歩で20分くらい、旧市街東の運河沿いの土手にある。
この土手をずーっと歩くと、Dammeという小さな町へ行くボートがあるらしくて、その途中にはもっとたくさんの風車があるそう。それに乗りたかったのだが、歩く距離がかなりありそうだったこと、ボートの運行数がかなり少ないこと、天気が今一つだったことで、ブルージュはここでおしまいにすることにした。
十字の門の近くのバス停から駅までバスに乗って戻る。
駅まで、10分くらいで割と近距離(そもそも歩けるくらいだし)なのに、ひとり3€。ヨーロッパって自家用車を制限するために公共交通は安い価格設定だと思っていたのでびっくりする。