My life! after diagnosed with BC

Online Breast Calculatorsへようこそ

前回再発率とか薬の上乗せとかを教えてもらえなかったので自分で調べたと書いたが、その時お世話になったサイト達。


よく聞くのはAdjuvant! Onlineだが、残念ながら私は一度もうまく表示できたことがない‥どんな項目でどんな結果が出るのかとても気になる。

なので、イギリスバージョンのPREDICT。

:: Welcome to predict.nhs.uk site ::

使い方は簡単で、病理結果が分かっていれば質問に答えるだけ。
英語表記だが、上から順に、年齢、発見したきっかけ(検診/自覚症状)、最大浸潤径(mm)、グレード(核異形度:NA+ 核分裂度:MC)、リンパ節転移の数、ER陽性/陰性、HER2陽性/陰性、KI67高値/低値(15%が境界だったかな?)、ケモの実施(なし/アンスラサイクリン4クール以下実施/タキサン実施)を入力して「predict survival」を押すと5年と10年の生存率&選択した術後療法の上乗せが計算される。
Ki-67が15%からPositiveになるので、どういう結果が出るだろうと思っていたが、私のケモの上乗せは5年で0.3%、10年でも1%。
OP前の生検での結果で入力する場合、浸潤径が17mm大きくなり、KI-67はNegativeとなる。このデータの組み合わせで計算すると、10年生存率で0.9最終病理(手術標本)の方が下がることになる。浸潤径が変わってもKi-67が多少変わっても、大きく数値は動かなかったが、主治医が病理前にぽろっと言った「グレードが高ければ化学療法を勧めざるをえない」の言葉が気になって、術後病理の数値のまま、グレードのみ1→2→3に振り替えて計算してみると確かにケモの上乗せがどんどん大きくなった。

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もう1サイト、こちらは15年生存率ともう少し細かい治療別の上乗せが出る。

Breast Cancer Treatment Outcome Calculator

年齢、浸潤径(cm)、リンパ転移の数、ER(不明/陽性/陰性)、PgR(不明/陽性/陰性)、Her2(不明/陽性/陰性)、腫瘍種、グレード、ホルモン療法の種類、ケモの種類を入力。Update GraphをクリックするとTNM分類やステージが表記される。最初のグラフは見ずらいので、「Display as」でPictgramを選択すると直感的にわかりやすい15年後の生存率、治療の上乗せが表示される。
コメントで「15年後、100人の同じような人のグループで4人はがん以外で、5人はがんが理由で亡くなり、89人は生きている。治療によって91人が生きることができる」と書かれている。
Stage1でも15年後に死ぬ確率は、がんじゃない人に比べて倍以上なんだと改めて思い知らされた。
このサイトだと、15年でホルモン療法で恩恵を受けるのは2%だが、ケモの上乗せは3%と計算される。ホルモン療法なしでケモのみだと4%の上乗せ。
ケモは不要、とはっきり言い切られたのだが、このサイトの結果上乗せの低さ、再発率の低さ)を見て10年(もしくはそれ以上?)のホルモン療法を続ける必要があるのだろうかと悩んだ。
ここでも同様にグレードを1から3に振ってみると、結果的な生存率には大差ないがケモの恩恵が大きくなる。PgRをNegativeにしても同じ傾向があり、LuminalAとBの境目がなんとなく感じられる。

ホルモン療法の必要性に悩む前には、LuminalBではないかという心配もした。
ERは100%、PgRも95%、グレード1だったが、針生検の時点からKi-67が5%から20%に、MCが1から2になっていて、生検時の印象よりも増殖が盛んなのでは?という印象を受けていた。最初の生検は病理専門の検査機関へ外注しており、最終病理は転院後の病院の病理部が実施している。病理医が変わったこともあるが、「KI-67の染色に多寡があり」と記載されていたので、低い部分と高い分が混在していて針生検時は低い部分を採取したのだろうが、手術標本では分裂期の細胞がもっと多かったということ。

ここから実はケモが必要なのではないか?という疑心暗鬼にとらわれて、OncoTypeDXを受けようか悩んだ。「この結果なら(比較的ケモ実施率が高いここの病院でも)誰も必要だとは言わないよ」と、不要でしょ、という空気で言い出せなかったことと、万が一高リスク/中間リスクになったときの心の準備ができなかった。
そこで探し出したサイトがこれ。

http://www.breastrecurrenceestimator.onc.jhmi.edu/

ジョンズホプキンス大の研究チームが米国の5病院の患者でOncotypeDX検査を受けた1期/2期の1,113人のデータで作成し、OncotypeDXで予測したリスク分類を53%の患者に対して97%の精度で判定したそう。(半分の患者はほぼ正しく判定されたということ?残りの半分は外れた??)
こちらは詳細な見方がわからなかったが、私の結果は「類似症例のうち90%は再発スコアが3から20の範囲内に入っています。再発スコアが25超の高リスク範囲に入る可能性は1%未満です」だった。N=1113のうち315症例から計算されている。

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このサイトで入力した情報は、ホルモンERとPgRの陽性度、Ki67、HER2の陽性/陰性、Gradeの5種。計算されるRSは20<を低リスク、21-25を中間リスク、25<をハイリスクとしているよう。中間リスクよりも低リスクに入りそうなことで一安心。これがもう少し高いポイントにプロットされるようであればOncotypeDXの申し込みを希望したと思う。

ホルモン感受性のエストロゲンプロゲステロンへの腫瘍細胞の結合能、細胞分裂から増殖速度の指標Ki67、HER2タンパクの発現、細胞分化度と異形度の合計をGradeとして評価している。

OncoTypeDXの計算方法を調べてみた。

RS=
 0.47*HER2 group score
-0.34*Estrogen group score
+1.04* Proliferation group score
+0.10* Invasion group score
+0.05*CD68
-0.08*GSTM1
-0.07*BAG1

RSを高くする要因は一番がProliferation group、次がHER2groupで、RSを下げる要因はEstrogen group。Proliferation groupにはKi-67が含まれ、Estrogen groupにはERとPgRが含まれる。Gradeはどこの評価につながるのかわからないが、Ki-67とGradeは近い内容と理解している。

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OncotypeDXは遺伝子の発現量を調べるが、病理結果からわかるのはあくまでも免染の結果なので完全にイコールにはならない事は解っている。でも、最終病理は今の病院の病理部で評価しているし、自動染色装置を使って一括である程度のサンプル処理をしているので比較的高い精度を期待できると思いたい。

私の病院ではOncotypeDXの結果は、18<が低リスク、18<30が中間リスク、31≦高リスクと判断する。Oncoなしの場合は、リンパ節転移・脈管侵襲・Ki-67高値・NG3・腫瘍径30mm以上・年齢50歳未満をリスク因子としている。年齢のみリスク因子を持つことになるが、RSは18よりも低いスコアに入る確率が高そうなこと、ケモの効果は年齢や腫瘍径やリンパ節転移よりもサブタイプに影響を受けること、この病気は若年化しているというし他は問題ないことなどを考えると、やっぱりケモ不要ということで納得できた。

最後に漢方。以前参考にさせてもらっていたサイトの証検証がサービス終了となったのでこちらにお世話になっている。


最近はぶっちぎりで血虚(血液不足)。他、陰虚(潤い不足)・痰湿(ため込み)・気虚(元気不足)の症状もちらほら。ゼロだったのは気滞(いらいら)。以前は瘀血(血液どろどろ)&水毒一択だったが、瘀血は桂枝茯苓丸でずいぶん改善されているっぽい。
以前は血の道症(更年期の諸症状のことらしい)が気になっていたが、今は肥満に効果がある漢方が気になる。会社の先輩(男性だけど)が漢方ですっきり痩せていたので私も試してみたいー。

 

いろいろ書いたが、あくまでも私自身が自分を納得させるために調べたことで、それぞれの信憑性は正直わからない。出てきたデータが正しいかどうかもわからない。結果に相関があったのは偶然なのかもしれないし、思っていたのとは異なるデータが出るかもしれない。
なので、いつも通り自己責任。