工事が遅れているのか1月末で仮設駐車場の混雑から解放されるはずが3月まで延期になっている。。早めに行ってよかった、今日は1時間10分待ち。
午後遅めの外来だと駐車場も大分空くので待ち時間も少なくなるが、形成外来は週3回の午前中のみ。
駐車場待ちの間、後ろに並んだ車から女性がトランクを持って降りてきた。多分、今日入院の人だと気付くと途端に胸が苦しくなった。
その人は（パッと見は）元気そうにしていたし、今の私も元気だ。でもちょうど入院していた部屋の窓から見えたのは仮設駐車場で、さらにこの季節が重なるとあの時の苦しさで今でも息が詰まるらしい。
そんな気分を紛らわそうと音楽をかけ、YouTubeを見、憂鬱な気分から逃れようとしたがやっぱりどうにも気持ちが晴れない。車を停めて院内に入ってからも入院の案内を聞いている人や術前検査の説明を受けている人、病衣を着ている人を見る度に動揺した。
今日形成主治医にお礼を言えたように、再建の出来上がりにはおおむね満足している。見た目の問題は気にならず、体調もよくなり、少し前には「心配しなくても大丈夫と去年の自分に教えてあげたい」と書いた。それでも、あの時の胸を失う絶望感や一番仕事が忙しい時に働けない悲しさ、初めての入院で感じる閉塞感、この先自分がどうなっていくのかわからない不安感はきっと忘れることはできないものなのだろうと思い知らされた。
質問したかったこと＆返答
・傷跡、その後どうか→順調だね
・やっぱり赤みが気になるし中心辺りは傷が広がっている気が‥
→赤みは引きはじめているからこれからよくなるよ、傷も盛り上がっていないので大丈夫。中心部は端と比べるとどうしても緊張（張力）がかかるから仕方がない
・テープはいつごろまで貼るといいか→もう貼らなくてもいいよ
・ヒルドイドを塗ると傷がきれいになる、でもテープも張りたい。どっち優先がいい？
→テープはもういいのでヒルドイド優先して
・傷のうえ辺りが扁平に感じるが対処方法はあるか→もう少し様子を見て
・なんとなく感覚が戻ってきているような気がする。もどるもの？？
→個人差があるけど戻ると思うよ、でも完全には戻らないかも
以下聞き忘れ‥
・マッサージをすると柔らかい質感になると聞いたがほんとう？
・もしそうなら私もマッサージして大丈夫？
・お勧めのマッサージ方法があればおしえて
・マッサージ、傷には悪そうだけど大丈夫？
アトレステープはもうテープ自体貼らなくてもいいんじゃない？というスタンスだったので聞かなかった。マッサージの話は完全に聞き忘れ。会計を待っているときに、あ！！と思いだしたが、今更戻るほどのことでもなかったので次回へ持ち越し。感覚の話辺りでカーテンを閉めて服を着始めて、着終わったところで今日こそお礼を言う！と私が焦ったから。多分、ちょっと話をさえぎる勢いで「先生！‥」と話し出してしまった。
ちょっとびっくりした顔をしていたけれど、ちゃんと手を止めて向き直ってくれた。初回手術の時からわがままばかり言っているけれど、きれいになおしてくれてありがとうございます、おかげで気持ちも楽に過ごせている、というようなことを伝えたら、にこにこしながら聞いてくれた。で、これからまだまだこの先長いお付き合いだからね、と。
今年になってインターンの先生はいなくなってしまっていて、彼にはお礼を言えなかった。なんでも思ったらすぐ言わないと＆やらないと機会を逃してしまうのね。
そもそも、私は感情を言葉にするのが苦手で、うれしい・悲しい・好き・嫌いといった自分の感情を相手に伝えることは避けているような気がする。
去年は乳腺主治医に、医局都合とか転勤とかでいなくなっちゃうとかないですよね！？と聞いていた。笑ってそれはないよ、と言っていたが、外科系2人はいついなくなるかわからないのではないかと思っている。色々思うところはあるけれど、私は3人の主治医が自分の担当をしてくれたことに心から感謝している。でもその感謝は半分も伝えられていないと思うので、今からでも少しずつでも伝えていこう。
次はまた3カ月後。術後8カ月になるけれど、乳輪乳頭再建の話は出てこない。インプラント入れ替えの話も7月希望だったよね、じゃあこの日に‥みたいな感じで突然だったからまた突然言われる？傷跡気にしているからか、再建しなくていいでしょ、と思っている？次回まだ話が出なかったら聞いてみよう。
あとはヒルドイド処方してもらって終了。
行きつけ調剤薬局では薬の情報と共にジェネリックの情報が記載されてくる。ヒルドイドは大した金額ではないので気にしていなかったが、ヒルドイドが1,070円、ビーソフテンローションが410円と記載されていた。3本分での金額なので差額220円/本。っていうか、ビーソフテンローションってそんなに安いの？そりゃあ美容液代わりに希望する人も出てくるよね‥。
私は元々あまり乾燥肌ではないので顔に塗ろうと思ったことはないが、確かに患側と健側のわき腹辺りをみると患側のほうが潤っている感じがするかも。
そして薬剤師からは一日数回塗って下さいねー、と言われた。お風呂上りに一度塗るだけで一日1回なんですよ、足りないですかねー？と言ったら、え？もっと塗ってください！とのこと。うーん、朝晩2回がせいぜいか。でも、こまめに塗ればもう少し潤って傷の赤みも早く引くのだろうか。会社でも塗り直しするなら、以前の25gの小さいタイプがよかったなぁ。旅行に行くにも小さいのが便利だった。
他にも、ジェネリックにはスプレーがあるとか、ヒルドイドにはゲルもあるとか。傷跡を触るのが気になっていたのでスプレーを試してみたいなあとか、ゲルも朝とかすぐ着替えたいときにいいかも、と思って調べたが、ゲルには皮脂欠乏症の適用はなく、保湿目的では処方しないらしく、ノンオイル・ノンアルコールのヘパリン類似物質スプレー剤、ヘパリン類似物質外用スプレー0.3%「日医工」（旧：ビーソフテン外用スプレー0.3%）はローションと同じで皮膚保湿に適応があるらしい。
でも、ヒルドイドの処方はいろいろうるさそうなので特に困っていないし黙ってそのまま使おう。処方箋の記載も、「全身の保湿」から「胸部の保湿」に変わっていたし。
ヒルドイドソフト軟膏0.3%/ヒルドイドクリーム0.3%/ヒルドイドローション0.3%
血栓性静脈炎（痔核を含む）
血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患（注射後の硬結並びに疼痛）
凍瘡
肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防
進行性指掌角皮症
皮脂欠乏症
外傷（打撲、捻挫、挫傷）後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎
筋性斜頸（乳児期）
‥ただの保湿剤程度に思っていたけれど、色々効能があった。注射後の硬結や疼痛はLEUの跡に塗ってみよう。
肥厚性瘢痕・ケロイドの予防にも適用があった。傷跡にももっとまじめに塗ろう。
そして、たくさん塗るよりも一日2回塗った方が効果的なよう。
で、適量はというとローション一円玉分くらいで0.5g、これで両手の平相当分とのこと。私の胸は片手でちょっとはみ出るくらいなのでセンチネルやドレーン跡も含めて少し広めに塗ること思うと0.5g位でいいのかな。
手術するまで、乾燥が気になるときはいいにおいのするボディーローション、それでもダメなときは尿素配合クリームを使っていた。なので、なんとなく尿素配合クリームのほうが潤う気がしていたが、データを見るとヒルドイドのほうが潤うらしい。
だいたい8時間くらいで効果が下がり始めるので、一日3回が妥当な感じ？漢方を飲むタイミングで保湿、をできる範囲でやってみよう。
あと、写真撮影時の腰に手をあてて、は特になし、ふつうに棒立ちのまま診察で終了。こっちも次回言われた時に聞いてみよう。
