到着翌日、今日は午前中デリー観光、昼食後からジャイプールへ移動。
朝食はルームサービスとのことだが、単にレストランを併設していないから。
アルミホイルにくるまれたトースト、薄焼き卵っぽいオムレツ、バター・ジャムとチャイ。今まで食べた海外旅行のホテル朝食でおそらくもっともシンプルな内容。この先のホテルに不安になる。
入口にはセキュリティゲートがついていたが、初日だし敷地から出ることができないまま背伸びしてホテルの周りの写真を撮る。すぐ向かいに果物屋台が出ている。買いに行きたい。
昨日のドライバーとガイドが迎えに来て、まずはデリー市内観光。午前中は世界遺産3連発。
赤い砦ラール・キラーは外観のみ。修復中で独立記念日が近いとのことで近づけない。とりあえず写真だけ撮って終了。結構な街中なのに大きな猿が目の前を駆け抜けていく‥。
次も世界遺産、5層からなる高さ72.5mの塔クトゥブ・ミナール。
事前にざっとガイドブックで見ていた中ではあまり期待していなかったのだが、私がイメージしていたインドの遺跡とは全然違っていて面白かった。
びっくりするくらい高い塔なのに近くで見ると細かい彫刻が素晴らしい。(ロマネスコに見えて仕方がないけれど‥)
小学生の遠足や
インド各地からの観光客もいた。
旅行が楽しいのは皆同じ。彼女たちは南インドから来ているそう。途中何度も行き会ったが、その都度手を振って笑いかけてくれた。
今日の最後はムガル朝時代のイスラム建築の傑作フマユーン廟。案内犬がいた。
課外授業だという子供たち。手を振ってくれたので振りかえすとすごいカメラ目線率!
続いてタンドリーチキン発祥の店(本当に??)でタンドール付ランチ。
日本人の先客2組とガイドしかいない店内。辛めにして、とリクエスト。シシカバブ・タンドリチキンにチキンカレー、ダルカレー、ジャガイモとピーマンとトマトのサブジ、野菜のカレー、ライス、ナン、アイスクリームにチャイ。
料理はそこそこおいしかったのだが、なぜか私たちのガイドだけ同じテーブルで食事を始めた。別にいいのだが、現地ガイドが同席するのは初めての体験だったのでびっくり。
食後は一路ジャイプールへ移動。ただひたすら250kmのロングドライブ。退屈・・寝ておこうと思っていたのだがインドの風景が面白すぎて寝る暇なんてない。
牛はいるし
車は逆走しているし
サルもいるし
ハイウェイなのに羊の群れもいるし
道でグアバも売っているし。
このグアバ、駄目だろうなーと思いつつ買ってもらった。除菌ティッシュでふいて水で洗って、これなら!と思ったのだが売っていた青年が錆びてない??というカッターナイフで四つ割りにしてくれた。やや尻込み気味の同行者、ガイド、ドライバーと一緒に路上で食べる。普段口にするグアバのような甘さはないが、さっぱりして美味しかったー。
さらにジャイプールへとひた走る。道が混んでいたこともあり日が暮れてしまう。
ここから先は暗いので写真も撮れない。眠たくなってうつらうつらしたところでジャイプールに入る。
途中、見たいと言ってあった水の宮殿の横を通る。写真を撮りに一瞬車から降りたがいいアングルまで歩くのはダメとのこと。いい写真は撮れなかったが水面にライトアップが映って素敵だった。
ようやくホテルに到着。連泊なのできれいそうでよかった。
ホテルのブッフェで夕食。可もなく不可もなく。その後ドアの前のテーブルに座って話をしていると明らかにお出かけ用のきらびやかなサリーをまとった女性が続々と車でやってくる。
こんなイメージのゴージャスな雰囲気。
すぐ向かいにパーティー会場が設営されていてそこに吸い込まれていく。子供も大人も本当にきらびやか。母娘でお揃いのサリーの人たちもいる。おそらく親族だろうな、という感じで久しぶりに会ってうれしそう。子供たちは自分より少し年上の人たちにまとわりついている。憧れのお兄さん・お姉さんといった感じ。
ずっと見ていると手招きされて会場へ入れてくれた。片言の英語と片言の日本語で説明してくれた内容では、Ring Exchangeのセレモニーだという。PM21:00のスタートに向けて今人が集まっている、彼らはホテルのオーナーの親戚だとのこと。どうりでゴージャスなはず。かなり小さい子供たちもいるのに21時スタートというのもお国柄か。
子供たちと少し遊んできれいな女性たちを見学させてもらってシャワーを浴びに部屋に戻る。しばらくすると今度は打ち上げ花火がどんどんあがる。パーティーは夜中まで続き、その後彼らはホテルに泊まったらしく、朝まで部屋を出たり入ったり、歌ったり子供が走り回ったりでとにかく賑やかだった。
ホテルのお湯はよく出て部屋もきれいで広い。ただ、ドアが薄いのか彼らの声が大きいのかその両方なのか、賑やかすぎて何度も目が覚めた‥。